LOVE!LIFE!ENJOY!

好きなものなんでも書く場所になってます

Debut四ノ宮那月√感想

 

Debut四ノ宮那月√の感想です!!!!

 

ほんと、四ノ宮さんはゲームやらないとわからないことが多すぎるので、やりがいがあったし、やればやるだけグングン解像度が上がる上がる......

そんな四ノ宮さんの物語をDebutまで見届けることができて本当によかった......3作やった甲斐があった......。

 

例によって、わりと思ったことをなんでもつらつらと書いている感想ですので、なんでもOKな人どうぞ!

 

 

【目次】

 

・自分の人生のけじめは自分でつける強さ

・Top Star Revolution

・Debutでも「うたの」プリンス

・美風ェ......

・これが噂のCERO Z

 

 

=====

 

 

・自分の人生のけじめは自分でつける強さ

 

 

四ノ宮那月√、何から書き始めていいか迷ったんですが、やっぱりここ。

 

ヴァイオリンコンクールに出て、砂月を弾いた。

 

 

そんなにきっちり片をつけるのか、と。

なぁなぁに......というか、「過去」としてもう置いておくこと、蓋をしておくことだってできた。もうさっちゃんとも統合したし、春歌ちゃんもいる。リピートとAASSで十分に向き合った。それでいいじゃないか......と。

でも、四ノ宮那月は、クラシックにはクラシックの土俵で片を付けて、「卒業」して、「アイドル」へと転身する。

強い。本当に、強い。

 

 

そもそも、Debutの那月、信じられない成長っぷりで、すごい。

元々、七人の中でも大人っぽいところはあったけど、不安定で、リピの間は砂月と入れ替わりながらどうにか生きていた。AAでは、独占欲が大暴走したり、砂月の振りをしてやりくりしたり、どうにか成長して強くなろうともがいていた。

 

その那月が、Debutでは4月の段階から(かつて独占欲を刺激された相手である)セシルが出てきても動じずに春歌ちゃんのことを愛している描写がある。それだけでも、うお~~~AAからの成長!すごい!と思っていたのに、中盤からは怒涛のように美風藍が春歌ちゃんの時間を占めていく。それに、春歌ちゃんだけが藍ちゃんの秘密を知ってしまったために、秘密の存在が春ちゃんと藍ちゃんを結び付け、逆に那月と春ちゃんを疑心暗鬼にさせる。

(金八みたいなこと言うけど笑、「信じる」ことは「人に言う」と書くから、言えないことがあることが「不信」につながるのは当然なんだよね.....。)

 

 

大切な春ちゃんを誰かに奪われることは、本来独占欲の強い那月にとっては、かなりのストレスなはずなのに、耐える。

さらに、美風藍パイセンの地雷の踏みっぷりがすごい四ノ宮那月√。そもそも独占欲云々以前に、砂月誕生のきっかけが「信じていた人に裏切られた」である以上、春歌ちゃんという大切な人が、自分ではなく藍ちゃんを選んだかもしれない、という事実は何よりも那月くんのトラウマを刺激するはず。

 

それでも、那月くんは、自分一人で対処する。

 

暴走しない。砂月のような声でクマに話してもらったり、あらゆる方法で四ノ宮那月は「強く」あろうとする。

しかも、これが本当に四ノ宮那月さんの強さであり優しさの真骨頂だなぁ...と思うんですが、「春歌ちゃんが裏切ったかもしれない」ことよりも、「自分が春歌ちゃんを信じられない」ことに自己嫌悪する。

「僕はそんな僕が大嫌いでした。大好きな友達や仲間を疑ってしまう自分が許せなくて、辛かった。」

「さっちゃんは、僕を助けるために、疑う心を引き受けてくれたんです。」

 

もちろん、このなんでも自分の中で抱え込んで耐えようとする「那月」本来の「強さ」が、キャパオーバーを起こして生まれたのが「砂月」ならば、これは「強くなった」のではなくて、実は元から「強かった」のかもしれない。

 

 

本当は、人はそんなに強くなくていい。

誰かのせいにしていい。

誰かを恨んでいい。誰かを憎んでいい。

そうやって、人のせいにすることで、そういう「弱さ」故に生きていける。

 

 

でも、那月くんは、それを選ばない。優しくあるために、人を恨まないために、自分が「強く」なることで対処をする。

ある程度の「強さ」がなければ、人は他人に優しくできないし、人を赦すことはできない。那月くんの「強さ」は、そういう風に優しく生きるための「強さ」なのだと。

 

 

そして、9月には、ヴァイオリンのコンクールに出て、審査員であるトラウマの元になった女性の前で、「砂月」を弾く。
(※ここでも美風藍さんが地雷踏み抜き要員として出てくるのがまた...!なぜ藍さんに砂月を弾かせる!!???しかも、博士がわざわざUSBに入れてヴァイオリン演奏データを運んだことで、間接的に春歌ちゃんにこの地雷踏み抜きの手伝いをさせている所がギルティすぎる。)

 

ヴァイオリンコンクールで圧倒的な実力を見せつけて優勝したあと、その先生に握手して感謝する。

「極めようとすれば苦しくて、泣きたくなることもありました。それでも、僕は音楽が大好きです。ありがとうございました。」

 

 

ねぇ、盗作したあなた、どんな気持ちだった?

「自分の曲」ということに世間ではなっている盗作した曲を、本来の作曲者である教え子が自分の前で完璧に演奏した気分は?

その教え子が、わざわざ感謝し挨拶しに来た気分は?

 

 

那月くんは、別に当てこすりのためにやっている訳ではないし、感謝の言葉も皮肉ではないと思う。本当に、心の底から自分の中でけじめをつけるためにやったのだと思う。

それでも.....それでも、盗作するような人間には、自分の才能の無さと人としての格の違いを見せつけられたような、途方もない「敗北」でしかなかったんだろうな。

那月くんの真意はわからないけど、ここに那月くんの圧倒的なやさしさと才能が、「圧倒的」であるが故に最早暴力的ですらある、という事実が顕著に出ているのもまた皮肉だな、と思う。

あのヴァイオリンの先生、コンクールの後も音楽活動続けられたのかな......。まぁ、一度始めた嘘をそう簡単にやめることなんかできないのかな...。

 

 

なんにせよ、那月くんがあの女を「赦す」ようなことをした事実が、人を赦せる人間の「強さ」だと思った。

 

それに、結果として那月くんは「アイドル」を目指す。「アイドル」を選ぶ。

ここまで圧倒的な才能を見せながら、決してクラシックを選ばない。

これもまたクラシック界にとっては「もったいない」ことなのかもしれない。そういう意味では、クラシック界にとっては「損失」であり、ああ、那月くんは自分の納得する方法で、人を赦し、人を愛し、それゆえに徹底的な復讐(那月くんはそんな言葉を絶対に使わないと思うけど)を結果的にしたんだ.........と、本当にゲームの画面を見ながら鳥肌が立ちました。

 

人を愛し、己の好きなものを「好き」と言うための強さを手に入れる那月くん。

そして、表現を求めて「アイドル」を選ぶ。

 

 

・Top Star Revolution

 

「アイドル」を選ぶんですよ!!!!!!!

 

AA那月√の時に、一番印象が変わったのが那月くんで、彼はもう音楽を楽しいと思えないかもしれない......と思ったときに、「アイドル」に出会っている。その「アイドル」の表現に、衝撃を受けて、アイドルを目指す。

 

lovelifeenjoooooy.hatenablog.com

 

だからこそ、元々HAYATOオタの春ちゃんに負けず劣らず、自分の中の「アイドル」像がしっかりしている。しかも、自分の中で求める音楽のレベルも高い。

すごくすごく高いところを目指している。

「お星さまみたいに、一生懸命自分を燃やして銀河で一番輝きたいのに.....。お星さまのつもりでいたのに......」

大恋愛エンドの春歌ちゃんのモノローグは「歌の力で自ら一番星となり、みんなを導き、ひた走る。これが那月くんの歌の力。」と言っている。

そういう高いレベルを目指している姿が、きっちり描かれている。那月くんは自由度の高い表現と、その結果として「人を応援できる」ようなアイドルになりたいと願っている。そして、Debutを通じて、それへの一歩を踏み出す。

 

「あなたが僕を導き、夢への道を指し示してくれたように、僕もまた誰かを照らす星になりたい」

 

それこそ、初めて那月くんのソロアルバムの中でこの曲を聞いたときは「Top Star Revolution」っていうタイトルがピンと来なくて、笑

柔らかくてふわふわした人だから、ガツガツと「トップスター」なんて強い言葉を使うイメージが無かったんだけど、AA⇒Debutとやって、初めて、ああ、なっちゃんの中で「アイドル」ならば「トップスター」でなければならないんだ、と。やっと、「アイドル・四ノ宮那月」を掴めた(気がする)Debutだった。

 

なんていうか......うまく表現できないのだけど、四ノ宮さん、「己を貫く」という強さを得た、よね。

だから、クラシックを卒業して「Top Star Revolution」を歌える。

 

「トップスター」という高い目標と理想を掲げるだけじゃなくて、そのために過去を整理し、退路を断ち、そしてわがままなくらい表現を追求する。

ヴァイオリンじゃなくてヴィオラヴィオラでもなくてアイドル、というのを有り余る才能で「なんとなく」やるんじゃなくて、「選択」にする。その背景には、「自由に表現したい」っていう圧倒的な自己があって、それを貫きたくて、それを求める形で表現するわがままさ。

「トップスター」には、そういう、強引なくらいの強さがある。

 

那月くんが元々持っていたものではあるけど、砂月と統合して「一人」としての「自己」になって、逃げではなく「卒業」と「選択」をして、自分の表現を追い求めた先のDebut。

それが、少し厳しい印象すら与える「トップスター」の語を冠した激しい音楽に込められている。

はぁ~~~~~~本当にかっこいい......。

 

 

 

 

・「うたの」プリンス

 

何より、そんなTop Star Revolutionを作る過程が、Debutでもとことん「うたの」プリンスなのが、すごく好きだった。

Debutでは、人によっては、お芝居でもらった役柄が原因でふさぎこんだり、アイドルであるが故にいろんなお仕事をする中での「デビュー」が描かれている人もいたけど、四ノ宮那月√はどこまでも「音楽」の話だったし、「歌」の話だった。

 

そして、「キスよりすごい音楽」から始まった物語にふさわしく、「音楽」なら、二人で一つになれる、を体現する。

 

 

Debutは、「自分の人生のけじめをつけられるのは自分だけ」を地で行くので、乙女ゲームなのに、恋愛パワーで解決できることが少なすぎて春歌ちゃんはただ見ていることしかできないことが多い。さらに、音楽パワーでなんでも乗り越えられるわけでもなく、業界のアレコレに揉まれる。こう...なんていうか、「無敵!」のカードが存在しない。

 

那月√も例によって、クラシックへのけじめは那月一人でつける。春歌ちゃんに至っては、藍春疑惑が発生してしまい、それをめぐる葛藤もなっちゃん一人でやるしかない。自分の人生は、自分しか背負えない。苦しいね。

友ちゃん「自分の人生なんだから、ちゃんと自分で決めなきゃダメだよ」

 

 

だからこそ、春歌ちゃんさえも遠ざける。

 

「何をしても上手くいかない。理解されない。みんな僕を置いていなくなる。あなたには僕の気持ちは絶対にわからない。」

「口で説明できるくらいなら悩んだりしない。僕自身、僕を理解しきれていないのに他人のあなたに何がわかるって言うんですか」

 

「これは僕の戦いなんです。僕がひとりで乗り越えなくちゃいけない。」

 

 

 

 

......しんどい。

 

 

どんなに愛しあっても、人と人は「他人」だし、究極のところ「わかる」ことはできない。

 

一般論でも苦しいけど、砂月という那月の「片割れ」に託された春歌ちゃんには、余計につらい言葉。

たぶん、砂月という「二人で一つ」だった存在に信頼された責任を、きっとどこかで春歌ちゃんは感じていた。

 

「砂月くんはわたしを信じてもう二度と同じことは起こらないと信じてわたしに那月くんを託してくれたのに......。」

 

ならば、こんな風に明確に、那月と春歌の間に線が引かれたことはどんなにつらいだろう......と、ここはプレイしていて胸が苦しくなった。

それに、翔√と違って、翔くんがここで那月の理解者として出てくる訳でもない。翔√の那月くんのような立ち回りを、ここで翔くんはしない。

どこまでもどこまでも那月くんは「一人」で「孤独」。

 

 

そして、春歌ちゃんも、それに直面する。

「仕事」で曲を作らなくちゃいけないから、締切もあるし、パートナーのことばかり構っていられない時もあるし、守秘義務もある。

あんまり直接に描かれていないけど、春歌ちゃんもまた、パートナーだからと言って「二人で一つ」という訳にはいかない大人の事情を抱えることになる。

何より、コンクールの演奏を見た春歌ちゃんが、那月くんはあんなにすごいのにわたしは曲ができていない!ふがいない!ひとりで頑張らなくちゃ!となる9月後半、完全に似た者カップルだよ......那春......あともうちょっと!という気持ちになりました。

 

 

 

そんな風に「一人」と「一人」になるけれど、四ノ宮那月√では、最後には、「音楽」は二人が一つに溶け合うことができる。

 

 

「一人」と「一人」になっていた春歌ちゃんの所に、コンクールを終えて(自分の人生の蹴りを自分でつけて)那月くんがやってくる。

 

「あのね。ハルちゃん。片思いだったんです。あなたが作ってくれた曲に足りなかったのは僕の歌なんだと思います。だから、片思い」

 

那月くんが歌詞をつけて、歌うことで生まれる「音楽」。

 

ここで、二人が一つになって、一人と一人じゃなくて、二人じゃなきゃできないことがある証明としての「音楽」が誕生する。

 

これが~~~~~本当に~~~~アツい~~~~~~~!!!!!!(じたばた)

大好き~~~~~~!!!!!!!!!!

 

わたしの曲。那月くんの歌。2つあって初めてわたし達の曲になる。

 

どれだけDebutがシビアでも、それでも!やっぱりこれが「うたプリ」じゃん!?キスよりすごい音楽じゃん!!?

人生よりも言葉よりも身体よりも、「歌」で交わるラブとロマンスが醍醐味じゃん!?

 

だから、あの、本当に好きになりました、Top Star Revolution.

 

 

「アイドル」に込めた強い想いと高い目標。

自分の過去にけじめをつけた那月だから書ける歌詞。

そうやって一人で戦う強さを身に着けながら「二人」じゃなくちゃたどり着けない音楽。

 

 

好きだ~~~~~!!!!!!

もう、「音楽」の才能あふれるなっちゃんが、こうやってずっとずっと「音楽」にこだわって、「音楽」で結ばれたカップルである那春が、どんな試練も「二人」の「音楽」を紡ぎ続ける状況が、本当に好きです。

 

あと!!!!Top Star Revolutionの激しさに繋がってると思うんですが、那春二人ともすごく強引!!!わがまま!!!お互いのこと絶対に離さない!!!

 

まず、四ノ宮那月さん。

「もう、優しいだけじゃいられない。どんなことをしても、どんな手段を使ってでも僕はあなたとの未来を掴みたい。」

「そのせいであなたを追い詰めることになっても、僕はあなたとデビューしたい。この気持ちを抑えられないんです。」

「......あなたが好きです。あなたが誰を好きでも、遠い存在になってしまっても、僕はあなたが好き。」

 

すごく切ない場面ではあるのだけど、たとえ美風を好きになったとしても絶対に僕は春ちゃんのことが好きです、宣言をしてくるのが、たまらなく四ノ宮那月さんで好きです。

 

そして、彼女の七海春歌さん。

「ごめんなさい。わがままを言っているのはわかっているんです。でも、想いを止められない。那月くんのクラシックへの想いを引き留める権利がないこともわかってる」

「それでも、わたしはあなたとデビューしたい。そう願わずにはいられないんです。」

 

自分の人生は自分で決める、を逆に言えば、他人の人生に口出しすることはできない。それはわかっているけど、でも絶対に四ノ宮那月さんとデビューしたい!!こっちに来て!!!!と言わんばかりの春歌さん。好きです。

 

優しくてふわふわな那春だけど、お互いへの強めの想いや、才能、こだわりの激しさは共鳴していて、そんな二人だから作れる音楽なんだろうな......。

 

 

 

・美風ェ......

 

翔√と印象かなり違う!!!!!

 

っていうか、翔√よりも性能高いですよね!?多分?翔√の藍ちゃんはピュアピュアだったよ!?

那月√では、那春が交際している(というか熱い言葉を交わし合っている)所の上にいたにも関わらず、エラーにならなかった!!(そこかい)

 

 

というのは置いておくとしても、独占欲の強いなっちゃんに対して、春ちゃんとの関係を疑わせるようなムーブをする美風藍、なかなかやりおる.......。

 

個人的には、めちゃくちゃ美味しい展開だった......だって、「あいちゃん」って呼ぶところからわかるように、藍さん明らかに最初は「ちいさくてかわいい」の枠の中に入っていたのに、四ノ宮さんの中で徐々に「美風ェ....」的な位置に移動していっている所が、めっちゃ刺さった......。

(とはいえ、ゲーム軸では可愛い見た目の藍ちゃんに、アニメ軸では可愛い見た目のナギに一本取られて苦しむことになる那月くん、本当にしんどい.....。なんていうか、大好きな「ちいさくてかわいい」枠の人からその攻撃をくらうの、しんどいなって。)
(その中で翔ちゃんは、本当に特別で信頼できる「ちいさくてかわいい」なんだろうな。それもう小さくてかわいいじゃないじゃん!もっと大きいじゃん!)(参照:友情エンド)

 

 

そんな美風パイセンの大活躍により、これまたたまらない四ノ宮さんのジェラシーボイスを聞くことができるってわけ!

 

くま「だったらどうして確かめない。本当は不安なんだろ?あいつが美風のものになりそうで」

 

「こんな時でさえ、ふたりで来るんですね。」

 

 

ぐぬぬぬぬ......
(四ノ宮さんの気持ちを考えるとしんどいが、個人的には嫉妬と独占欲にどうにかなりそうになりながら堪えている四ノ宮さんのお声たまらん好き...の顔)

 

 

那月√の藍ちゃんは「美風ェ...」って感じなんですが、お陰でジェラる四ノ宮さんが見れるので、心の中でこっそり感謝した...。

それに、藍さんもわざとしている訳ではなくて、自身の秘密と春歌ちゃんを守るためにしていること。それが結果的に、秘密を生み出し、那春の間を揺るがすことに。

(「人に言う」と書いて「信じる」なの、くぅ~~~ってなるよね。言えないことがあるって、それだけで「信じる」ことが難しくなる。)(二度目の金八)

 

 

で、美風ェ...ムーブを散々かましていた美風先輩ですが、最後の最後で!!!自ら!!!!秘密を!!!!那月くんに言う!!!!!

それ故に、強制停止させられる!!!!!!!!!!

 

アツい!!!!!!!!!!(握りこぶし)

 

まずそもそも藍ちゃんが自ら秘密を言うなんて、最大の命令に背くので物凄いシステム負荷がかかりながら、成し遂げている.......。そんな....藍さん.......後輩への愛しかないじゃん........。そんなことできるの、「機械」じゃないじゃん...。「絆」じゃん......。

 

 

ここ、すごく残酷で......泣

藍さんは後輩カップルへの愛でしかない、人情味あふれる行動を取っているのに、それ故に停止させられて、動かないことで、藍さんが他人に生殺与奪の権を握られている「モノ」であることを指し示していて。うっ......。

なんていうか、こんな風に簡単に「停止」させられてしまって、それが「死」とは違うカテゴリーに入れられる現象として受け止められることで、私は初めて美風さんのことを”ロボ”だと実感して辛かった....。

那月√、優しさや愛が光る場面で、常にどこか切ない音や残酷な響きが伴っていて、そこがこの物語の美しいところでもある。終盤の藍さんは、藍さんの優しさと聡明さが光りながら、故に残酷になってしまう場面だったな。

 

もちろん、その後は音楽の力で危機を脱する!

 

ということで、那月√の美風藍さん、すごく良かった...(噛みしめ)

やっぱり、マスターコースの先輩と後輩は一筋縄ではいかない。「可愛い~」だけじゃない藍ちゃんへのぐちゃぐちゃの感情が、最後はでっかい愛になって奇跡を起こす、みたいな四ノ宮さんと藍さんの関係、素敵だと思いました.......。

 

先輩エンドでは、まだ序盤なので藍春疑惑は発生していないので、感情がぐちゃついていないとはいえ、トラビの絆、アツい!!!!!

 

「あいちゃんが迷ったり立ち止まったりした時は僕らが手を取って導いてあげる。大丈夫。きっとできるよ。僕たちを信じて」

 

「年下の先輩」であり、さらに大きな秘密を抱えていた人と「仲間」になっていく物語がめちゃくちゃ好き。藍さん自身が、短期間でどんどん変わっていくし。

他の部屋にはない、先輩後輩関係を超えた「仲間」の歌が響く激アツ展開が本当に大好きです......!

 

 

・これが噂のCERO Z

 

ところで、最後に四ノ宮那月√えっちすぎるやろ、とツッコませてください。

 

 

脱法CERO Zやろ!!!!!!!!!!!!

 

 

脱法ハーブみたいな言い方してごめんだけど、規制の抜け穴みたいなことしてて爆笑してしまった...。いや、四ノ宮さんルート、確実に肉体関係があるの、最高です。

七人いて、人によってはかなり奥手な、自分たちのペースで......感ある人たちもいる中で、もはやエンドの盛り上げ場面とかではなく、生活の中でちょこちょこある感じが「四ノ宮さんんんんんん~~」とオタク、歯茎むき出しスマイル!!!!

 

そもそも藍さんに交際バレするのも、かなりきわどい展開の中でばれるので。

 

「ドアが気になるの?じゃあ、僕があなたを隠してあげる。」

 

を始めとして、春歌ちゃんをしっかり追い詰めながら同時に責めてるのが、本当に四ノ宮さん..........!!!!!

 

 

交際バレ後、藍さんからの許可があって春歌ちゃんのお部屋に行ったときも、序盤なのに、しっかりそういう描写があって、那春カップルはそういう感じなのね~~~~~(にこにこ)と理解が進んで大変助かりました、いのちが。

 

「ねぇ知ってる?羽衣を隠された天女は、空へ帰れず地上でお嫁さんになるんですよ」(電気を消されて真っ暗な画面)

 

エロの豆しばかよ。詩的だし、もう!!大好き!!!!

 

「僕らはまるで彦星と織姫.....。ようやく出会えた今を大切にしたい。だから、ね、今しか出来ないことをしよう。」

 

まぁ、二人っきりの部屋でしかできない「今しかできないこと」もありますよね....!!!!

隣の御曹司部屋に聞かれることもないし(このくだり大爆笑した)

 

 

そして迎えた大恋愛エンド。

「あなたの一番いい音を見つけてあげる」

 

ステージで歌った時のように激しく心の奥を貫かれる。

 

そうして、歌うように優しく、激しく、那月くんはわたしを愛してくれた

 

 

 

ナニで貫くとCERO Z表記が求められるはずですが(?)(多分)、心の奥を歌うように貫くとCERO Cなんですね!!!???

いや、それはもう脱法だろ...。規制の抜け穴しっかりかいくぐってんな!!

 

いや~~~めっちゃいいです。四ノ宮さん、グイグイ行きます。

 

だって、翔くんいないとか関係ないですからね。壁が薄いって話が、序盤で出てるんよ!?
翔くんと藍ちゃんがいなくても、隣の御曹司に声聞かれちゃうだろうが!!!!!!!

(ハルと付き合ってない世界線の)聖川さんに刺激が強すぎるし、蘭丸さんもいるよ!!???元クラスメイトの七海と四ノ宮の声が聞こえる可能性がある聖川さんのことを考えるとわたしは........(オタク、盛り上がらないでください。)

 

グイグイ四ノ宮さんは大好物なんだけど、規制の穴をかいくぐってることとマスターコース寮の壁が薄いことが気になってしまって気になってしまって.....笑

 

スチルではしっかり服を着ているので(それはそう)、直前の(歌うように)愛撫とか貫くとかのくだりは、背景だけでどちらの姿も映らないのがまた....!!!!!!

四ノ宮さん~~~~~~~~~!!!!(大声を上げることしかできない)

 

CERO Zたいへん良かったです...!

 

 

 

 

ということで、最後は脱線してしまったけども笑

 

 

Debut四ノ宮那月√、とてもよかった......。

Debutらしく、孤独で残酷で、それでいて「うたプリ」らしい音楽と愛と仲間との絆に溢れていた。

大恋愛エンドでは、「学園祭の.....」を思い出すね、なんて話すのも本当に好き。他の人もだけど、リピから積み重ねてきた時間が効いてくるのは、「3作目」ならではの良さ。

特に那月くんは、リピ⇒AA⇒Debutと物凄い勢いで成長し、変化している。その苦しい時間も、美しい時間も共に過ごして、ラスト。

 

「僕もさっちゃんもあなたに愛を教わったんです。あなたの愛情が僕たちふたりを結び付けた。

哀しい過去があったから今の僕がある。あの頃の僕も、さっちゃんも、なかったことになんかしない。すべて今の僕に繋がっているんです」

「ええ、あなたの曲を僕とさっちゃんの二人で歌うんです。三人で作り上げた歌で一番星になりましょう。」

 

 

こんな風に、過ごした時間が、成長の軌跡が、音楽になる。

時間をかけてじっくりと、那月くんと共に歩んできて(=プレイして)本当によかった!

 

そんなDebut四ノ宮那月√でした!

 

 

 

 

愛に限界はなくて1000%を超えられるんだから、たくさん宝物を見つけようよ(スタトレ感想)

 

もうブログのタイトルが厄介オタク.........笑

 

 

ということで、2023年11月25日と26日にセキスイハイムスーパーアリーナで開催されたST☆RISH LIVE STAR TREASURE-SUNSHINE-の感想記事です。

25日は現地、26日はライビュでお邪魔しました。

 

湿度がどんどん高くなる弊ブログ、スタツア沼落ちのカラッとした感じがなくなってジメジメしております。たぶん。

途中、とんでもなくハイテンションにもなるけども!

 

 

新規の自分にジメジメする資格はないんじゃないか、と思わなくもない(だって「10年以上ST☆RISHやってると」&「10年以上ST☆RISHのファンやってると」の皆さんにとって一番大切な時間のはずだから)のだけど、愛するのに資格もクソもないだろうと開き直って、己の興奮とエモを書いております。ご了承ください。

 

 

以下、スタツア新規初のキャストライブ参加の感想で、細かいレポはない!(重要)他の人を当たってください!あと、唐突に自分語り入るかも!

細かいことが気にならない人向けで、細かい内容は特にないが感想を残しておきたいオタクのブログです。(※私が、嵐を通過してきたオタクなので一瞬、嵐の話が入ります。)

情緒がぐちゃぐちゃです。

 

 

もう一度言うけど、細かいレポないです!マジで知らんどっかのオタクの感想だからね!!!

 

 

 

=====

 

 

 

何が起きていた…!?

 

わからん。なんだこれ、これ……この……知らない体験!!!!???

ST☆RISHのライブ、そうだね。

声優のライブ、そうだね。

イタコ集団、うん、わかる。

 

し、それ全部だよね!!?みたいな!!??

 

何……何……

えっ、知らない……知らないけど、楽しかったことだけはわかる。

そして、何より、忘れたくなかったことが、私の愛したものが間違いなくあった。

 

 

私が今回、神宮寺スーパーアリーナ(セキスイハイムスーパーアリーナ)で経験したことが「どういうことだったのか」は、もう少し時間をかけてかみ砕かないとわからない。DVDを通じてプリライがどういうものなのかを知っていたけれど、でも足を運んでみないとわからないことが沢山あった......。それは今もわからないままなので、いつか言葉にできる日が来たら、言葉にしたい。

 

 

一方で、わかっていることも沢山あるから、わかっていることを書いて行こうと思う。

どんなにわかっていても、時間が経つと忘れてしまったり、一時の感情で全部捨て去ってしまったりしたくなることもあるものだから。

 

 

だから、大切で大好きでたまらないものを、ちゃんと箱から取り出して、手入れをしてあげるみたいに、当たり前にわかっていることを言葉にしたい。

「アイドル」なんて、「私の好きなもの」なんて、と、結構簡単に見失いそうになってしまうものだから。

 

 

と、いうか、まさに"Treasure"を、心の奥底にある小箱から取り出して、優しく手入れするみたいな気持ちになったんだよ。

大好き。大好きなものが全部あった。

初めてスタツア見たときも「ここには全部があるな!!!???」と思ったけど、スタトレも同じように全部があったな......。

 

 

ということで(冒頭からオタク情緒全開文章ですが)私が仙台の地で見つけた「宝物」をひとつひとつご紹介する形で感想に代えたい。

 

 

「声」「歌と仲間」「時間」という宝物に出会いました。

 

 

 

 

1.「声」

 

ST☆RISHコール楽しい........!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

公演前、おもむろに始まるスタリコール!

........大好きな人たちが、舞台裏にいるってわかってて「届け!」と思って出す声って、本当にいいですね......。

コロナ禍を経ての声を出せる喜びっていうのもそうだけど、こう...声ってやっぱり聴かれて意味があるので、本気で「届け~~~!!こっちはもう準備できてるぞ~~~~~!!!!!」の気持ちで出す声が本当によかった。

 

 

って、ことは私は、後ろに「プリンス」がいるつもりで声だししてたのか笑

自分でもスタンスがわからないまま、衝動に身を任せてコールしていたんですけど、すごく「届け!聞こえろ!」と思って出す声って久しぶりで、たまらない気持ちになりました。

 

 

それに、声援って誰かを「アイドル」にする魔法だと思ってるから!

投げキッスなんて普通の場所でやったらちょっと変な人だけど、あの場でして、「キャー」と言うからこそ、成立する側面がある。

そうやって、声援の力でただの少年を「アイドル」にできるのなら、声優おじさんも「アイドル」にできる!

私(たち)とキャスト陣で作り出すある種の”共同幻覚”のトリガーとしての「声」だったのかもしれないな......。

 

それこそ、リピセシル√で唇は、歌うし詠唱するしで大切な場所だから、Kissで契約するんだけど、なんかこの声出しをしてる中で、本当に「声」って魔法なんだな、とか思っちゃった。

同時に「歌」も魔法で、、、、Kissよりすごい音楽だね!!!(全部まとめた顔)(何の話?)

 

 

本編終了後のST☆RISHコールもたまらなかった!!!!

 

本編前は、みんな喉が慣れてないからいい声出せないんだけど、公演そのものが発声練習になってアンコールってとんでもない声出るんだよね!この感覚!!久しぶり!!!

そして、愛おしかった。

ST☆RISH”っていう言葉が大好きで、そこに沢山の「大好き」を込めて声を出せることが本当に幸せで。ずっとコールしてたい......。

愛が降り積もるみたいに、コールが重なって重なって、”ST☆RISH”って叫ぶたびに全身に愛が行き渡って私は「プリンセス」になれたし、きっと”彼ら”も「プリンス」になる。

 

グループ名を呼んでいるだけで本当に幸せだった.......。

多幸感...........。

 

 

公演中も、沢山コールし所があって、「ライブは見に行くんじゃない!やりに行くんだ!」精神でC&Rするのが大好きだったことを、改めて「大好き」と思い直せるような時間になりました。

タツアは、もう何回も何回もシミュレーション済みだっただけあって、身体が勝手にコールし出す仕様だった笑

なので、不安だったSnow Balladの詠唱もバッチリだった!スタツア通いの「圧」を感じて最高だったよ......。冒頭1音で入れる猛者のみなさん。

 

 

そうやって、自分で自分を騙す......というか、声を出すってやっぱり「魔法」だからかな、笑 すごいスムーズに「音也~~~~~~~~!!!!!!」とか叫べた!笑

びっくりしちゃったよ。声優さんだよ!?目の前にいるの。

もちろん、声優さん自身の素晴らしいパフォーマンスや立ち振る舞い、演出の効果もあるのだけど、こう、、、あの場を全員で「作る」っていうのが、本当に楽しいし、たまらないし、そういうのが大好き.....と。

 

だから、神宮寺スーパーアリーナにはそういう愛のパワーが満ちていて、寺島さんと鈴村さんが目線を合わせるたびに「......!!!!!」ってなったり、「下手にAクラス集合してる~~!!」ってなったり、、、なんなんでしょう.......この感覚?

異様にスタツアの解像度が上がった気がするもん。

(「わかる」声のパワーの話から急に「わからない」の話になってる!)

真斗くんの曲が始まる前の静寂も、音也くんが大サビ前に息を吸う音も、なっちゃんがライブ中テンション上がって「あはっ」って笑っちゃう瞬間も。全部全部「あああああああ!!!!!!あった!!!!!!!!!」みたいになるの、なんなんだ!?

なっちゃんは天性の感覚でこうやってアドリブいれながら歌うんだろうなぁ~とかなるの、何!?何が”視える”の!?

オトヤ~~~!って走るセシルちゃんも、急に真斗に走ってこられるレンも、HAYATOのファンサしてくれるトキヤも。全部”視えた”のなんなんだ.......。

 

 

確かに目の前にいるのは声優さんで、ただ確かに、瞬間的に頭の中で変換されるものがあったな...。うわ~~~~~親友~~~~!!!!!ハート作った!!わ!音也くん話しかけてる!!!とか、うおおおおおAクラス!!!やっぱAクラス並んでるのいいなぁ!!!とか、すごい興奮した。改めて自分って親友組とAクラスがゆるくじゃれてるのが好きなんだと実感した......。

 

目の前にいるのは、声優さんなんだけどね。(繰り返し)

 

 

多分、そういう認識を可能にする一つの力が「声」と、そしてライブの非日常感という私の「知ってる」「わかってる」パワーだったな......。私はその「声援のパワー」が大好きだし、それをST☆RISHのライブで体験できて幸せ......。

やっぱり声って魔法なんだよ。

 

ま、無詠唱で音也召喚してる寺島さんがいたけども。

(「すっごいマサらしい挨拶だったね~!」)

(「じゃあ何してるの?」)

 

 

 

 

2.「歌と仲間」

 

うたの☆プリンスさまっ♪~~~~~~~~~~!!!!!!!

 

 

天才かよ、コンテンツ名。

 

アニメ見ても、ゲームやってても、「歌」の持つ力を全力で信じて物語を紡いできたうたプリですが、いやぁ......!!!!「歌の力」!!!!!!!

 

元々、私は1ミリも音楽をやってなくて、音楽の授業(義務教育)しか受けていないので、正直に言ってあんまり「このハーモニーがたまらない」「この響きは奇跡です」みたいなうたプリにおける「歌の力」を、自分自身で体験したことはなく、まぁ、すごく大きな感情の動きの比喩として読んでいたんです。

 

が、しかし。

 

目の当たりにしてしまったよ!!!奇跡のハーモニーってやつを!!!!!!

 

 

アコースティックコーナー、はちゃめちゃに良かった......。

「あぁ...これか......」ってド素人の私にも、春歌ちゃんが、7人が、「7人になるしかない!」とあのキャンプ場みたいな所で感じた”奇跡のハーモニー”を体感させてもらっちゃった......。これを聞いたら「こんな出会い、二度とありません!」って思うよ。そうだよ......。

これを聞いたら、芸能界で絶対的な権力を持つ社長に逆らうよ。彼ら自身も「サオトメ!聞かなければ一生後悔します~~~~~!!!!」と自信を持って言える。

 

はっ..........これが......ハッピーパルス.....!!!!????

 

 

マジでアコースティックコーナーの「理解させ」(わからせ)がすごい。

「ハッピーパルス」を「理解させ」ちまうパワーがある.........(呆然)

 

 

あんなんアニメの表現だと思うやん。あんなんフィクションの「ご都合」だと思うやん。違うんだよ!!!!!!(大声)

七人のハーモニーを聞け!!!!!!!!!!!そこにすべての「答え」があるんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!

 

みんなあの「ハ~~ン」って声だしながらフワフワ浮かぶハート食らったときの顔になってたもん!

嘘じゃないもん!ハッピーパルスあるもん!!!!!

 

そりゃあシャイニーも「い~~つまでも聞いていたくなります」って言うわな。ハッピーパルスがえぐい。

 

 

こんなに歌に説得力が”ガチ”である「うたのプリンスさまっ♪」凄すぎる。

看板に偽りなしにもほどがある。

 

 

何より、これまた「アニメかよ!!」とツッコみたくなるレベルで、歌ってみたら「自分たちのハーモニーってめっちゃヤバイ」という事実をキャスト自身、”彼ら自身”が感じているのが、もう表情や身振りの全部から伝わったし、実際MCでも「ニヤニヤしちゃう」「にこにこね」というやり取りをせずにはいられない様子で!!!!

舞台裏の春歌ちゃんもきっと興奮したよね!!!!(妄想)(世界線と意識の混濁)

 

 

歌ってこんな力があるんだ。実際に歌ってみて、こんなに目の前の人たちが「俺たちのハーモニーやばい」を実感してる姿、マジLOVE2000%以外で見たことないんだが!!??それを地で行くスタリおじさん!!???見てるこっちもハッピーパルスがガンキマりだよ!!!!!あまりに「歌の力」がノンフィクション!!

 

 

うたの☆プリンスさまっ♪」というコンテンツのライブで、こんな「歌の力」を体験させてもらえて、もう震えるしかなかった......。

それは単に技術が高いとか上手いとか”完璧”だとかそういうことじゃなくて、まさに人と人の繋がりを体現するようなメロディ。心と心の触れ合いを、今この瞬間を共に過ごせる喜びを形にしたハーモニー。

あああああ!これか!!!これだったのか!!!!とド素人にわからせる歌のパワーが最高だった......。(もうずっと同じ話)

アコースティックコーナーはMC込みで”歌”みたいなところあったから。

 

 

それにしても、アコースティックアーティストの素晴らしい音色を聞いて!と言わんばかりに、耳に手を当てる仕草をする寺島さんが本当に素敵だった...。

あとはもう、声優さん同士で目を合わせているところから、容易にプリンスたちの姿を想像できてしまって(だからこれはなんなんだ??)それにもたまらなく萌えていた....。

 

そんでもって宮野さん!!!!

トキヤをしばしば降臨させながら「歌いたいんです......!!」って言ってたの、「歌」を聞いた後だから異様な説得力があった。

宮野さん自身、おひとりで音楽活動を含めて幅広く活躍されている中で、仲間で歌う意味をお話されていたけど、その理由はまさにあのハーモニーにあるよな!と。

 

そして、宮野さんがトキヤをしばしば降ろしながら、そう語るのが余計に良くて。

アニメ1000%で、一番上手に歌えるとかもうそういうことじゃなくてみなさんと歌いたいんです、と話した時に、どれだけ想像力を働かせてもきっとスタツアみたいな未来が、明確にトキヤ自身に見えていた訳ではないはず。でも、歩んだ先でスタツアみたいな未来があって、そして彼は今も七人で歌うことに意味を見出し続けているんだろうな、なんて。少し重ね過ぎかな?

なんていうのかな......「まさに人と人の繋がりを体現するようなメロディ。心と心の触れ合いを、今この瞬間を共に過ごせる喜びを形にしたハーモニー。」というものを私も知ってしまったからこそ、完璧に歌えるトキヤが、グループを選んだことをやっと理解できた気がした。

そういう「歌」と、トキヤに寄り添う宮野さんのMCだった。

 

 

「歌」は、美しいとか、上手とか、それだけじゃなくて、複数人で歌うと、言葉以上に雄弁なことがあるからこそ、私は「グループアイドル」に惹かれるんだろうな......。

アコースティックコーナーは、そりゃあもうとんでもなく歌が「上手い」ことはもちろんなんだけど、それ以上に心と心が触れ合うようなグループアイドルの「歌」の良さを、感じられる最高な時間だった。

 

 

なお、各ソロ曲も素晴らしい歌でした......!
個人的には、やっぱりHOLY KNIGHT、激アツだった.....。言葉一つ一つを大事に、届け!と願うように歌う様子に、鈴村さんに感謝が止まりません。

ただでさえ、うたプリの曲は、彼らが歌詞を書いているので、言葉としてとても多くの事を語っている。それでも単に詩の朗読ではなく「歌」でなければならないのは、「歌」の表現の可能性を信じているから。

そんなプリンスたちの、真斗くんの思いを受け取って、表現してくださる鈴村さん......!!ありがとうございます!!!!!!!!

 

 

 

3.「時間」

3-① プリンスたちの「時間」

私がアイドルに求めていると同時に、絶対に不可能だと理解していることとして「共に生き、共に老いたい」があって。(急に重い話)

 

 

だからこそ、時に「人生の旅」と言うように、人生という時間の流れと重ねられる「旅」というコンセプトをスタツアが選んだことは、天才だと思っているし、そこが刺さって仕方なくて沼落ちしたみたいな所がある。

 

で、そのスタツアをベースとしたキャストライブであるところのスタトレも、「旅」と「時間の流れ」を感じられてたまらなく好きだった。

 

これは、私の解釈だけど(そしてやや無理があることを承知で)、ソロアルバム曲は各メンバーの2019年段階での「集大成」の曲。これをやることは、2019年までの”彼ら”の人生の旅の到達点を示すようなものだと思う。

(「LIVE START!!!!!!!」でI am Here.が間なしで始まったの、どう考えても殺人的な威力があった。)
(なお、衝撃と狂いでI am Here.二番でペンライト握る手が痙攣して「んああああ振れない!!!???握れない!!!???」となったの思い出過ぎる。こんな経験初めてだった。あとI am Here.で5席くらい隣の音也担が冒頭30秒くらい地蔵になったあと急に床を踏み鳴らし始めたからか周囲の床が揺れたのが最高だった。ここは大阪ドームか!?みたいなw オケハロでも床揺れてた。)

 

 

さらに、2000%やアコースティックコーナーでの夢追い人やサンキュで、グループとしても歩んで来た道を示す。何よりも「奇跡のハーモニー」を響かせられることそのものが、「歩んで来た道」以外の何物でもない訳で。

 

で、その真ん中に「旅の始まり~総集編~」が入る。2019年と2022年を繋ぐような場所に総集編が入って、「集大成」という旅の行きついたところは、また「旅の始まり」。

(もちろん、この映像は着替えの都合等々があることは十分承知ですが。)

 

そして、「今」につながるスタツア曲たちへとブリッジされる構成が見事だ~~~~~!!!と一日目に宿で気づいてジタバタしておりました。

 

しかも、その総集編がアニメの総集編なら台詞入りでただダイジェストにすればいいのに、BGMになっていた所もうたプリらしくてニクいな~~~!!とテンション爆上がりでした!(迷子のところめちゃ大げさだったのはちょっと笑ったけど。)

冒頭の音也くんがタクシー乗ってるところで、BRAND NEW MELODYの音がして(合ってるよね!!??)、余計に感動しちゃった。BNMってアニメ軸で春歌ちゃんが最初に作る曲で、そこに学生だった音也くんが「未来が今日に重なるよう」って歌詞を書く。もちろん、この段階では「未来が今日に重なるよう」っていうのは、恋愛の文脈だったけど、なんだかアニメのうたプリを考えた時に、この歌詞はそれだけの意味にはとどまらない気がしています。

 

なんというか、音也くんが想像もできなかったような未来が、あのメロディを紡いだ日に繋がっている。想像もできなかったけど、でも、確かに音也くんが「重なるよう」と願ったからこそ、やって来た未来があって。

それが「旅の始まり」の総集編でも冒頭で響き、さらにスタトレでも響いたことで、なんていうのかな........このライブも、とんでもない未来に重なるんだろうな、と思えた音でした。

 

音が鳴って、世界線とか、時間とかを超えながら、どんどん繋がって、旅が続いていく。そういう「うたプリらしさ」が、時間を重ねたことで発揮されてる瞬間だ~~~!!っていう。

 

なお、春歌ちゃんが映ったのも個人的には大興奮!

春歌ちゃんにメロディが響く瞬間だけはBGMが静かになって、春歌ちゃんの世界だけの音として私たちには「聞こえない」のもほんの僅かな瞬間だけどもニクい!と感激でした。

 

 

3-② キャストたちの「時間」

 

そんな風にセトリが語る「時間」と「歴史」がある中で、キャスト自身が「時間」を噛みしめていたのも.....最高で........(語彙力)

 

下野さん「もう10年以上ST☆RISHやってるから」

 

初日キラーフレーズで、ネタみたいにされていたけど、本当にすらっと出たのがすごいことですよね。だって、事実としては「声優としてうたプリという作品には10年以上関わっているから」という話なんだけど、そうじゃなくて「10年以上ST☆RISHやってるから」という言葉がサッと出てくること自体がすべてを物語っている。

 

この言葉には、自分がST☆RISHを作ってきたという「自負」と「誇り」もあるし、さらに仲間に対する「信頼」もあるし。

なんていうか........私はグループアイドル大好きマンなので、ここである程度年月を重ねたグループアイドルからしかすすれない栄養を摂取できると思ってなくて、うおおおおおおおおめちゃくちゃ高カロリーなトークがいきなり!!??と大興奮だった...。

 

で、

二日目の「還暦になってもずっと」話、ね。

 

グループアイドルからしかすすれない栄養出ちゃってるが!!!????と終始刺さりっぱなしでした...。

 

 

っていうか、急に嵐の話して申し訳ないんだけど(他の話苦手な人は飛ばして?)私は2013年6月30日嵐のワクワク学校東京ドーム夜公演の亡霊なんですよ。

ちょうど10年前、「赤いスケスケのちゃんちゃんこで還暦を」っていう話をする場面(10年後の自分へビデオメッセージを残す企画)があって、当時、結構純粋にそれを信じてた。(※スケスケなのは、嵐のMステのデビュー衣装がスケスケだからです。)

 

それから10年経った2023年、嵐は活動休止していて、少なくとも当該VTRを五人揃って東京ドームで見ることは叶わなかった。そして、多分ちゃんちゃんこをファンの前で着てくれることはないんだろうな。まぁ、わかっていた話だけど。

 

 

でもね、大事なのは、叶うか叶わないかじゃなくて、願うか願わないかなんだと思う。

だって、そう願うほど、「仲間」といることが楽しくて、しかもメンバーカラーなんていう「アイドル」として割り当てられた色を纏いたいと思うほど「ステージ」に魅了されていて、「アイドル」でいたいと願ってくれている証拠じゃん。

還暦なんて、永遠先の話じゃないけれど、不確実な世界で、10年以上先の話をするのは、それって「永遠」の話をしてるよ。

 

 

それを、2023年に、5人はもう一緒にステージに立ってないけど、私が新たに出会った7人が、7人の声優さんが、そう願う.....ステージでの永遠を願う瞬間を見れて、私はファンとして幸せだった。

 

ずっとスタリを応援してきた人にとっては、この話は気分が悪いかもしれないけど、確かに私は「救われた」って思っちゃった。

2023年、見れないと諦めた景色を、別の形で救い上げてもらった、みたいなさ。

 

 

 

 

 

ここまで「声優おじさん演じるグループアイドルのキャストライブから、グループアイドルからしか得られない栄養が得られるんだ!?」みたいな驚き方してはいるものの、谷山さんがMCでおっしゃっていたように、いわば偶然キャスティングされた「だけ」の人たちが、後にその出会いを「運命的」と呼べるような関係に育てていくのって、それって私の好きなグループアイドルの物語そのものじゃない!!!???そういうこと!!??だからこの味がするのか!!!???

 

あくまでキャストライブでありながら、やっぱりアイドルの味がする。

それは、偶然の出会いを運命に変えるような時間の積み重ねがあって、それをキャスト自身が、いや、言わば"彼ら”自身が感じているからこそ、あの空間は幸せが溢れていたし、またその幸せが「未来」に繋がっていると確信できた。

 

 

 

あと時間の産んだ魔法としては、紀章さんレボリューション!

(勝手に命名

 

なんか.......なんか............谷山紀章さんによる四ノ宮那月さんのパフォーマンス最高だったんだが!!!??????

 

何????

なんかわからないけど、見てて涙出て来た....。

それこそ、はなまるとボナペティって比較的明るい曲だと思うんですけど、とんでもねぇエモが襲ってきた.......。

 

多分、そこには四ノ宮さんと紀章さんのヒストリーが影響してる......はず。

 

そもそも、紀章さん、そもそもはちゃめちゃにかっこいいじゃないですか!!!!!!!!!!(大声)

常に脚をバレエのポジションでいうところの一番みたいに外側に開いていて、それでいて重心をセンターに置かないで、必ず角度をつけたり、クロスさせて立ってるから「カリスマ性」がとんでもない!!!!

そういうカリスマ性と男の色気がとんでもない人が、那月くんと心を通わせつつ、彼がこの曲でしたい表現ってなんだろうと考えた末に、ああいうパフォーマンスになって、セクシー可愛いかっこいいカリスマみたいになっててそんなん狂うわ!!!!と。

狂う理由しかない!!!!!!!ずるい!!!!!!!!!!!!

 

しかも、この谷山紀章さんにはこのうたプリのライブでしか出会えない訳でしょう?たまらないよ......。

 

目からの刺激が「可愛い!!」「かっこいい!!」「せくしー!!」「カリスマ!!!」なのに、耳から「美声!!」「僕のだっこがデザート!!!!???」ってなるし、脳は「この谷山と那月のヒストリーは絶対ヤバイ...」とエモを受信するしで、今世紀最大の狂いポイントを獲得しました.......。

 

思わず字も大きくするわ。谷山紀章と四ノ宮那月、ここで時を重ねて起こすレボリューション......。

 

いや~~~~~那月曲、たまらん"狂い"を、キャストライブならではの味で体験できて、そこには明らかに時間の流れがスパイスになっててたまらなかったな~~~~~~~!!!!!!!

 

 

 

3-③ オタクたちの「時間」

 

そういう、うたプリの「物語」に内在的な時間の流れ(アニメシリーズや、楽曲を通じたプリンス自身の成長)があり、キャスト達が感じている時間の流れがあり、そして、やっぱり欠かせないのが「私(たち)」の時間の流れ。

START OURSですよ。自分で言うのもアレだけど、「始まりはいつも君と一緒に」だからね。

 

 

いや~~~~~~~~~もうずっとSNSに感想が流れてきてどれも本当に素敵だけど、実はみんなSNSに書けない感想あるでしょ!!!???

めっちゃ聞きたい!先輩プリンセスのみなさんのSNSに書けないほど極私的で、「その人だけ」の感想が。極私的だからこそ、聞けないんだけどね。

キャストたちが感激するたびに、きっとここには、「その人だけ」の思い出、誰にも共有できない思いを抱えながら泣いてる人がたくさんいるんだろうな、と思いながら会場をちょっと見渡したりもした。

 

私ですら、ここに書かないものがブワッと溢れてしまうような言葉とメロディにたくさん触れるライブだった。

そもそもうたプリの音楽と言葉が、人間の心の柔らかい部分に触れるものなのに、あんな素敵な歌声とパフォーマンスを見たら、なんかこう~~~~~~~きっと人生の旅のどこかの瞬間が頭をよぎった人もいたんじゃないのかな、少なくとも私はそうだった。

 

それは、「共感」しようがないもの。「いいね」しようがないもので、誰とも分かちあえない、自分の人生は自分でやっていくしかないけど、音楽だけは傍にいてくれた。一人で歩く人生に、音楽とそれを歌うアイドルが心理的に(物理的にはステージや、違う世界線にいたとしても)一緒にいてくれた。

そういうこう、オタ活だけじゃなくて、人生歴戦の人間たちがあの神宮寺スーパーアリーナ(セキスイハイムスーパーアリーナ)に集って、同じ音楽聞いて、感動して、声を合わせて歌えたね、っていう感動が詰まっていたよ.......(伝われ)

 

 

話せないこと、話したら泣いちゃうこと、それぞれ持ってるけど、今日はST☆RISHと巡り会えた奇跡を感じて、共に歌おう!っていう空間が、コーレスや歌声で作られたのはもちろん、プリンスと歩んだ時間の力によって生まれている気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、長くなってしまった......(いつものことだけど、ここまで読んだ人がいればありがとうございます。)

 

とにかく、忘れそうで忘れたくなかった、わたしの大好きで大切にしたいTreasureが沢山詰まったライブでした。

今年は「アイドルを応援するってなんだろう」と考え込む場面がたくさんあったから余計にね。

 

 

 

言い忘れたことと言えば、「自分、下野紘さんのファンだな」と自覚が生まれたことです。笑

 

私をうたプリに誘った直接のきっかけは、下野さんですよ。下野さんへの信頼なくして、わざわざアニメ本編を見たことないラジオ聞こうだなんて思わないし、笑

今まで下野さんのことを「わたしの人生のキーパーソン」なんて婉曲に表現してきたけど(それはなんとなくファンの方に失礼な気がして)いや~~~~~~~下野さん本当にめちゃくちゃ可愛いし、素敵な方で、、、、こんなヒィヒィ言わされることになるとは.......(遠い目)

下野さんによるほんのり照れながら(それでもアイドルとして必須の堂々たる様子は維持しながら)のSweet Kiss、マジでやばい......。下野さん~~~~~~(じたばた)

 

 

さらに、鈴村さんが下野さんのよちよち歩き動画をツイートしたことも、下野さんにおびき寄せられてラジオを聞くきっかけなので、本当に鈴村さんにも改めて大感謝。(うたプリ放送局からうたプリに入るタイプの新規。)

鈴村さん、歌うますぎ、話オモロすぎ、本当に大好きです。

鈴村さんと聖川さんのキメラみたいなのが喋ってる謎の時間、あれほんとオモロだった......。

 

このまま7人に感謝を述べたい所ですが、止まらなくなるので、私とうたプリを繋いでくれたお二人に大きな感謝を。そして、そのお二人の話術が、私をアニメへといざない、映画へと誘い、そしてゲームへと転がり込んで、マッハで沼落ちした先の仙台で再び(?)お二人にお会いできて、本当に光栄でした!!!!

 

 

 

 

 

タツアの感想を書いたとき「わたしのうたプリとの旅は始まったばかりだ!」と書いたけど、そこから約1年ちょっとで、仙台に辿りつきました。

まだまだ旅は続きます。

 

愛することは、世界を広げる冒険です。

今回も、キャストライブという初めての世界へと踏み込むことができました。

これまで何かを愛して得てきた無数の宝物を大事に心の中に抱えながら、どんどん愛して新しい世界で、新しい宝物を見つけて、旅を続けていきたい。

 

だって、愛は100%が限界じゃないから。

限界を超えて、1000%にも2000%にもなる!(寺島さんの口上が大天才)

そう教えてくれた音楽がある。

 

1000%以上に愛して恋して、星のように輝く無数の”宝物”を、これからも大好きなプリンスたちと探していきたい。

 

そう感じた、STAR TREASURE-SUNSHINE-でした!

 

 

 

 

 

 

Debut来栖翔√感想

 

翔くんに対する大好き!が増し増しになったDebut来栖翔√感想です!

 

ほんと~~~にアイドルの中のアイドルだ...。

ファンを愛し、ファンに愛され、「普通」という「普通じゃない」物語を、大きな翼を背負った背中で語る最高のアイドル、来栖翔......!!!!!

 

 

 

ということで、相変わらずパッションのままに書いております。(要するになんでもOKな人向けです。)

しかも長い。1万字越えてしまった。

 

以下、ざっとこんな感じの内容です。

 

・翔くん、君こそが主人公で、プリンスで、アイドルだ!

・アイドルという「物語」を愛すること

・翔√の愛しき仲間たち(盗作女除く)

 モブ大活躍

 藍さん......!

 四ノ宮さん(※ほんのりメタい感想があります)

 寿さんと音也

・翔春、ほんとにいいカップルだよ

 

 

 

 

 

=====

 

 

 

 

・翔くん、あなたこそが「アイドル」で「プリンス」だ

 

あなたこそが「主人公」だ。

 

 

Debut翔√、本当にすごい。

恋愛エンドの話をさせてくれ。

シナリオとしての完成度というか、叙述トリックのある小説を読んだような最後の展開。つまり、ずっと彼女(春歌)の目線である種の「ドキュメンタリー」のような翔くんのリアルを共に歩む√だと思って進めていると、最後の結末(恋愛エンド)を踏まえれば、実はこの「リアル」こそが「物語」だった、「来栖翔(役)」の努力と成功の映画を見ていた、とも読めるようなオチ。

 

実際は、そんな箇所は存在しないけど、もしも「来栖翔(役)」という「デビュー」の物語があったのなら、きっと歌謡祭に優勝してデビューをつかみ取ったあとに、急に「カット!!!」の声がかかり、観客が「エッ?これドキュメンタリーじゃないの!?」と思っていると、スタッフさんに「お疲れでしたー」とあいさつしたあと、カメラに近づいてきた翔くんが、「俺の物語はまだまだ続くぜ」と言ってニッと笑って暗転、エンドロール、になるような。

 

つ......伝わっている!!??

最後の結末である、ずっと公園に来て翔くんと交流していた近所のおじいさん(源さん)が実は小説家で、翔くんをモデルにした小説を書き、その映像化の話が原作者からの指名で翔くんと春歌ちゃんに舞い込んでデビュー!

これによって、Debut翔√は、ドキュメンタリーであると同時に「物語」になっているという二重構造を持っているし、翔くんのデビュー作は詳細には明かされないけど、まるで自分を演じているように翔くんは台詞を噛みしめる描写があるので、あながちその推測は間違っていないように思う。つまり、デビューのきっかけとなる「映画(=物語)」こそが「来栖翔(本人であり役)」を主人公としている。

 

 

そして、この二重構造の何がニクいって、Debut翔√で翔くんが悩み続けるのは、自分が「普通」であること。

「歌も、演技も、ダンスも、俺より出来る奴は山ほどいる。俺の代わりなんていくらでもいるんだ。俺じゃなきゃいけない何かなんてない。」

 

「俺、普通だし、何の取り柄もねーし。俺みたいな凡人には無理なんだよ、アイドルなんて......。」

 

「アイドルは自分があって、輝いていて、みんなの憧れじゃなくちゃいけないのに......。こんな俺じゃ輝けない。」

 

こうやってどん底に落ち込む翔くん。なんなら序盤では、ピーターパンの海賊といういわば「端役」ですら、掴めるかどうか危うい。

その翔くんの努力と成長の「デビュー譚」が、「物語」(=原作小説)なのだとしたら、「来栖翔」はまさしく「主人公」であるということ。「代わり」なんていない。翔くんこそが、「王子様」で「アイドル」で「主人公」であるということを、エンドそのものが何よりも証拠として示していて、「普通」であることに悩んだDebut翔√のエンドとして、こんなに......こんなに感動的なエンドがあっていいのか!と。

 

 

翔くん自身は、この「普通さ」を「等身大の俺にしかなれない」と腹を決めることで乗り越えてゆきつつ、エンド全体の構造としては、翔√そのものがドキュメンタリーであり、「物語」である以上、まさしく翔くんは、他の誰かじゃ絶対にダメな「主人公」なのであって、全体で翔くんの「非凡さ」を示しているところに痺れました。

 

 

そして、うたプリと言えば、ゲーム攻略し、エンドで流れる曲が感動的過ぎることで有名ですが、今回はイントロからの

 

I can do it !!!!!

がもう....号泣でした。

こんなん、「主人公」でしかない。「俺はできる!」の狼煙を挙げて、いざ行かん来栖翔!!!!!

君こそが、「王子」で「アイドル」で、「主人公」だ。

 

 

 

・アイドルという「物語」を愛すこと

 

さらにこの「翔くん自身が物語」という構造、何が最高って私の考える「アイドルの本質」を掴みつつ、これまでの翔√の流れを汲んでいるところ!

まさに一つの集大成としてのDebut!!!

 

まず、私の考える「アイドルの本質」って彼らが「物語の体現者」であるところ。

例えば、サバイバル番組は、わかりやすく「物語」を番組制作者が演出し、その枠組みの中にアイドル候補生自らが参入していく中で織りなされる「物語」をオタクが鑑賞する(時に、「物語」に干渉する)もの。

サバイバル番組ほどではなくても、デビューしたてのアイドルたちは「いつか東京ドームに立ちたい」「トップになりたい」という夢を語ることで、「デビュー」はCDをメジャー市場にリリースしたという単なる事実ではなく、「物語」の幕開けを意味する。

時に「下積み時代」と呼ばれるような低迷期を過ごしながらも、「夢を掴む」「物語」を、オタクたちは「共に織りなす」ことに、応援の甲斐を感じる、というのが、少なくとも私には一つの「本質」のように感じられる。

本質とまでは言わずとも、アイドルってそういう側面あるよね、といえば納得してくれる人も多いんじゃないだろうか。

 

そしてこの「物語」は「物語」でありながら、脚本はなく、アイドルという他人の人生そのものが「物語」であるところに、いわばギルティプレジャーがある。

これを「消費」と呼んでしまうのは簡単だけど、でも、自分のリアルをさらけ出して物語にされることすら厭わずに大衆の欲望の前に出ていくアイドルに、私は惹かれる。

 

そう考えている私にとって、決して甘くはない、そしてセオリー通りでもない「翔くんの人生」そのものが、「物語」になりうるところに、めちゃくちゃ唸った!そう!それがアイドルだよね!!だから、翔くんはアイドルなんだよ!めっちゃアイドル向いているよ!!

 

しかも、実はこの主題はリピ翔√、SS翔√で既に出てきている。

こういう時、ちゃんとこれまでのプレイをメモってて良かった~と思うけど、たとえばリピ翔√では「翔くんは生き様が売りのアイドルになる」って話をしている。

 

lovelifeenjoooooy.hatenablog.com

日向先生もそうなんだろうけど、「生き様がかっこいい」人なので翔くんは。その「生き様」について行きたくなる、という唯一無二の才能を持っている。

こんな風に他人の現実には非常に複雑なはずの人生を「生き様に惚れました!」と言えるのは、やっぱりある程度その人を「物語」とみなしていないと出てこない感想なはず。

だから、ファンにとっては、他人の人生を「物語」にして勝手に感動することは、アイドルの応援でしか味わえないギルティプレジャーなんだけど、これはプロの俳優やダンサー、楽器の演奏者etc.のファンが、第一に提供されるエンターテイメントの質を愛するところとの違いで、「アイドル」だからこそファンに与えることのできるエンターテイメントなんだよね!!!!(めっちゃ熱く語る私)

 

さらにSSでは、翔くんの人生(難病を乗り越える)をテレビ側が「エンタメ」「感動物語」にしてしまう。それが、SSのシャイニング運動会という名の事実上の24時間テレビ。(しばしば、「感動ポルノ」と揶揄されるそれを、翔くんは成し遂げる。)

 

lovelifeenjoooooy.hatenablog.com

 

この流れの中で、苦しい苦しい時期を共に歩んだDebutすらも、実は「小説のモデル」という形で、「物語」化されてゆくところに、翔くんの宿命とスター性が凝縮されている気がして好きです。

私はこの「他人の物語化」に抵抗を感じつつ、うーん、でも好きな味なんだよなぁ......と思っているオタクなので、翔くんの善性、優しさ、同時にアイドルへの覚悟と爽やかさが、こういうアイドルの「罪の味」的な部分を爽やかなフレーバーに包み込むパワーを持っていて、そこもまた非凡なるアイドル来栖翔の才能だ.....と震えております、笑

アイドル、オタクに頭使わせちゃダメだからね。楽しく「愛してもらう」ための才能が翔くんにはあるもんな......こんな苦しいし、ギルティなのに、こんなにさわやかで愛おしい翔√はすごい。

 

で、さらに、この小説原作者の源さんが、さらっと”一度夢を諦めたけど、翔くんと出会って奮起して、ようやく夢が叶った”と言っているところが最高。

 

何が最高って、そこそこ高齢と思われる源さんに一念発起させるような「生き様」=「物語」を翔くんのリアルライフは提示していたということ。

一念発起するって、「自分でもできる!やれる!」と思わないとできない訳で、それって翔くんが「普通」なところが関係しているのかな、と。

 

私は、来栖翔くん全然普通じゃないし才能とスター性に溢れまくっていると思うけど、その翔くんの悩みが春歌ちゃんのモノローグによれば「変わりたくても変われない。何も特別じゃない。ごく普通の悩み」だと。

本当は才能に溢れている人が「普通」っぽく見せて、「近所のお兄ちゃん」とか、「翔くんが頑張っているのなら、私も頑張ろう!」と思わせるのも、一つの才能なはずで、間違いなく翔くんはそれを持っている。

確かにChanging Our Songは普遍的な悩みを歌っていて「私に向けての」応援歌に感じられる。

 

翔くんの「人生が物語にならずにはいられない」というスター性と、同時にガチの凡人にも”親近感”を感じさせて、その生き様で「かっこいい!」「私も頑張ろう!」と思わせる「普通」の演出ができてるんだ~~~~!!!翔くん~~~~!!!くうううう~~~~~~!!!!と興奮しました。

まぁ、源さんも小説が映像化されているので凡人じゃないけどさ。

 

これが翔君の言う「俺は一人でトップを目指すんじゃなく、ファンのみんなと一緒に成長できるアイドルになりたい」という翔くんのファンファーストな姿勢からにじみ出た「一緒に歩んでいる感」なのかもね。

翔くんのやっていることは、並大抵のことではないのに、ファンにも「翔君頑張れ、私も頑張ろう。私もできる」と思わせるようなアイドル。それを「一緒に成長できる」と言ってくれる人。

 

 

ということで、まずは自分がモデルの小説でデビュー、という構造(恋愛エンド)にめちゃくちゃ興奮したという話でした。

 

 

 

 

 

・翔√の愛おしき仲間たち(盗作女除く)

 

翔くんの人柄の良さ、何より「でも、俺は人の善意を信じたい」と話す翔くんが報われる世界。(序盤は翔くんの努力と無関係にどんどん仕事やチャンスが去っていってしまうけど「それでも、信じる」という翔くんの強さ。)

人の良い所を信じたくなる翔√。

そんな翔√だからこそ、たくさんの仲間たちが出てくる!誕生日を二人っきりじゃなくて同期とお祭り騒ぎしちゃって「ガキっぽいな...」と言い出す可愛い翔春ちゃんたちだけど、なんだかんだで二人が人に恵まれているところがそういう描写にも出てて、翔春、みんなに支えられろ......となりました。

 

モブたち。

 

まずは、モブ。

さっきから書いているが、やはり「源さん」はうたプリ顔なしモブ選手権トップの活躍ぶり!

翔√4月、謎ののんびりとした体操のシーンから始まり、その他箇所でも「どう考えても地元の繋がりより、事務所の美風せんの言うこと聞いたほうがいいだろ...」「それアイドルへの近道なのか?」と思うような時期も、ちょこちょこと公園に顔を出す翔くんと春歌ちゃん。

謎だ~~~地元の子供より、テレビの向こうに顔を売らなきゃ~と思っていた私は、善人じゃないね、笑

その公園通いが、未来を切り開く。背伸びではなく、今周りにいる人、今持っている環境を大切にすることで未来が拓ける翔くんと春歌ちゃん......。いいカップルだ......。

 

 

なお、Debut翔√には、うたプリゲーム史上最邪悪(個人の見解)の盗作モブ女が登場する。

お前の!!!!!せいで!!!!!島流し!!!!!なんだよ!!!!!(爆キレ)

春歌ちゃんのアレンジを「地味ね」と切り捨てた星影セイラが、後々にもその時のプロデューサーが出てくるのでインパクトを残さなくてはならないはずが、モブ女がサイコパス最悪女すぎて、セイラ様の影を薄めてるよ......!!???

トキヤ√で意地悪してくるモブは、まぁ高校生だし...とか、この時期のトキヤ尖ってるし.....、元HAYATOだし......とか色々わからなくもないけど、この春歌ちゃんの曲パクる女は、突然出てきて、仮にも「新人作曲家」なのにパクッて平気な顔してるの、サイコパス過ぎだろ!??

 

翔√、モブの活躍が見れる不思議な√......。

 

個人的には、友情エンドで翔くんとなっちゃんの掛け合いを発掘してくるADさんもナイスモブ!!翔くんは、マジで人の良さが縁を繋いでいる...。

 

 

藍ちゃん。

 

藍ちゃんも一緒に成長するストーリーだったね!!????

 

ちょっと......全文書き写しになってしまいそうだからどこの話をしていいのかわからないくらい、トラビ、すごく良かった.......(語彙消失)

 

年下の後輩(しかもロボ)を託される、というのはやっぱりクラ組じゃなきゃできない。人徳というか、「人生何周目ですか!?」っぷりが学園時代から発揮されている二人だからこそ、藍ちゃんの「担当になれた」感。

もちろん、正式には、藍ちゃんが「クラ組の担当」なんだけど、博士の下調べもあるし、翔くんとなっちゃんが「藍ちゃんの担当」という感もあって、それがトラビの独特な絆の形を示してる。

何より学園時代から、なんだかんだ言って「常識人で大人っぽい」翔くんを、藍ちゃんは突っかかってくるから「生意気なヤツ」って思ってて、翔くんも藍ちゃんのことを先輩だとは知りながらも「なんだあいつ」と思いつつ「仲間だから正面からぶつかる」って選択をしているのが、アツイ!

 

あと、Debutでは先輩にどうやって交際バレするかが個人的には楽しみにしているポイントなのだけど、翔√では「交際バレ」が「ロボバレ」を引き起こす、という天才的な展開......!!!

「交際バレ」よりもずっと大きな衝撃を引き起こす「ロボバレ」.......うたプリの良い所詰まってるよ、美味しいね....(もぐもぐ)トンチキSF風味と愛と恋と友情が走り出す瞬間、たまんない......。

 

 

でも、何よりも、やっぱり、「ロボ」な藍ちゃんが「3人をリストに入れてほしい」と博士に歎願して、「絆」なんて曖昧なものをはっきりと信じるようになる。

自分で書き直したトラビの歌詞は

聞こえる?胸の鼓動が

(藍)今ならわかる気がする...

 

やばすぎる........(語彙全放棄)

 

そう、わかるんだよ、もう、藍ちゃんは................。たぶん、ここを書き直して披露したんだろうな...と。

 

 

そして、それが一番顕著なのは先輩エンド!!!!

エンド迎えずに7月に入れると、博士に交渉して3人はリストに入れてもらうけど、先輩エンドだと、藍ちゃん実力行使。

「わかってる。でも、これじゃ意味がない。どうして......。防衛本能なんかに負けたくない。」

「そんな他人が作ったものなんかにこの歌を壊されてたまるか......。なんだって本番直前にこんな......。」

 

秘密がばれていることを察し、その場合は、すぐにラボに戻り報告し、秘密を知った人間を抹消&藍ちゃんの記憶を消すことがマニュアル。その「防衛本能」に抗う、藍さん。

 

翔「お前がロボだからなんだってんだ!そんなこたぁ関係ねー。お前は、俺たちのチームメイトで、大事な先輩だ!」

那月「あいちゃん、歌は心です。あいちゃんが歌いたいと思う限り、歌はあいちゃんを裏切りません。」

 

トラビ...........号泣

 

 

そして、無事に(?)(リンクを切り、自らを壊しながら)ライブを乗り切った藍ちゃんからのこの一言。

「メモリは消させないよ。博士。それに、この3人にも手出しはさせない!」

 

藍さん.....(号泣)

全人類やって.....先輩エンド.........。

 

そもそもうたプリにおいて「歌は心」なのに、「心」がわからない藍ちゃんがいて、それを翔くんとなっちゃんが教える、最高の「歌」を歌い「絆」が生まれるっていううたプリの王道の良さがぎゅっと詰まっていて.......本当に好き。

それでいて、この先輩エンド、これだけ感動させておいて、最後はロケットパンチwwwwwwww「もうロボだってショウは知ってるからいいの~」って甘えた態度の藍ちゃんの存在そのものが「歌」と「心」と「友情」の証であり、それがトンチキSF風味の笑いと一緒に提供される、うたプリオブうたプリ.......。泣きながら笑いました。

 

翔くんなっちゃんと共に成長する美風藍さん。

藍ちゃん、登場は桜の妖精のようで、その後は厳しいながらも的確な指導。そして最後は「仲間」になる。本当に魅力的な人で、すっかり大好きになってしまった......。

 

 

 

四ノ宮さん。

 

「普通の何が悪いんですか?僕は翔ちゃんが羨ましいです。」

 

言った......!!!!!!

もう、これに尽きる。この一言の覚悟とパワーと愛。

那月√じゃないけど、これだけ自分の人生の「寂しさ」をはっきりと言語化するのってすごく覚悟が必要ははず。自分の傷を直視しないと出せない言葉のはずで、それをなっちゃんが言ったことがまず衝撃的だった。

そして、なっちゃんは聡い人なので、翔くんより先にデビューして、「天才」である自分が、この発言を悩む翔ちゃんに伝えることの危うさを理解しているはず。

もしかしたら、翔くんとの友情がすべてなくなるかもしれない。翔くんとの友情が仮に維持されても、この「天才」の一言で心が折れて翔くんはアイドルを辞めてしまうかもしれない。

そういう可能性に、なっちゃんは気づいているはず。だって、「天才」にこんなこと言われたら、怒るか、絶望しちゃうよ。並みの関係性なら。

 

でも、なっちゃんは、翔くんのことを信じている。そして、誰よりも知っている。

だから、早乙女学園の姉妹校のことを調べているタイミングで、「普通で何が悪いんですか」と言える。

これが、翔くんの背中を押し、翔くんに正しいエールとして受け取られ、翔くんとの友情と、そして共にステージに立つ未来を信じてこの言葉を言える。

これを受け止められる関係性がクラ組のすごいところだと、ひっくり返りそうになった一言。

 

 

さらに、このちょっと前に、翔くんが落ち込みまくり少しやさぐれて、春歌ちゃんですら「どうやって隣にいたらいいんだろう?」と苦しくなっている場面の四ノ宮那月。

 

「翔ちゃん、ごはん作って。」

「落ち込んでるより、怒ってる方がいいね。だからいっぱい怒っていいよ。」

 

ヒロインよりも的確に翔くんの傍に寄り添い始めた.....!!!????

もっとも、翔くんにも春歌ちゃんだからこそ素直になれない部分と、那月だからこそ「しょうがねーなー」の部分はある。

それにしても、ここのなっちゃんは「来栖翔暦が長いな....!!!??」とマウント取られた気分になる見事な四ノ宮那月さんでしたね......。

 

 

なんというか、正直にメタ的にいうと、リピの同室とかは、すごくよくできた「ビジネス戦略」にも見えて(まぁブロッコリーがそこまで考えてた訳じゃなさそうだけど)「はいはい、笑 いろんな解釈に開かれている方が絶対に盛り上がるよね」という感が私にはあったんですが、Debutまで煮込まれてくると、もうそういうメタい考えは遠くに行って、人間には圧倒的に惹かれ合うような関係性の人間と一緒に人生を織りなしていく側面があり、その相手は一人じゃない(ヒロインだけじゃない)。そうやって「生きて」いくんだ、と納得させられた。

ここまで、音也、トキヤ、真斗、翔とやってきて、やっぱり8月~9月の同室とのやり取りはすごく特別。すごく記憶に残る。

恋とか友情とか、きっとその境界は曖昧で、でっかい感情と運命にもまれながら、人生をやっていく。プリンスたちのそういう藻掻きを見せてもらうゲームにおいて、欠かせない存在なんだよなぁ、同室。

 

 

寿さんと博士!(そして、音也)

 

博士......!博士よかったね~~~~~。博士、藍ちゃんよりも先に出て来たからね、笑

博士、ほぼメインサブキャラなのでは?くらい結構喋ってる。

春歌ちゃんの相談相手になったりもしてて、いい味出してた。

個人的には、翔くんとの関係がこじれた時に、公園で「じゃあ俺と付き合う?アイドルじゃなきゃいいんでしょ?」「冗談冗談。君が笑ってくれてよかったよ」的なことを言い出したときに、博士もAll Starで攻略できますか!!???的な気持ちになった、笑

薫くんといい、翔√には、いい感じの攻略できない人が出てくる謎w

(でもASやったら印象変わるかもしれない。)

 

そして、寿さん!

博士と寿さんは、藍ちゃんのママとパパなのか?????博士、美風、寿の間に何があるのかよくわかんないけど、博士と寿さんが仲良しそうでよかった(?)

 

というのも、寿さんが翔くんのこと、気にかけてくれている描写があって、それは寿さん自身の経験もあるんだろうけど、寿さんの面倒見の良さ故でもあるのかなぁと。

藍ちゃんは若いから、きっと翔くんや四ノ宮さんのことを、寿さんは気にかけていたんだろうな、と。ということは、あれだけランラン~!と言ってるので、なんだかんだ真斗とレンも目に入る限りはチェックしてるだろうし、そもそも藍ちゃんだけじゃなくて、ランラン、カミュのことも「年下」って思ってそう......と勝手に推測。

つまり、なんだかんだで10人のことを気にかけているんだろうな~と思ったので、そんな寿さんがケアされる場所が必要だろうから、博士が登場して「ここで愚痴言ってるんだ!?」となった発見。

(が、本当に博士はいい人なのか......?まぁわからないことはASに持ち越し。)

 

何より、寿さんは対翔くんに対しては、「最初から輝けるわけではない」というなかなか渋めのアドバイスを示唆する存在であり、「一発屋になってはいけない」とこれまた渋いことを言う先輩なので、そこが凄い好きだった...。

前回、AASSL翔√の時に「翔くん絶対売れる!」と感想を書いた私だけど、それが「あー一時期バラエティとかたくさん出てた子ね」と一発屋的扱いになってるのが、くぅ~~~シビア~~~と痺れる所で。

そこをフォローしてくれる先輩がいるというのは心強いね。翔くんは、その善性ゆえに色んな人が手を貸したくなっていく、という所がすごい好き....。翔√の愛しき仲間たちよ......(モブ盗作女お前は許さない)(まだ言ってる)

 

あと、音也が出てきて「音也、あいつも天才だった」ってなる場面。

サッカー組ってキャッキャ楽しくサッカーやってる二人~って認識だったので、ここで「天才」の方に入って、翔くんのチャンスを攫って行く男、一十木音也......。めっちゃ味がする。

 

 

 

・翔春、ほんといいカップ

 

........スゥ.......(息を吸い込んで)

 

Changing Our Songは「二人」が入ってる曲!!!!!!!!(大声)

 

「どうせならお前も曲の中に入れちゃおうぜ」

 

 

墓石に刻みてぇ.............。

 

 

拙者、彼女とイチャイチャしながら(語弊)作った曲なのに、来栖翔のキャリア初期曲は「応援歌」の範囲内でラブソングラブソングしていないところが好き侍!!

Changing Our Songも、普遍的な応援歌に聞こえる。

 

もちろん、このキツイ期間の翔くんの努力と成長が詰まっている曲だからそうなんだけど、それにしたってベースが彼女と南の島で作ってるとは思わないじゃん!!!???????

来栖翔くんと七海春歌ちゃんカップル、すごい!!!!

デビュー曲に「二人」を入れ込んだ挙句に、南の島というウキウキシチュエーション(邪魔なし二人きり)で作って、あのメロディ!!!!!!!!!!!

しっとりねっとり熱い夜!みたいにならない!!十代の男子だぞ!!????(いや逆に17歳だから出せる爽やかさなのか!?)

 

 

オタクの手元に届く頃には見事な「応援歌」になっているの..........最高すぎる......”OUR”って翔くんとオタクの意味じゃなくて、翔と春歌じゃん.............最高だよ、翔春。

いや~~~~~めっちゃ興奮した!!!!!!

(私は、アイドルがなんだかんだで「全部」を見せている訳じゃないところに興奮する人間です。)

 

 

翔春、序盤ずっと可愛いから、ずっと可愛いのかと思ったら、後半で翔くんが余裕なくすのも、すごく好き。

なんていうか、翔√の辛さって、前半翔くんが明るいところだと思っていて、トキヤ√はトキヤ自身が追い詰められてヨワヨワになってるのが序盤から続くから逆にわかりやすくて気が楽、というか。一方で、翔くんは島流しになった時でさえも、「時間が作れた!」とポジティブに捉えるし、いつだっていつだって明るく振舞おうとする。大人っぽく自分の気持ちをコントロールしようとする。

 

その翔くんが、余裕をなくす。

「......どんなに努力しても出来ないことはある。子どもの頃から俺は、そうやっていろんなことをあきらめて生きて来た。」

 

「別に。ただちょっとダルいだけ。」

 

これがキツイ。あの翔くんが、スーパー理不尽島流し(お袋危篤つき)にも明るく振舞っていた翔くんが、折れてしまう。その事実が、苦しかった。(ただオタクとしては「あの翔くんがぶっきらぼうに!!!そのタイプの翔春!!!!リピ12月で「だから?」と春歌ちゃんの心配をあえて突き返すような翔春!!!!!あああああああああああああ!!!!」と大興奮しましたが、笑)

この苦しさの一因が、那月と春歌が先にデビューした、所から来てるもの苦しくて。那月だけならわかるけど、春歌ちゃんまで那月の曲を作ることで、藍ちゃんに先にブラザーエンブレムを渡されそうになる。

これ地味にキッツイな....と。

しかも、6月に誕生日でいちゃいちゃしてるときに「同じ目線でいられる今が一番楽しい」と話しているから、その「差」が余計に......。

 

最終的には、目的地が同じならいい、し、なんだかんだで春歌ちゃんの不調をカバーしたり、支え合いの翔春になっていく。

その乗り越えも素敵だし、やっぱりいつでも「頼れる彼氏」である翔くんが、春歌ちゃんの前で、そうじゃない姿を見せたことは、最大の苦しいポイントでありつつ、まさに苦しいときを一緒にいられる関係に進展してるのがわかって、すごく好きでした......。

楽しいときをもっと楽しくするために二人でいることも大事だけど、苦しくて上機嫌でいられないときも一緒にいる二人、という翔春が見れたのがすごい良かった...。

リピの時から、依存と自律の間を、ケアと男気の間を揺れ動くのが翔春で、今回も「頼ること」と「一人で頑張る」の匙加減の狭間で揺れて、足並みが乱れる場面もあったけど、そこを乗り越えた翔春はもっと素敵なカップルになる、という恋物語......。

 

 

 

あとは、私的に多分7人の彼女の中で一番「弱い」春歌ちゃんが翔くんのところの春歌ちゃんなんじゃないかな、と個人的には思っていて、今回も「私地味だから......」的になりそうなところを、翔くんに救われていて、リピ4月のニュートラル春歌ちゃん(誰の彼女でもない)ところから、翔くんと付き合ったことで、翔くんの男気に支えられる部分がある春歌ちゃん、に変化している所も、くぅ~~~~~交際の醍醐味~~~~時間の流れ~~~~と興奮した。一方で、春歌ちゃんは翔くんの誰よりも理解者で藍ちゃんに「一緒に歌えばわかります。翔くんがどんなふうに他人の良さを理解し、吸収していくのかを。」と助言する、スーパーパートナーっぷりも発揮していて、これも交際期間の長さが出てて好きだったな...。

それに翔春、お互いに「至らないところの多い彼女だけど」「頼りねー彼氏だけど」と、「彼氏」「彼女」の認識があるのがたまらなく可愛いので、可愛いです!!!!!!!!!(大声)

 

 

 

 

他にも翔春可愛いポイントを挙げればキリがないので、さしあたりこの辺で......。

 

 

 

ということで、アイドルとしての成長も、恋物語の進展も、仲間との絆も3作積み重ねてきた良さが詰まっていて、うたプリ、好きだぜ......(Big Love)の気持ちで一杯になりました。

何より「普通じゃない」翔くんの「普遍的な」魅力が、アイドルである大前提として「人として」の魅力が詰まっていて、益々翔くんのことが好きになりました!!

 

 

以上、Debut翔√の感想でした!

 

 

 

歌って!踊って!笑って!泣いて!マモライ初体験記

 

先日、ご縁があり、宮野さんのライブSINGING!東京公演(2023.10.21)へと参戦してきました〜!

 

はちゃめちゃに楽しかったので、その感想?です〜!せっかく誘っていただいたので、ご縁に報いるためにも書きたいぞ~!と思ったのですが、いつも通り勢いで書いているところがありますので、基本的に何でもOKな人向けです!

(一言だけ嵐の話します。)

 

とにかく、初めてマモライ行ってみたよ~の記事なので、いろいろとご容赦ください。

 

 

 

 

 

======

 

 

・〜前日まで

今回、ご縁がありお誘いいただいたのですが、その誘ってくれた方のプレゼン力が高すぎた!「エンタメの塊であるマモライを体験していただきたい!」と断言されたら、それは行ってみたい!!と思うのが元現場大好きオタク(コロナ禍以降お休み中)。「エンタメの塊」なんて、いくらなんでも血が騒ぐ……!

私で良ければ、全力で行きたい!!!!

 

 

そして、マモルミヤノ、始まる前からホスピタリティがハンパない。なんと「予習用動画」がYouTubeにアップされとる…!!すごい!!!(なお復習まで存在した。手厚い。)

お陰で予習がやりやすい!耳に入った曲をiTunes でチェックして反復横跳び!これで予習できる...!

もちろんセトリネタバレには配慮してるだろうから、その他の曲も履修しつつ、ありがたかった!

実際、入ってみて、セトリバレと予習のバランスが絶妙〜〜と唸りました…。重要ポイントは押さえつつ、全貌は見えない…すごい予習システム。

 

 

・当日

ウキウキしながら会場で合流。

そして、ずっと聞いてみたかった謎を誘ってくれた宮野ファンに聞いてみる…

 

「あの…あの皆さん持ってる白いお米みたいなの、何ですか?」

 

「あ〜『こいつ』ですね」

 

こいつ!!!!???固有名詞が!?こいつ!?指示代名詞だろうが!!!???

 

この時点で「もしかしてマモライ、めっちゃ面白いのでは…?」と思い始める。オタクに正体不明の「こいつ」持たせてるの、めちゃオモロいやん…。

 

 

・いざ、公演スタート

 

 

脚長っ……!?

 

 

3分に一回くらい宮野さんの脚の長さに圧倒されていた…。声だしOKなのでマスクの中でモゴモゴと「脚長......」と何度つぶやいたことか。

改めて、すごくスタイルのいい方だな…と。椅子に座ってMCしてる時も長すぎる脚を持て余していた…すごくいいよ……。

 

何よりこの脚やスタイルを宮野さん自身が「意識している」のがパフォーマンスの随所に出てるのが、すごく良かった。

脚を指でなぞったり、お腹を見せたり、肩をチラ見せしたり、背中を出したり……言葉を選ばずに言えば「俺に欲情して!」と言わんばかり(それでいて上品な「パフォーマンス」の範囲)の振り付けがいくつもあって、そういう他者の視線を内在化してるところにゾクゾクしました。

あぁ、この人は「見られる」というのがどういうことかよーくよーく理解して、ステージで振舞っているなと思ったし、そうであるからこそ「エンターテイナー」と呼ばれるのだと。

 

 

ただ脚が長く素敵な人はたくさんいて、そうではなくて「宮野真守」でなければならないのは、この圧倒的に「見られる」ことを引き受ける姿勢にあるのだと確信するパフォーマンスの数々でした。

キスしたり甘い言葉も何もかも、こう…やってる人が演者として自信を持たないと無意味なものだから(少しでも恥ずかしがってしまうと”ダサい”ものだから)、自分の努力や積み重ねたものに誇りと矜持があるからこそ、こんなふうに「俺を見て!」と歌い踊れるのだと、熱狂の渦の中で感動しておりました…!

 

で、そんなことを思いながらコンサートを楽しんでいたら、後半のMCでコロナ禍について言及しながら、宮野さんが「みんなの道標になる、マイルストーンになるといつも言っている」と話し出して、それだーーーーー!!!と膝を打ちました。

「みんなの道標になる」なんて、とても荷が重いことで、並みの人間にはしんどいはず。一方で、アーティストというステージに立つ選ばれた人間、多くの人に愛されて見られて成り立つ仕事の人だけが語れる特権的なことでもある。

宮野さんは、そういう重荷であり特権を意識的に引き受けて、それを実現しようと試行錯誤したからこそ、ああいったライブになっているのか…そうであれば、あのパフォーマンスになるよな……と納得してました。

 

「みんなの道標」を掲げて実践して、改めてあれだけの人数の前で口に出来るスター性と大胆不敵さ、それでいてその言葉が真摯かつ誠実に聞こえる圧倒的実力に、マモーーーーーー!!!!と私も叫ばざるを得ないのでした。

 

これが「マモライはエンタメ塊なんで!」と言わしめる所以か…!と。

 

 

・多彩な楽曲たち

 

楽曲もほんと〜にバリエーション豊かで、カラフルで、いくつか予習できてない曲もあったけど、どれも本当に良かった…。

個人的にはレーザー中毒なので、レーザーガンガン演出がたまらなくてブチ上がってました!!!!!!レーザーがばきゅんばきゅん出てるだけで楽しいですからね、こんなん。

 

歌うコーナーも沢山あり、予習動画助かりまくり!!!!

さらに重要場面では、宮野さん直々にご指導くださるので、ビギナーも安心して歌えた!!!!!!!!!オタクの歌声、感動するね!!!!!!!!!

(歌はもちろん、ぱなな~ みたいになる所を、オタクに「バナナじゃないよ!」とツッコんだ瞬間にペンラを黄色にするオタクのみんなも最高だった。)

躍る所も歌うところも、これまでのオタ活でもっとえぐい無茶ぶりを演者にされてきたので、結構時間取って丁寧に教えてくれるの優しい~~~!と感激した。

一方で、その丁寧さによって、狂気をスピード感でゴリ押しするタイプではなく、かなりの人数でしっかりしたレクチャーの後に「ICHIGO~甘くてChuっぱいね~」を踊る、という丁寧な狂気になっていたの、大変シュールでした(はなまる)。

 

 

なお、うたプリから私はやって来たので、やはりカノンはガン上がりました〜!!!!!

近くの男性が頭をガンガン振っていてその光景も含めてとても良………。

あの場で聞くと、こんなゴリゴリのロックなのか〜!という発見もあった。

 

 

 

 

・ノンフィクショニング

 

 

爆長尺のコント!!?

 

 

暗転し、モニターに映るドキュメンタリー映像。

「15周年だし、こうやってファンを泣かせる演出もあるよね…」の私。

 

が、どうも「ハイハイ始まりました〜!」的な空気感の周りの皆さん。

「ガチドキュメンタリーなのか?それともこれは……!?」とイマイチ判断つかないままの私。

 

 

「15周年だぞ!!!」(胸ぐらを掴んでホワイトボードに押し付け)

 

 

待て待て待て!!!!

笑い死ぬかと思った………(震え)

そもそも雅の格好で出てきたのズルすぎる……(思い出し笑い)

なんとなくMカードやJUNONのことは存じ上げていたので、雅が会場にやってくるのかな?と思っていたのですが、もう別人とかいろいろぐちゃぐちゃで、宮野さんが撮影だって言ってるのに雅の恰好で出てきて喧嘩始めるの、あまりに雑で全部がサイコーだった。いいぞ、狂気、もっとやれ。

公演終わった瞬間に連れて行ってもらった方に「あの...しゅんりーって誰なんですか?」と聞かずにはいられなかった。

マモが逃亡したあと、パインを見かけて走り出すところも爆笑すぎて立っているのがやっとだった......。

 

 

いや〜〜〜最高すぎる…動画を使った長尺のコント、好きだ!!!

そして、いちご曲のMVがかかって大団円ー!お疲れ様でした〜!!!

 

 

と思ったら本人ステージ出てきた!!?その後、しっかり尺使って振り付けを丁寧に説明、そしてみんなで踊る…!!

多幸感がすごい時間…笑

 

映像だけで終わりかと思いきや、爆長尺で、その事実そのものがもう面白かった…。

コント長すぎでしょ!?笑 一大コーナーだったわ。

シュールな笑い、好き過ぎる。

 

しかも、オタクたちがめちゃくちゃ鍛え上げられているから後半のMCで「コントも無かったし…」と口走った宮野さんに、オタクがすかさず「あったよーーー!!!」と叫んでて、そこまで含めてよく出来たコントすぎ…爆笑

オタク、本人が無いって言ってるのに「あったよー!」最高。本人を訂正していくオタク。

 

コントの次のパートが、ゴリッゴリのパフォーマンスコーナーだったので、帰りに同行者さんと「ギャップで風邪引きそうでしたね」と言い合ったのも忘れられない思い出です。

 

 

 

・「声」を出すこと

これは鈴村さんのライブに行ったときも思ったけど、やっぱり「声」優さんの語る「声」の話っていうのは、重みが違うな......と思うMCの数々でした。

 

「声だしNG」というのは、エンターテイナー一般にとって苦しい規制であった(もっともあの時期には、そしてもしかしたら今も、必要な規制なことは百も承知。)んだと思うけど、「声」を生業にしている人はその解像度が違う。

言葉の端々から、「声」を愛おしむ姿勢が感じられて、すごく心に響いた。

 

 

何よりね、TEAMって曲がすごく印象に残っている。
「やっぱりみんな声出したかったよね」って、いわば前回のツアーの後悔?というのかな、あの時はBESTだと思ってやったけど、やっぱりそれは限定的な状況におけるBetterな選択肢でしかなくて、改めて振り返るとくやしさがあるから、今回歌おう(Singing!)っていう流れが、本当に良かった。

(予習していったので、僭越ながら私も同時に歌いました。)

 

宮野さんのライブの感想で、他のライブの話して申し訳ないんだけど、私はやっぱり嵐ファンだったから、彼らは2020年末に活動休止してしまって、「声だしOK」の今の状況に一緒に来ることができなかった。

彼らの時計は止まっていて、私の時計だけが進んでいる状態で、私は再び「声」を手にしている。

だから、「やっぱり声出したかったよね」って言った宮野さんを見て、私は感激すると同時にちょっと......悲しいというか悔しいというか、やりきれない気持ちがちょっとぶり返した、笑 空っぽの東京ドームで幕を下ろしたっきりのアーティストもいるからさ。

まぁでも、どうしようもできないことはどうしようもないのでいいとして、だから......宮野さんと、宮野さんのファンのみなさん、本当におめでとう。そしてよかったね。一緒に2023年に来たことが奇跡だよ。

 

長いトンネルを抜けられるのは、誰もができることじゃない。

「やっぱり声出したかったよね」「あえて合唱曲にするって言ったけど、」って「あの時」を振り返って、じゃあリベンジという訳じゃないけど今回歌います!ってできるのは、本当に奇跡のようなことだから、おめでとうチームマモ!と。

一緒に、どんなときも歩み続けて来た、15年間品種改良したからwこその、ね!絆のできる技ですよ。こうやって代々木体育館でSinging!できるのは。

 

 

そして私も、大きな会場の一席で"I just wanna thank you for being my best time."できたこと、幸せだった。

どうしようもないこと沢山あるけど、今日はマモのために精一杯おしゃれをして、服装に悩み、楽しむために代々木体育館にやってきた。

I'm here for youだよ、と。

メドレーで、ガンガンにペンライト振って、レーザーに溺れて、全部忘れちゃうくらい楽しくて熱狂した。この瞬間は、私のすべてがマモのエンタメを浴びるために存在していた。

私も、こんな楽しい2023年に、思いもよらない形ではあったけど、宮野さんのライブに来ることができて本当によかった。

 

 

 

そんなことを考えた初めてのマモライでした~~~!

 

 

とにかく、歌って、踊って、笑って、泣いて、ほんと~~に楽しかった!

序盤ダンスが続いて、ほ~う......と思っていたら、バラードコーナー、MC、そしてコントとどんどん予測不能の展開に引き込まれた......!歌ったり、踊ったり、笑わされたりで息つく暇もないジェットコースター!!!

このまま駆け抜けるのかと思ったら、ちょっぴり泣かされたり。

いっぱい感情が刺激されるのは健康にいいエンタメ!!!

め~っちゃ幸せになるライブでした!

 

 

鈴さんのライブで「ルーツ」を見つめ直した話

 

鈴村さんのライブに行った!(Roots 2023.10.08パシフィコ横浜公演)

とても楽しかった!ので、その日記。

 

Rootsというタイトルに沿って構成されたライブに刺激されて、自分の「ルーツ」を考えずにはいられなかった、という話なので、感想というよりマジ日記です。

(※私はもともとジャニオタで、私の今の最大の精神的負荷なので、以下ジャニー喜多川性加害問題への言及を含みます。また、したがって自分語り的側面がすごい記事です。)

 

 

そういうものを読むよ~という人がいればどうぞ。

 

 

 

 

======

 

なんか私、疲れていたし、乾いていたんだな、と溢れる涙をマスクがどひゃどひゃ吸収するのを頬で感じながら、ふと思っていた。

青いペンライトを振って、鈴村さんの素敵な歌声に身を委ね、すーーーっと心が潤っていった。

 

 

 

 

 

ま、そりゃそうだ。そう。

正直言って、私の足先から首の骨の上の上まではJ社のエンタメで出来ている。いわば、私の「ルーツ」はJ社にあるものだから、ここ数ヶ月の私の思考はずっとずっと絡まり続けていた。

起きている事柄を整理して、事務所経営陣が責任を取るべき、と通り一遍の結論に辿り着いたのとは別に、めんどくせ〜オタク感情としては、どうしても自分の人生と切り離して捉えることが出来なかった。自他境界を曖昧にすることを「愛する」ことだと勘違いするような幼い時から、私はアイドルのファンだった。

それに私はあそこの「暴力的」なところを愛していたという事情もある。

とにかく、理屈とは別に、整理のつかない感情が、ずっと絡まっていた。

 

 

好きなものを好きなだけ見れればそれでいいとは思わない性格なので、好きなものを好きでいることが何を意味するか、意味したのか。私は「何が」好きだったのか。私の責任はなんだろうか。そんなことばかりを考えている。

 

 

過去なんかなくなればいい、と思う日もあった。

今の私が一番アツいジャンルがうたプリであることは変わりなくて、ならば私はもう、「プリンセス」で、自分が「これまで」愛したものについて頭を使い続けるのではなく、「今の」自分のことだけ考えればいいじゃん!と思ったりもした。

それでも、ふとした瞬間に私が何かを「美しい」と思う理由は、私の「これまで」にあった。私の今の仕事は、私の今の言葉は、私の今の価値観は……、ぜんぶ「今」だけでは説明出来なかった。「アイドル」であるうたプリのプリンスたちが私の琴線に触れたのも、私のそんな「ルーツ」と切り離せない。

 

それに、あんなに楽しくて美しくて苦しくも大切な日々を無かったことにはできない。

 

それでも、J社のエンタメが私の大部分を構成するものだとしても、結局、自分の人生は、自分でやっていくしかない。

アイドルは、事務所は、他人は、責任を取ってはくれない。

そんなことわかってる、でも、どうしていいかわからないまま、思考は絡まり続けていた。

 

 

それに加えて10月から新しい業務をすることになったり、自分の力不足を実感する出来事があったり。仕事もガッタガタだった。

 

 

そんな日々において、Jではなく、ましてやアイドルでもない人のライブに行く。

その意味で、声優でアーティストの鈴村さんのライブに行くこの日をとても楽しみにしていた。僅かな時間でも、忘れたかった。何もかも。声を出して。

5月ごろ、こんな未来を知る由もなく、軽い気持ちで取った鈴村さんのライブチケットは、気づけば希望だった。

 

 

 

そして、鈴村さんによる「ルーツ」をテーマにしたライブは始まった。

 

 

 

一曲目はHEROだった。

鈴村さんの大好きなものを身体中で表現していた。

「好き!!!」だ、これは「好き」と「生きる」の話をしてる!と感じ取った私は一曲目からポロポロ泣いていた…。

 

ライブは終始、鈴村さんの好きなもの、鈴村さんを作るもの、鈴村さんの「ルーツ」が詰まっていた。

鈴村さんの優しく柔らかい声は、私の絡まる思考をほろほろと溶かし、ほどき、涙と一緒に流していった。

 

 

鈴村さんは、ブロックごとに短いMCを挟み、「ルーツ」の話をする。

ヒーロー、生きること、食べること、自分が誰かの「ルーツ」になること、傷つくことも恐れずに誰かとコミュニケーションを取ること。

 

 

言葉で、何より音楽で、そうしたテーマを鈴村さんは観客に届ける。

だからこそ私は、決して、「忘れる」ことは出来なかった。私の好きなもの、私が生きること、私が食べること、私の街、私がコミュニケーションを取ろうとして失敗したこと、そう、つまり、私の「ルーツ」を思い出さずにはいられない。音楽に身を委ね、声を出しながらも、私は私の「ルーツ」を見つめ直していた。

 

そういう音楽の力で満ちていた。鈴村さんがたくさんのことを、歌に、声に、こめてくれたからこそ。

 

 

 

ここ数ヶ月、私の頭の中で絡まり続けている私の好きなものであり、私の世界の「ルーツ」について(つまり、特定の事務所の特定のアイドルについて)、正直、何度も頭をよぎった。私の「ルーツ」、私の「好きなもの」、私の「夢」、私の「人生」、鈴村さんが音楽でそれを観客に訴えるたびに、私は自己と対峙した。

 

そのほかにも、今週失敗した仕事、今叶えようとしている夢のこと、うまく言葉が伝わらないまま「声」を届けられずに別れてしまった恋人、私がいたから今の自分がいます!と私を慕ってくれる後輩。

無数の「ルーツ」たちが、鈴村さんの歌声に引き出されて行く。

 

でも苦痛ではなかった。

不思議だね、すごくすごく、一つ一つが解けて、癒えていった。

ぽろぽろと、マスクを濡らす涙を流せば流すほどに、頭の絡まりはほどけ、心の渇きは潤っていく感覚。

 

私の人生に必要なエンタメは、必要なときに目の前に現れる。

 

 

そう確信するとても素敵な時間だった。

ジャニオタだった私が、コロナ禍を経てアニメや声優さんのエンタメに出会い、こうしてパシフィコ横浜にいること。人生は予想通りでも、まっすぐな道でもないけれど、ひょんなことから素敵な出会いにたどり着き、最高なライブで「美味しい中華が食べたい!\\食べたい!!//」とか「ハイボール!」って叫べてるって事実があれば、きっとこれからも大丈夫な気がした。

なんの根拠もないけどさ!

 

 

結局、何も解決はしていない。私の「ルーツ」は変わらない。

でも、よく考えたら私は考えることが「好き」だから、笑 

考えて考えて生きていく。

考えることは好きだけど、頭は良くないし、自分の夢には届かないことばかりで、上手く出来ないこともたくさんある。でも頑張ろう。

鈴村さんの言うように、私はきっと私の人生の主人公なのだから。誰にも譲れない。

 

 

 

メキメキと別人のようになれない。

私は「これまで」も「これから」も、好きなものは好きだ。

好きを謳歌して、生きていくよ。

それと考えること、責任を追及すること、自分の責任を考えることは両立できるから。

 

メキメキと仕事はできるようにならないけれど、私は私の夢をまだまだ追いたい。

私もきっと誰かのルーツになれるはず。

 

 

 

 

それに、「これまで」という意味での「ルーツ」だけではなく「今」と「未来」もたくさん感じた。

コロナ禍は、しんどかったし、たくさん現場がなくなって、声を出せない期間があったけれど、私に新しいアニメや声優さんとの出会いをくれた。うん、そうやって、ポジティブに変換しよう。そうしよう。だから、私は、2023年10月8日にパシフィコ横浜で「初めて来た人~」という問いかけに、おずおずと手を挙げることができた。

 

 

実は、鈴村さんのライブが、うちわを持たない初めてのライブだった!笑 

慣れなかった下からゆーっくりあげるタイプのペンライトの振り方も、いつのまにか上手にできるようになった。

素敵な鈴村さんを見ると反射的に「キャー♡(黄色い声)」をあげてしまうのは、身に染み付いているなって思って自分でちょっと笑ってしまったけど。(みなさん上手に「フゥ~~~~~!!」って興奮した時は言っていた。)

グループアイドルの曲ばかり聞いていた私が、鈴村さんの楽曲を聞きこんで、他のファンのみなさんと一緒にINTENTIONを歌ったこと、SHIPのコールをしたこと、あいうえおんがくで盛り上がったこと、ららら~と歌ってアンコールを呼び込んだことも、そう。(アンコール最高~だった、泣)

 

 

食べ物みたいに、今日のエンタメが明日の私の力になって、明日からの私の人生に繋がっていく。鈴村さんの声が、歌が、明日の私を作る。そして、このライブが、未来の私の「ルーツ」になる

 

 

これまでの自分を愛しながらも、私は変わっていけるし、いろんな好きと出会って、好きを謳歌していける!ね!きっと!!

 

私の「ルーツ」を、大事にできる。過去なんてなくなれば、と考えるのはやめよう。

同時にそれに囚われるだけでなく、新しい今日を「ルーツ」にしていけるのなら、未来は明るい。

 

 

 

そんなふうに、少しだけ頭が整理されて、たくさん心が潤って。疲れた身体が癒されて、明日への力を貰えた。素敵なライブだった。

 

 

今週は、今も鈴さんのライブの余韻にいる。

電車の中で、職場のエレベーターで、思い出して泣きそうになる。

多分、この日々もいつかきっと、鈴村さんの音楽とともに、未来の私のルーツになる。

そうやって、私の「好き」が私を作っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Debut愛島セシル√感想

 

Debut愛島セシル√感想です!!!!!

 

いや~~~~~~~めっちゃ好き!!!!!!!

 

セシ春ににこにこしたり、カミュを信じられなくなったり、「アイドル」になることを論じたり、相変わらずいろんなことを言っておりますので、ご了承ください~~。

 

では!

 

 

 

========

 

・いつでも二人は二人三脚

 

 

魔法と呪いが交錯する「それが愛というのなら共に奏でようADV」の「アドベンチャー」の部分が極大化したセシル√の感想で最初に言うのそれかよ、って感じなんですが言わせてほしい。「それが愛というのなら共に奏でようADV」過ぎる!!!!!

 

ほんっとうに!ラブストーリーでアドベンチャーで、「共に奏でる」物語だった~~~泣

 

 

Debutだからこそ、セシルさん自身が成長する話であるのはもちろんだけど、「乙女ゲーム」の名前にふさわしいラブっぷりで。しかも、ドラマチックで波のあるラブというよりは、ささやかな(でもマジカルな)日々がそこにはあって.....。

 

「では、おあいこですね」って、カミュに嫉妬する自分は子どもっぽいのかな、の話の後に笑い合うほのぼのっぷりとか、たまらないです。

「ライブ頑張ったので、ご褒美ください」って甘えようとしたりするところも。(セシルさん、きっちりアダルトでセクシーな部分もあるのがまたたまらないです.......。)

 

個人的にお気に入りなのは、既に真斗ルートで「1人で頑張らなくてはいけない」の強迫観念によって突如いなくなるという展開を迎えた経験のある私は、セシルさんがカミュさんのパフォーマンスを見たことを機に一人で頑張る!と言い出したときが「そんな....」と苦しくなりましたが、案外あっさり(?)試行錯誤の末に戻ってくる。

「ワタシは他の誰にもなれないから、ワタシなりの良さを模索するしかない。」

 

セシルさん、決断したらとりあえず実行、そして妥当な結論に戻ってきて春歌ちゃんとも合流。決断力、実行力だけでなく、柔軟なところもあり、吸収力もすごくて素晴らしい人だ.....。そして、吹っ切れたら春歌ちゃんの部屋にもまた来てくれる。

確かにセシ春にも細々としたミスコミュニケーションや、仕事に一生懸命になる結果としてのすれ違いがあるけど、割と細かなスパンで仲直りしていて、この二人にとってそういった出来事が全然致命傷にならないことが、8月の前半までで示されているのがすごく素敵。

 

だって、思い返せばリピでかなり切なかった。「始めましょう、終わりを」って言っていた二人なんですよ。この卒業オーディションが終わったら、離れ離れになってしまう、と。(リピ、思い出しただけで泣きそう....。)

そして、SSでも「これが文化の違い」という話が出て、日本のこと知ってるナツキにもやもやしたりしてたのに、Debutでは全然1ミリも別れる気配がない。二人の間の愛は揺るがないことが、ずーっと示されている。愛は既に成熟している。

 

だからこそ、後半に女王が出てきて、あれだけ危機的状況に置かれてもセシ春は耐えられるということの説得力が増す。

 

そして二人の愛の成熟っぷりが見れる最大のポイントは、

お互いにお互いの「呪い」を解くところ。

 

ここがあまりにも良すぎてグッと来てしまった~~泣(恋愛エンド)

リピでは春歌ちゃんが、Debutではセシルさんが、お互いにかけられた呪いを解く。

 

セシルさんも春歌ちゃんのキスがなければ、春歌ちゃんのミューズの力がなければ猫の呪いは解けなかった。だけど、今回、春歌ちゃんが呪いにかかり、その春歌ちゃんを救い出すのがセシルさんであることによって、お互いがお互いを救う構図になる。

 

セシ春のこの、常に背中を救い合っている感じが好きで...。

どちらかが欠けていたら、とんでもない悲劇になっていたところを、愛と歌と音楽で救う。

王たるセシルさんの物語だけど、セシルが優位とか、逆に春歌ちゃんがセシルさんの救世主なのではなくて、二人三脚で二人で戦う。そして、日常では笑い合う。

恋愛につきものの些細な嫉妬も、世界を救う冒険も、二人の運命を握る音楽も、みんなみんな二人じゃなきゃ乗り越えられないセシ春が本当に素敵......。

 

 

 

・「言葉」の壁、「コミュニケーション」の壁

 

リピから一貫しているモチーフとして、「言葉」が今回も鍵を握るのがアツかった!!

 

キスの魔法が解けてクップルと意思疎通ができなくなったりしていた二人が、今回は女王に身体が乗っ取られたり、コミュニケーションが不可能になる。AASSでは音楽が奪われたり、触れ合えなくなったりね......。セシ春はお互いの文化的背景が違うので、言葉で、音楽で、身体で、あらゆる手段を使ってコミュニケーションをすることで「愛するという冒険」をしている、相手という宇宙を知るために歩み寄っている。いろんな手段を使って、コミュニケーションを取っている。

これこそが、私が愛島セシル√は「愛すること」の神髄が詰まっていると考えるゆえんですが、だからこそ、今回もコミュニケーションの手段が奪われる。

春歌ちゃんから発せられる言葉は、すべて女王の言葉となってしまう。

 

 

しかし、「言葉」が交わせなくなると、楽譜を通じて「音楽」で会話するセシ春。

ここが本当に音楽の力を信じている「うたプリ」っぽくて素敵だった......!

 

さらに、カミュにもバレないように春歌ちゃんがアグナパレスの言葉を楽譜に書き残す。(選択肢「アン・ラスフ」)ああ、春歌ちゃんも一生懸命にアグナパレスの言葉を勉強して、スムーズに書けるんだろうな....と思うと胸が熱くなった。

 

 

恋すること、愛することって、具体的な行為としては意思疎通というかコミュニケーションの積み重ねである。言葉が大きな障害にならないカップルでは、好きだからこそ連絡できなくなったり、嘘をついたりということが恋のコミュニケーションを阻害する要因になる。一方で、言葉や文化的背景が違うと、言葉によるコミュニケーションそのもの一つ一つをすり合わせないといけない。

セシルルートの恋愛は、そういう丁寧なコミュニケーションの積み重ね、そして徐々に相手を知っていく、ということが言語学習や異文化理解と重ね合わせられていて、そこが好きポイントで......。

 

そして、最初の頃はキスすることの意味も、名前を付けることの意味も食い違っていた二人が、AASSLを経て、すごく成熟したコミュニケーションをしている。

だから、春歌ちゃんの身体が乗っ取られて、春歌ちゃんが春歌ちゃんでなくなることによって二人は「言葉」によるコミュニケーションを奪われる。それでも、(ここがうたプリらしくて最高オブ最高)音楽でつながれる!!!となったのは、まさにこれまでの積み重ねがあってこそだよな......と泣いてた。

(なお乗っ取られているときも、セシルさんは春歌ちゃんの声が好きだから、わざわざカミュと女王(春歌)の前で歌の練習をするところもすっごい胸が苦しかった...。罵られるし、春歌ちゃんの意志でないとわかっていても、春歌ちゃんの声が好きなセシルさん...。)
音楽で会話をすることも、アグナパレス語も、みんなみんな「クップル」と出会った頃の春歌ちゃんには想像もできないことのはずだから、あのDebut9月に二人の年月が詰まってた.....。

 

 

あと、私自身が語学学習をしていて思うのが、人間って言葉でものを考えるからこそ、違う言語を学ぶと「あー全然違うものの考え方をするんだろうな」と思うんですよ。

寒い国だと雪に関する言葉が多いとか、そういう語彙のレベルはもちろん、文法でも先に主語述語を並べてから目的語なのかとか、修飾語がどこに置かれるのか、とか。

あるいは、表音文字なのか、表意文字なのか。

春歌ちゃんが楽譜にアグナパレスの言葉を書くことができたのは(他の選択肢だとミスるけどw)、音楽というアグナの魂を宿すミューズであることはもちろんとして、言葉が持つ様々な背景を知り、セシルさんの方に歩み寄っているようで、めっちゃ好きだった.....。

(そして、そのバイリンガルへの道が、シルクパレス出身のカミュさんに「ばれない」という結果にもつながるわけで。)

(でも、カミュさん日本語もばっちりだし、あの様子だと実はアグナパレスの言葉が読めていたりして。)

 

 

そして、同じようにセシルさんが「日本風の歌を歌う」というのが、素敵。

音楽が重要なセシルさん(及びアグナパレス人)にとって、その国の曲を歌うというのは、まさにその国を理解すること。これまでアグナパレス風の楽曲が多かったからこそ、余計に逆に振る、春歌ちゃんの側へと歩み寄る感じが出てて、セシ春の「おたがいさま」が出ていて好き......。

 

ただ、曲を聞いたときからジャポニズムっぽいというか、わざと難しい言葉を使っているところとかがかえって「ゲイシャ、サムライ、フジヤマ」っぽいな~と思っていたんですが、セシルさん自身が「外からの視点もわかる」と言っていたので、やはりその外在的な視点が生かされた名曲。

 

 

 

 

・北風と太陽

 

カミュ、しっっっかりヒールじゃん........(愕然)

 

 

 

びっくりしている。そんなことある???

今までシャイニング事務所のアイドルに対して抱いたことのなかった感情が残ってしまい、戸惑いを隠せません。

いや~~~~「人からもらった知らない薬は安易に飲んではいけない」ですね!「知らんクスリ、ダメ、ゼッタイ!」(警視庁のポスター?)

マジで怖すぎる......。

(なお、ここまでセシル√も3回目なのでマジカルな展開と春歌ちゃんがどの国のあらゆる超越的な存在と相性がいいことにはもう驚かなくなっていた、笑 慣れって怖いね。ミューズも女王も当然に降臨します!)

 

もちろん、9月、物語も終盤になるとカミュさんは「.......」と沈黙することによって愛と夢とアナタとの完成を黙認する。その上、「作曲しないと怪しまれます」といって春歌ちゃんが楽譜を通してセシルさんとコミュニケーションを取るという抜け穴を認めている。だけど、恋愛エンドではセシルさんの歌のパワーが解放されたときに女王を守ろうとする=春歌ちゃんが永遠に乗っ取られることになる方向で身体を動かしている。

 

いや..........そう、ギリギリ悪役になりすぎないように、9月にセシルさんの歌の最後の鍵を握るのもカミュさん。

「今の自分の歌に自信を持っているのか?」と問う。これはセシルさんの歌の完成には欠かせないアドバイス

 

 

いや......そう......なんだけど、えっ............しっかりヒールじゃない?やっぱり。

ずっとセシルにも嘘をついて、いいように利用しようとし続ける。

トキヤ√で楽屋で怪談するときにカミュさんが「呪いにあるのは純粋な悪意のみ!」と妙なことを言うなぁ...と思っていたんですが、本当に純粋な悪意というか手段として春歌ちゃんを呪ってる。

 

 

個人的に「わぁ...この人やっば」と思ったのは、偶然かもしれないけど、春歌ちゃんの人間関係を破壊しようとしたところ。ここが一番許せなかった、と同時に効果的だと思うので敏腕なのだなとも実感したわけですが。

 

女王が元々きつい性格の人で、依り代になったから悪口を言っているということだけではなく、8月に仲のいい人や家族をカミュさんが事前に聞いている。カミュさん自身は、調査のために話しかけたらペラペラしゃべったみたいなことを言っていたけど、なんだか意図的に春歌ちゃん周辺の人間関係を破壊して、春歌ちゃんを孤立させようとしているように見える。

さすがにセシルさんは、きつい言葉の数々が春歌ちゃん自身の言葉ではないと気が付いているけど、春歌ちゃんをかばうセシルの立場も危うくなる。

 

これの何が苦しいって、序盤にセシルさんはカミュさんの雑用をしているけど「オトヤたちに教えてもらったり手伝ってもらいながら洗濯をした」みたいな話をしているので、マスターコースのセシルさんは同期との絆を育みながら、生活をしていた。何よりセシル√4月のカミュが出てくるまでのドタバタ劇は、同期たちがセシルがアイドルとしてリアクションできるように力を貸してくれている。セシルさんのアイドル生活は、学園を出た後でもなお同期たちとの結びつきが欠かせない。

 

そもそも、私がセシルさんと春歌ちゃんのコミュニケーションが好きな理由として、セシルさんには育ちからして馴れ馴れしく話すことのできる年齢の近い人がいなくて、セシルさんは話好きな人だから、春歌ちゃんとおしゃべりするのが楽しそうなところがある。

同じ理屈で、シャイニング事務所で出会った同期たちも、セシルさんにとってかけがえのない「友人」のはずで、それは「日本」という環境じゃなきゃ得られない大切な「仲間」である。(前作では、セシルさんが「アイドル」を志すのに同期たちのアイドルを目指す姿は欠かせないという描写もあったわけで。)

 

そんなセシ春を追い込むのに、ただ呪うだけじゃなくて、人間関係を破壊してくるカミュさん、嫌すぎる.......。そうするとセシルを手伝う人がいなくなって、デビュー曲の完成が遠のくので、戦略的ではあるんですが........。

同期たち、みんないい人だから、「実は依り代にされてて~」って話をしたら許してくれるかもしれないけど、それにしたって、遺恨を残しそうじゃん...。

 

ということで、私としてはDebutプレイの3ルート目にして、この人にはこの人の事情があるとは言え、許せないかもしれない.....の気持ちになりました。(特に恋愛エンド)
(それこそ「白い悪魔」の伝説には別解釈がある、という部分も含めてカミュさんが悪者になりすぎないようにしているんだろうな、とは思った。)

 

 

 

ところが、セシルさん、器が大きすぎる。

 

大切な大切なハルカがしっかり呪われた(しかも自分も呪われ経験があるので尚更許せないはず)のに、「女王はカミュの大切な人。きっとワタシにとってのアナタと似ている。仕方なかったのかもしれません。」と理解を示す。

 

 

器が大きいよ~~~~~~~~~!!!!!

 

 

何度も何度もこの人は「王」になる人なんだな...と思ったけど、ここの器の大きさがマジの「王」すぎて.....!!

ほんとに!!??本当にいいんですか??王!!!大切なハルカがあんなことになったのに!!??

 

 

あと、カミュさんのほんのり職務放棄、おそらくセシルさんの真心と誠実さが「太陽」として何かを溶かしてるっぽいのよね。

春歌ちゃんも耳を疑うように「先輩が歌で心を動かすと言った...?」と言う。ユニットソングを作るために、セシルさんが序盤に一生懸命「心を重ねましょう」と言っていたときはガン無視だったのに、9月にぽろっとそういうことを言う。

どれだけカミュが悪意をぶつけてもぶつけても慕ってくる、信じて来るセシルさん。そんなセシルさんの歌が、多分カミュさんの何かに触れているのでしょう。

だからこそ、セシルさんの歌のレベルが上がってきて、呪いが解かれてしまうかもしれないという危機感を女王と共有しつつも、春歌ちゃんが楽譜を改良することを止めない。

 

 

北風と太陽の寓意があまりにも的確すぎる。

真っすぐ真っすぐカミュを信じて慕ったセシルさんだったからこそ、カミュを動かし(とどめて)春歌ちゃんの呪いを解くことにつながった。

カミュとセシルのマジカル大戦争で正面から力で対立するのかと思いきや、セシルは途中からカミュさんを全力で信じる。

その意味でも、セシルさんは、只者じゃない。

あのカミュさんを、溶かしている。

 

まるで太陽のように。

 

北風と太陽、序盤のユニットソングである以上に、むしろこの話全体のセシルさんとカミュさんの在り方を示すテーマ曲みたいなところがあって、Debutセシル√済みで聞くと全然響きが変わるスーパー名曲だったな......。

 

 

 

・究極の「北風と太陽」

 

ところが、友情エンドですよ!!!!!!!(大声)

 

 

カミュ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!おい~~~~~!!!!

 

 

(じたばた)(のたうち回る)

 

 

恋愛エンドと友情エンドの間に1か月くらい間あいちゃったんで、1か月ずっとカミュ不信だったんですが、友情エンドはすごい挽回の仕方してた......(愕然)

 

まず、そもそも友情エンドの何がやばいってセシルさんが歌で呪いを解けないんですよ..........そんなことある?????

 

春歌ちゃん絶対絶命。

そして、すべての悪事が明らかになるカミュ!!!!

 

えーーーーもしかして友情エンドは魔法で決着をつけちゃうのか??歌じゃなくて??????と思うくらいに激しいセシルVSカミュの魔法大戦争

(そもそも、シルクパレスの女王と早乙女の関係性がやばい。女王、急に「そ.......それは辛かったね.......」とシルクパレスにいい感情がなかったわたしですら女王のために泣いてしまうしんどすぎる展開。)

 

氷漬けになりそうになるマスターコース寮&セシルさん......!!!!!!

(画面は吹雪、私は号泣、何も見えない。)

 

ところがッ......!!!

 

「陛下。これで、お気は済まれましたか?」

愛する人を傷つけてどうするのです。陛下のお心は、そのようなことは望んでいない。」

 

カミュ~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!
カミュ!!!???まさかのここで女王を諫めるの!!!!!マジでこのままセシルさん殺しちゃう鬱エンドかと思ったよ!!!???そしたら私本当に許せなかった!!!!!!!!!!!!!うわ~~~~~~~~~!!!!!!

 

 

そして、そうだった.....これは友情エンド!!!ここからカミュ&セシルの共闘へ!!!(リピのセシ春もそうだけど、共闘からしか得られない栄養があるからね...。)

 

「今だ!愛島!フルートを吹け!何をぐずぐずしているのだ!」

 

共闘!!!!!アツい!!!!!!!!!!

 

 

しかし、なかなか女王を止められず、今度はカミュごと氷漬けにされそうになる。そして、女王に隙が生まれたにもかかわらず、そのタイミングでカミュを助けるセシルさん!!!!!!!(号泣)

 

「そんなことは出来ません!ワタシはカノジョを助けたい。ですが、カミュ。アナタもワタシの大切な人。」

 

 

セシルさんの器の大きさ~~~~~~~~~!!!!!!!!(号泣)

 

友情エンドでは、セシルさんはカミュがこれまでいかに裏切り行為を働いてきたかを全部知っている。それでも、アイドルのライバルとしての日々は嘘ではなかったと、この究極的な場面で助けに回る。

カミュからしたら「甘い」考えかもしれないけど、セシルさんは愛も夢も諦めない人。貪欲さを強さで賄える人。だからこそ、この場面でも、カミュも春歌ちゃんも諦めない。

かっこいい.....!!!!!

セシルさん、あまりにかっこよすぎる......!!!!

王だ........。

 

 

なにより、女王を説得するセシルさんの言葉は、同じ統治者同士でなければ通用しない言葉。

「アナタの目には、命に背いてまでアナタを守ろうとするカミュの姿が映ってはいないのですか」

 

セシルの言葉が、女王をも説得し、無事に春歌ちゃんは解放。

 

シルクパレスの女王も、なんだかとても苦しそうな人で(逆アナ雪みたいな)、他のエンドだと「セシ春を!!!追い込みやがって!!!!!この!!!!!(怒)」という気持ちがぬぐえないのだけど、友情エンドは個人的にすごくすとんと落ちて、納得できた。

いや、セシルさん一回氷漬けにされそうになってるけど......カミュが命令に背いたところが、私の中で納得できるかどうかの分水嶺だったのかもしれない。

そして、セシルさんの王っぷり、器の大きさ、モノの考え方、何もかも手に入れる強さを味わえるエンドでした。

カミュも「女、悪かった...」と春歌ちゃんに謝るし!

 

 

 

 

・「アイドル」になること

 

ということで、現時点でカミュへの感情が迷子であることに間違いはないのですが、そんな私もセシルさんのデビューにカミュさんが欠かせないことは認めざるを得ません...(誰目線?)(頭が高いぞ!)

セシルさんも「カミュ、ありがとう」と言っているしね!

 

 

カミュという「歌を愛していない人」との出会いが、「人に見せる歌」を作っていく。

 

カミュ先輩の歌は聴く人のための歌。それこそアイドルの歌。そう悟ったのだと言う。

 

 

「歌は心」の代表のようなセシルさんが、心とかだけではなく、パフォーマンス性に着目するきっかけを与えるのが、カミュ....という.........。

カミュは仕事の時、『アイドル』の顔になる。程度の差こそあれ、みんな『アイドル』の顔を持っている。でも、ワタシにはなかった。」

 

セシル√だけは、”ひょんなことからアイドルを目指す”ことになるし、日本の「アイドル」なるものへの理解が薄い、つまり、「アイドル」に対して他者の目線からアプローチしていく。

その時に、この目線になるのが、すごく興味深くて!

 

うたプリにおけるアイドルたち(リピ~)は、みんな「自分の心」を歌おうとする。特にHAYATOがいるからこそ、「本物」であろうとする。もちろん、その後、それ一本鎗ではダメになって、Debutではいろいろ苦労したり技術を磨いたりするけれど、割とその傾向があって、それがアイドルの「偶像」性とどう折り合いをつけるのか、があんまり強調されてこなかった。(どちらかというと、恋愛がばれないようにする、とかアイドルの「偶像」性は恋愛のドキドキに回収されていった。)

 

だけど、セシルさんは、歌うことが心を表すことが当然すぎて、そのあたりの葛藤はなかった。

だからこそ、「アイドルとしての顔を作る」ことが、序盤での課題になる。

 

そして、セシルさんはスキルがあるので、それをやってみた後で、最後の最後にデビュー曲をやる段階になってカミュが「自信があるか?」と問う。

何より、カミュに挑発されて真理に気づく。

 

「歌うことはワタシそのもの。歌を諦めることなどできない。」

 

一度、序盤で「アイドル」を作ること、日本を理解し技術を高めること、を通過したからこそ、ここでもう一度最初に戻ってくる意味がある。

 

まさに「セシル」の名前にふさわしいこの台詞は、同期7人らしい「自分」を歌おうとするスタイルに連なりながら、その道のりはセシルさんにユニーク。

ここの一連の流れが、アイドルに必ずしも興味のなかったセシルさんが、「アイドル」になる瞬間で感激した。

しかも、おそらく先輩4人は、同期7人とは違って、「アイドルを作る」ことに長けているタイプで、「嘘」が武器になる人が多い。セシルさんは、カミュという謎の人と組むことで、まさにアイドルの「嘘」を学び、「嘘」と「本物」のバランスを掴みとって「アイドル」になっていく。

 

 

 

 

あと、個人的にセシルルートの妙だと思うのが、HAYATOと同じくらい「アイドルのチープさ」を示す描写があるところ。
前作でもセシルさんが「この衣装を...?」みたいなこというくだりがあったと思うけど、祈りとしての歌を王族としてやってきた人の音楽と、大衆に向けて愛嬌を振りまく音楽あるいはアイドル活動の違いがそこに出ているようで。

 

そんなセシルさんが、今回Debutで挑むのはミュージカル。セシルさん全然嫌がらずに前のめりなのも大事なポイントなのだけど、そのミュージカルが「怪盗ニャニャーン」とかいう、こう.....なんとも「アイドル」感のある作品なのよね。苦笑

 

なんていうか、私自身ずっとアイドルのファンだし、アイドルの見せるエンターテインメントは素晴らしいと思っているけど、同時にどこかで「所詮アイドルでしょ」「学芸会でしょ」という視線とも常に対峙してきたのがアイドルカルチャーだと思っていて。

あと、実際に「これは一体誰向けの作品なんだ.....?」みたいな舞台に出会ったりするのもまたアイドル産業の香ばしいところだと思っています。

 

 

で、メタい話をすると、うたプリが「アイドルを目指す」物語である以上、アイドルは「目指す」に値する素晴らしい職業じゃなきゃいけない訳だけど、そこで持ち上げすぎるとアイドルの実相とは少しずれてしまう。

そのバランスを取るのが「作り物」そして異常なほどコミカルな「おはやっほー」で登場するHAYATOの存在だと私はうたプリワールドを位置づけているのですが、もう一つ「まぁ...アイドルってそういう要素あるよね、苦笑」と思うのが、実はセシルルートにチラチラ出てくる。私はこの絶妙~な感じが凄く好き。

謎なデザインの衣装、子ども向け?誰向け?なミュージカル、それらを完全にやりこなしてこそ、「アイドル」なり!

(2000%で着ぐるみ着てモノマネやることで心が動く描写がすごく好きなんですが、そういうアイドルの若干チープな仕事をセシルが体験していくっていう要素を、原作から引っ張ってきたのかな~と気づいた。)

 

 

そのミュージカルに挑む中で、セシルさんはカミュさんと自分を比較して苦しんだり、悩んだりする訳ですが、そのセシルさんの成長ぶりはもちろん、いささか香ばしい雰囲気の舞台に全力で挑む姿そのものがまさに「アイドル」で、ああ、セシルさんがちゃんとアイドルになってる....と感激した、という。

 

 

 

 

 

 

 

ということで、Debutって「アイドル」としての覚悟を試される話で、じゃあ今までアイドルへのコミットがゆるめだったセシルさんはどうなるんだろう?と思っていたところで、こういう「アイドル」像が示されてたまらなかった。

 

愛することは、相手を知り、世界を知る冒険であるというのを体現しているのが、セシル√だと思ってて、その魅力は失われないまま、恋愛的な意味の「愛」だけではなく、人を「赦す」という愛とか、人を信じるという愛とかが詰まっているルートだった....。(だからこそ、狡猾なカミュとの対比が光る。)

 

 

アイドルで、王で、春歌ちゃんと魂の恋人であるすべてを成立させられる、とてもかっこいいセシルさんのDebutを見届けられてよかったです....!

 

 

 

365日全部捧げたよ!うたプリ沼落ち約1年の記録

 

 

気が付けば8月も下旬。

そう........あっっっっっという間にうたプリに沼落ちして約1年経ったよ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!

 

今まで塗ったこともなかった深い青のマニキュアが、使い切りそうな勢いで減っていて、ああ、この一年、私はこの手でこの色で生きて来たんだ、と思う夏の終わり。

 

 

ということで、本当にマジで365日全部捧げちゃったぜ...の記録をせっかくだから残しておこう!記事です。

実録!新規の沼落ち記録!!!!本当にただこの一年を振り返ってるだけ&私のブログにしては珍しく写真が多いです...!

 

 

 

=====

うたプリ紀元前】

私のステータス

・そこそこ長くジャニオタだったがコロナ禍を機に大好きな現場通いがままならなくなり、生きがいだったグループの活動休止や自分の体調不良などで心身ともに沈みながら家で過ごしていたところ、生まれて初めてアニメ「鬼滅の刃」にハマる。

・同アニメのラジオを通じ、下野さんはとても魅力的な方と知る。

・生まれて初めて漫画の単行本(鬼滅)を買う。

 

 

要するに、「コロナ禍を機にアニメにハマっちゃいました笑」という例のアレ。

鬼滅をきっかけに、他のアニメや声優コンテンツに触れるようになる。

 

 

 

 

 

うたプリへの滑走路】

2022年8月26日

作業用BGMとしてYoutubeで上の方にあった「うたプリ放送局アゲイン」を聞いてしまう。へぇ~伊黒さんの声優さん(キメツで鈴村さんご担当)ってお話おもしろいんだ!下野さんは相変わらず素敵な方だ!!

 

多分、その日のうちに「うたプリ放送局」のTwitterアカウントを見に行ったりしたからか、なぜかTwitterのTLにプリ春の二次創作が流れてくる。

→えっ!!!???アイドルものなのに顔ありの女の子出てくるの?どういうこと!?この女の子は何??(多分この時期に見かけた気がするけどもしかしたら「旅のはじまり」を声優さんのツイートをきっかけにリアタイしたのでその前後かもしれない。)

 

 

2022年8月27日

翌日も作業用BGMとして「うたプリ放送局アゲイン」を聞く。

冒頭のドラマで、「メロンパン」「日向先生の好きなメロンパン」など謎キーワードが続出し、例の二次創作に出てきた来栖翔の彼女?らしき女の子の存在も気になるので、さすがにいよいよ本編が気になってくる。

→まぁ、見ちゃいますか!

→アニメ、マジLOVE1000%視聴開始。

 

2022年8月28日

日記のタイトルは「マジLOVEレボリューション」となっている。

いや、待って2期いつ見たの!!???この辺から加速度ついて落ちてるのでシンプルに記憶がない。ただ私の手元の日記は、27日には「1000%」と書いてあり色々感想が綴られているが、28日には「レボリューション」になっているという事実だけを告げている....。どうなってるの.......。

 

2022年8月29日

シャニライをダウンロード。

 

 

客観的に見てどう考えてもハマっているのだが、人が沼っているときにはそのことを自覚できないらしい。日記には「でね!ガチガチにハマってるわけじゃないの!ただ曲がいいなぁーって。」などと記されている。

 

今思うとシャニライの新規スタートボーナス、ログボ、周年ボーナスなどがザックザック手に入った時期に始めたのでラッキーだったとも言える。でも、意味がよくわかってなくて、その頃は聖川さん最推しという感覚が鈍かったので、アニメを見て気になっていた翔くんや音也くんをUR確定チケで引いている。

(アニメで1期からわかりやすく春歌ちゃんに優しかった音也くんが声優さんへの興味を差し引いて刺さってるのがちょっと面白い。翔くんと真斗くんは下野&鈴村ボーナスが加算された上に、春歌ちゃんにもわかりやすく優しいので好きだった。)

RAYの撮影の音也くんと翔くんが手元にあるのもこの時、特に推しが決まっておらず、新スタート用のパネルミッションでWonder Ronde聖川さんURをゲットしつつ、UR確定チケ(新規用と周年?)で翔くんと音也くんを引いた影響。

今、思うとなかなか趣深いね!!

 

2022年8月30日

レジェンドスター視聴開始。

 

えぐいスピードで履修しているが、日記には「ハマってるわけじゃないんです!!断言!!でもね、おもしろいの。」と記してある。

人ってマジでやばい時は「ハマってない」って言い張るんだな...。

 

2022年9月1日

日記タイトル「アイドル好きっていいな」。

ついに、ここでアニメ4期分を完走レジェスタ最終回で大号泣する。

「永遠なんてないと知った」が刺さり過ぎて。

 

 

2022年9月2日

世の中はここでマジLOVEスターリッシュツアーズが開幕。

私はこの日、マジLOVEキングダムを配信で初入国。

日記タイトル「アイドルっていいな」、いや前日と同じこと書いてるやん。

 

散々うたプリを褒め散らかした後の最後の一行「おっと、これなんかハマってるな」。

気づくの遅くない!!?

 

 

 

うたプリビックバン】

2022年9月3日

マジLOVEスターリッシュツアーズ、初搭乗。

すべてはここから始まった 最初の1回

沼落ちを自覚。震える手でブログを書きTwitterアカウントを作る。

 

lovelifeenjoooooy.hatenablog.com

 

lovelifeenjoooooy.hatenablog.com

今見ると、文章がさらっとしてる.....。新規のこのさらっと感はこの時期にしか出せないやつだ...!!

当日の日記は「聖川様!!!!!!良すぎて!!!!!」と書いてある。

ここで聖川担としての自覚が生まれる。その自覚なかったら「冬」なんてアカウント名にしないよね.......。

 

 

2022年9月5日

日記タイトル「沼に来た。」

「脳が.......うたプリに溶けている....」と記されている。

なお、この段階でもうスタツア通いが止まらなくなる。

 

 

うたプリ新規、スタート!】

 

2022年9月9日(金)

二週目突入。「ダブルアンコール」という概念を初めて知り、衝撃を受ける。

この日、午前中の最初の回に入ったんだけど終わった後のみんなのすすり泣きが響く劇場の空気、一生忘れないだろうな。忘れられない瞬間に居合わせた気持ちだった。マジLOVE1000%のイントロ、あのセシルさんの顔、全部の衝撃が今も鮮明に体に残ってる。

 

2022年9月13日

シャイニングストア原宿へ足を運ぶ。

いくらなんでも下手くそすぎる

アイドルのために原宿に行く、という原体験を改めて新しく好きになった人のためにできてひどく感動した。見慣れた原宿が、新しい原宿、新しい色だった。

 

 

 

2022年9月18日

うたプリにハマり始めて正味3週間、ついに手を出す。

Switch購入~~~~!!!そしてRepeat Love開始~~~!!!!!

ダウンロードしながらジタバタしていた 永遠に似た時間

 

冷静に考えて怒涛の勢いでハードまで買いに行ってるのマジで勢いが凄いんだけど、マジでこの時の私は止められない勢い。

感覚としてはスタツアのブログに反応をもらった段階では「ゲームはちょっとなぁ...」のテンションだったので、手を出すまで熟考したつもりだったけど、今思うとハマってから3週間でハードごと買ってるのはかなりスピーディーだったかもしれん。

 

そして、ゲームの感想を書き始める。

マジでトンチキ、愛、友情、恋、成長、罪、暴力、全部が詰まったとんでもねぇエンターテインメントに出会ってしまった....という衝撃がすごかった。

lovelifeenjoooooy.hatenablog.com

 

 

 

2022年9月20日

「今音也ルートやってる。なんか直径2Mの大玉から逃げてる。」と日記に書いてあってウケた。

てか、今みたら最初に手をつけた真斗ルートを3日もかからずに攻略しきっててこの時の私、マジで生活どうなってんの????それで週何回スタツア行ってた??

 

 

2022年9月21日

池袋アニメイトはオンリーショップへ!!

 

ここで知る。

 

うたプの物販はやべーって事実を。

 

そもそも私はそこそこ物販修羅場を経験してきた自負があった。真夏の炎天下で救急車の音聞きながら7時間並んだことあるし?そもそもアニメってそんなに市場規模大きいの?(これはシンプルにジャンル差別ですごめんなさい)みたいな舐めた態度だった。(その後わかるが、私程度の「物販修羅場」カードはうたプリ物販修羅場カードバトル(そんなものは存在しない)ではスーパー軟弱カードであり、うたプリ物販の歴戦の戦士たちはレベルが桁違いだった....。こいつら、目が違うぞ!!!!)

そして、20日からのオンリーショップも「わーい!ペンライト買うぞ~」くらいの気持ちだった。マジで1年後の今もスタツア用のペンライトが手元にないなんて想像もしてなかった。(2023年10月にむけて再販ありがとうね。)で、20日は台風が来たあとで、朝一の整理券もなんだか大変そうだし...まぁ次の日行くか、みたいな気持ちだった。

 

今思うとめっちゃ舐めてる。

 

 

 

だがしかし、20日Twitterを見るとまぁ池袋アニメイトの前はひでぇことになってるわ、整理券に外れる人もいるわ、そもそもものすごい勢いであらゆるものが売り切れになるわなるわ........。

真っ赤に燃えた~~♪ウルトラブラスト~~♪

 

21日には、もう売り切ればっかりで、なんか舐めててごめんなさい、と思いながらリングライトを購入。このリングライトがその後の搭乗のお供になる。

いや~~~初めての物販はマジで舐めてた分、全部の経過が衝撃的だったな......。知らんジャンルを舐めてかかったらいけないということを学んだ。そして、その後、このうたプリ物販問題とはずっとお付き合いしていくことになるという...。初めての修羅場(実際は戦争に参加すらしなかったけど)だったな.....(遠い目)

 

ただ、衣装展示はマジで感激した!!

衣装の質感がわかって解像度もめっちゃ上がったし!

うわああああああ実在するアイドルやん~~~!!!と興奮しまくったのを覚えている。ってか、この時期は「まぁ二次元アイドルでしょ笑」という感覚があったので、衣装展示なんてことが行われること自体が奇想天外想像の斜め上で、心底感激した....。

 

 

2022年9月29日

このあたりの日記を見ると、24日には那月ルートを大恋愛エンドで終え、29日に翔ルートを始めている。怒涛の勢い。まだこの時期、ハマって一か月だよ???

週末にはキャスト舞台挨拶が行われている時期だけど、週末は何かと仕事の都合がつかず全てライビュも含めてスルーをしている。キャストのファン、という訳でもないし...忙しいし....という謎の感情があった。(下野&鈴村から入っておいて??)

今思うとプリライなどキャストと作り上げている部分もあったのだから、全力で時間を生み出してライビュチケット取りの戦いに参加すればよかったぜ......。

 

2022年10月5日

「久遠を結びし久しき縁」を聞いて「真道さん~~~~~~~~!!!」という叫びが日記に残されている。

アニメイトうたプリのグッズとか円盤を買うとなんかしおりみたいなのをもらえるフェアをやっていて「こんな最高なうたプリを作ってくれた運営に還元しなきゃ!!先輩ファンのみなさんはその歴史の先でこのスタツアを見てるんだ!!」と妙な体育会精神を発揮して、せっせと円盤をお店で定価購入していた。

シャニライのドラマCDは当時店頭に出ていて、かなり最初の方に買った。

 

2022年10月14日(金)

第一次コマフィルムバトル、勃発!!!!!!

 

よくわからんけど祭りには乗っかるぞ~~~!!と必死にチケットを予約し、金曜はもう当然のように映画館にいた。

この頃はうたプリはまって1か月半とかなのに映画館はしごしていて、マジでスタツアはとんでもないエネルギーを私にくれました...。

 

 

2022年10月18日

16日にリピラブのレンルートを大恋愛に、18日にトキヤルートを攻略。

「トキヤのお姫様にされちまったぜ~~~~!!!」との叫びが日記には残っている。

 

2022年10月23日

リピラブ、セシルルートを終える。

今思うと、ハマって2か月足らずでとりあえずアニメとゲーム1作目のなんらかのエンドを回収している(このときはスピード重視で全部のエンドを回収しないで次に行ったりしていた。)

すごい勢い、爆笑

 

 

2022年11月1日

シャニライパス、課金開始。

 

アラブアラブ~~~!!アラブの撮影が来たらそりゃあもうとりあえずシャニライパス入るよね~~~!!!

今までアニメにもゲームにも縁がない生活を送ってきたので、これが人生初めてのソシャゲ課金でした!まだまだ私の人生には初めてがあるんだ.....ってこの頃感動していた。

 

 

2022年11月4日(金)

気が付けばスタツアも10週目。

いろんな映画館に行くのも楽しみの一つだった

素敵なクリスマスカードをいただき......ってかマジで10週も経った??一瞬だが????の感情。

 

 

2022年11月11日(金)

第二次コマフィルムバトル勃発。

 

泣きながら映画館のチケット取って「満席!!??」とか夜中に叫んでたの、これもまた忘れられない思い出に。なんなんだ、映画館が満席って。うたプリのオタクになるまで知らない景色だよ。

この週、「すずめの戸締り」が公開され、映画館が「すずめの貸し切り」状態になって悲鳴を上げていたのも懐かしいね。

なお、その後、スラムダンクが公開されようが、マリオが公開されようが、「君たちはどう生きるか」が公開されようが、ず~~~~~~~っとスタツアに通うことになるとはこの頃はまだ思わなかった.....。

 

この時、映画館でコマフィルムを交換してくれたお姉さんが「あ!スタツア感想ブログ見ました!!」と言ってくれて嬉しいやら恥ずかしいやら。その人が去り際に「よきうたプリライフを!」と言って別れて行ったのがあまりにも素敵な挨拶過ぎて記憶に残っている。まるでHave a nice trip!とも聞こえるような。

あれから良いうたプリライフを過ごし、私は元気に生きています。(かしこ)

 

 

 

2022年11月16日

SSS2の詳細が発表。SSS席が2万円することにびっくりする。

というか、このくらいの時期になって「もしかしてうたプリのオタクってとんでもなくお金かかるんじゃ....?」と気づき始める(遅い)。

じゃあ、旧譜は多少中古ショップで買っても許されますか...?アッ、レンタルっていう手があるんですね、と気が付く。

 

 

2022年11月20日

劇団シャイニング「天下無敵の忍び道」を聞く。

めっちゃ可愛いし、楽しい。ここから順番に沿って、翌年7月にリコリスの森に迷い込むまで丁寧な履修を心掛ける、笑

うたプリドラマCDとの本格的な出会い。

 

 

2022年11月25日

シャニライ那月イベの衝撃をきっかけに、「SUKI×SUKIはなまる」とその前のイベで気になっていた楽曲が収録されているので「Sweet Kiss」を購入。

忘れられない言葉 忘れられない音楽 忘れられない夜

深夜に号泣。涙というか嗚咽がやばかった。

 

音楽を聴いて、こんなに泣いたのは本当に10年ぶりくらい。

もちろん、「HOLY KNIGHT」も先に聴いていたし(ハマった勢いでワーーーーッと聞いてしまったのでそこは少し後悔している。他のメンバーみたいに大事に開けるべきだった。)、他のメンバーのアルバムも全部翌日がヤバイくらい泣いたのだけど、この2枚を同時開封した時はダブルパンチだったこともあって私の歴史に残るくらい泣いた。ちょっともう本当に、何気ない夜なのに、この夜は忘れられない。

何より、音楽を聴いて、心が揺さぶられて泣くっていう経験を今更できると思わなかった。10年前に泣いたときは受験とかが近くて、メンタルがやばい&思春期の不安定さで泣いてたと思うけど、大人になっても心にはやわらかいところがあって、そのやわらかいところに届く音楽はこんなにも体に沁みるんだ.......と。

2時間くらいずっと泣いてた。

しかも、翔くんは私の学生のときの友達が好きだった人だから。その人とこんな風に再会して、その人の音楽が、こうやって大人の私の心に沁みて、揺さぶってくる。そのことも本当にたまらない夜だった。

 

 

2022年12月1日

この頃、ココスコラボが進行中!ココスにめっちゃ通う。

ワイルドすぎたUUUUのスイーツ

この時にココスに通った癖が抜けず、あれから時間があるときやランチの選択肢に迷ったときは「ココス行くか......」になってる。身体がココスを欲している。

ココスのアプリもこの頃から順調に貯まり続けている。ココス、愛してるぜ!

 

あと、12月初旬にShining Anniversary CDが発売。「月に夢 哀にあなた」が良すぎて情緒不安定になってた。どのくらい情緒不安定かというと五年間会ってなかった人に連絡して急に会った。

 

 

 

 

2022年12月5日

Amazing Aria &Sweet Serenade開始~!!!

 

ぼちぼちリピラブのエンド回収やブログ書きを終えて、いよいよ2作目、AASSへ!

リピ音也√で「あっ、うたプリはやっぱりどこかで音也の物語という側面があるな」(個人の意見)と感じたので、2作目からは音也√に最初に手をつけるように。

 

なお、この頃世間はサッカー男子ワールドカップで大盛り上がり。

私はワールドカップだろうが、WBCだろうが、そしてこの先のラグビーワールドカップだろうが、うたプリのゲームを進めているという....。

 

 

2022年12月24日

レンタルしてきた「Still, Still, Still」を聞いて大号泣。

切なくて切なくてそれはそれで忘れられないクリスマスイブになる。

 

 

2022年12月29日

聖川真斗さん、お誕生日。

 

解禁される新曲、Twitterに現れる彼、バースデー搭乗。たくさんのお祝いの言葉とファンアート。

愛に溢れて、好きでしょうがなくて。

去年までなんてことなかった日が、大切な日になった、最初のお祝いでした。

バースデー搭乗

 

 

ここまで約4か月。濃密すぎない!!???

 

そして、2023年へ。

 

 

2023年1月5日

 

QURTET NIGHT LIKE A GAMEを配信で見る!!!

 

2023年はお正月からAA林檎ルートをやったりしていましたが、勢い余ってカラアゲを見てスーパー大興奮。新年からST☆RISH以外にも手を出していくスタイルです。

興奮しすぎてその場でブログ書き始めたの、あの日の指の震えを覚えてるぜ...。

お題箱に「配信10日までです!!」を投げてくれた人、本当にありがとう。

 

lovelifeenjoooooy.hatenablog.com

 

 

なお、ブログが長くなりそうだからここから駆け足でいくぜ!

2023年1月

・初めてうたプリのお友達とリアルで会っておしゃべりする。すごい。友達増えた。

・カラアゲ、良すぎて現地チケットを買って行く。黒崎さん最高。

・「愛と呼べる木の下で」「時のジュエル」解禁。泣く。

生まれて初めて同人誌即売会に行く。世界がどんどん広がる。

・Pirates of Frontierを聞く。ここからシアシャイ履修開始。

・AASSは那月ルートもクリア!

今思うと私のカルナイ熱をぶち上げるきっかけに 

 

 

2023年2月

・シャニライ、初めての真斗イベ。ちょっと走る。ってかレンマサってどうなってんの???イタリァ!!!!!!!!

・東京タワーのコラボイベントに行く。謎解きの答えが「うたプリ」感満載でスーパー感動する。

・相変わらずスタツア搭乗。海老名に行ったりする。

・フォロワーさんにスタリファンミを借り、初めてキャストライブを目の当たりにする。楽しいいい!同じくWelcome to ST☆RISH Roomも見て、どうやらプリライってすごいらしいと悟る。

・「Rose Rose Romance」解禁。履修。レンくん~~~~~泣

・AASSはレン、セシル√を終える。

・ノーモアドラマCD発売!たまらねぇ~~~!!

・既存のドラマCDは、ポラリス、エヴリィBuddyを履修。セシル・アイジマがたまらん好き。

脚の下に東京タワー入るだろ、って思ってた

 

2023年3月

・スタツア、円盤が発売。

→HUG SONG, セイクリッドペアーズ、イリュージョニストのフルが解禁。オタクの情緒はフルボッコよ!!!「キスよりすごい音楽ってあるんだね」過ぎる。

・ブラシャ履修。うおおおおおおおマサフェリー、癖つっよ!!

 

2023年3月23日

Shining Star Stage SONG PARADE 開幕!!!

アーーーーーーッいる~~~~!!!ってなった後



これがまたとんでもなく楽しかった.....!!!

SSS席なんぞ取れるはずもなくA席でほぼ音聞いてた?って回もあったけど(私の身長はかなり低い)、デカい音でずんずん響く低音を感じながら好きな人の曲を聞いてるだけでハッピー!(お花畑)

 

そして、少しだけ前の席をとれた回は、プリンス達のお姿が見えて感激...!!!

わあああああああ実在しているぞ!!!!

 

何より、元々は現場大好きマンでコンサートは踊ります!騒ぎます!みたいな人だったのに、コロナで現場は潰れまくり、復活しても声出しなし、と悲しい日々で、「私はもうエンタメ未亡人として地味に生きていくしかないのか...」と思っていたところ、久しぶりの声だしで、今まで想像もしていなかったうたプリの現場へと脚を運び、未知の世界で声をあげていることにテンション上がりまくり。人生の旅は、まだまだ続くぞ!と明るい気持ちになった。

何よりもBaby!My Strawberryにひぃひぃ言わされた.....というか初日夜の会場の揺れは、「あぁ、私、現場にいる」って思ったオタクの悲鳴。

 

 

2023年4月1日

 

うたプリのエイプリルフール!!

 

前日からフォロワーさんに「うたプリのエイプリルフールはすごいので受け身をとってください」と言われていたが、始まるとなんとYoutubeチャンネル!!!

初回から「マイルドソウル」にびっくりし、全然寝ない神宮寺レンさん、早朝大声桃太郎「おしまい!」、「一ノ瀬トキヤを作っていただいています」のアイドルコメント、タニタにも紹介される石鹸づくり可愛すぎだろセシルさん、爆買いでオタクに勇気を与える四ノ宮さん、もしかしてそのリュックすごい高いですか?のもはや庶民ではない来栖翔さん、リア恋営業上等!デートVログでハートを盗んだ一十木音也さん、などなど盛りだくさんで充実した一日だった.....。

普段、何かと裁量が効く生活をしているのにこの日は予定ぎっちぎっちで定期的に新しい動画をチェックする時間を生み出しては「うおおおおおおおお」と悶え苦しんでいた。めっちゃいい企画だったな.......。

 

 

そして、同日。

例の件、炎上。

 

1年振り返るので印象的だから振り返ってしまいますね!苦笑

うん、印象的だった!

 

私も今もまだ怒っているというか、むしろDebutに手をつけたり、過去のエイプリルフール企画を漁ったりしてこの日ってうたプリのオタクが大切にしてきた日だということを4か月以上経つ中で感じているのでむしろ当時よりも怒ってるんですが、まぁ新規の私の気持ちはいいのです。それに論点も出尽くしているので今更付け足すこともないでしょう。

炎上のないジャンルなんてないし、学級会のない界隈もどこにもない。ただ、怒るのはエネルギーのいることだし、愛とかがなきゃできないので、炎上すらしなくなったら終わりだよ、運営、っていうことで。

あと、個人的には、何かあったときに運営にしか絶望しないで済むことが救いだと思った。大好きでしょうがない人が、「あーこういうことしちゃうんだ」「へーこういうこと言うんだ」の瞬間ほど切ないものはない、と思っている。その点、プリンス自身に失望することはなさそうで、すごく安心している。(わかんないけど笑)

アイドル本人に失望したりするのはショックが大きいので、それがないのがここの強みだな!と。

 

 

2023年4月

・例の件の後、スタッフブログが更新されて「ドルチェヴィータ作ってるよ!」とのアナウンスがある。

・新しいアプリが開発されることも発表される。(今思うと本当にこの時期不安定だな)

・セシルさんのソロアルバムを解禁!これで全員のアルバムを聞く。

・LOVE SONG FOR YOUを1年越しに解禁。春歌ちゃんの霊圧の強さに感動が止まらない。

・AASSは早乙女ルートを攻略!!Welcome to UTA☆PRI Worldってなるほど!!!と衝撃を受ける。

・ぬいスをゲット!生活が変わる。

ようこそ!我が家へ

 

 

2023年5月

・AASS日向先生ルートを攻略!これにてAASSを全員クリア!やったね!!

・ドラマCDは、ようやくSMSへ到達!ロストアリスを聞いて帽子屋聖川さんが大好きすぎて溶ける。

・Shining Birthday SONG CD発売!!

個人的に聖川さんのメッセージが良すぎてもう生きてきてよかった...と思う。

あとIntimate Distanceがいくらなんでも良すぎるエッチさ。

・4月に発表されたヒルトンのコラボビュッフェに行く!!

美味しいし楽しかった!わっしょい!!

ブロッコリー株主総会が開かれる。またまた信じられない発言が出てTLが荒れる。エンドレス学級会。

ぬいの撮影に加われるようになってきた頃



 

 

2023年5月29日

 

3作目、Debutを始める!!!

音也√から始める。

 

 

2023年6月

・デビュー音也√を攻略。泣いても泣いても足りない。

・Let's be HappyとMoon Rainを解禁。というかまだまだ新しい劇場でスタツアが公開されたりする。

・ドラマCDはトロワを攻略。リシュリューが好きすぎる。SMSの聖川さん万歳!

・6月24日 うたプリ13周年!!

「ものすごい情報量ですよ」と先輩ファンに言われていたものの、実際経験してみると確かにものすごい情報量だ!!!!!!!

情報の洪水でびっくりしちゃった........。けいたまるやま、Zoff、プーマ(自由律俳句)

・6月24-25日

SSS2のディレイビューイング

なんかすっごい美風先輩が美少年でうっとりしながらカルナイの時はラベンダー色にペンライトをしていた記憶がある。

 

 

2023年7月

・Debutは真斗とトキヤルートを攻略!!

真斗ルートの「運命に甘えていた」が好きすぎて座右の銘にしたい。Debut良すぎる。丁寧にゲーム進めてきてよかった......(噛みしめ)

・ドラマCDは最後!リコリスの森へ到着!リコリスの森に迷い込んで出られなくなる...。

Zoffの情報が出る。

・初めてのシャイニングストア(抽選で当たっていくやつ)!!

相変わらず欲しいモノは買えないけど、夏だ!シャニストだ!みたいなヤツを体験できてうれしい♡

・プリライを初めてちゃんと見る!3rdと4th!!めっちゃいい~!!楽しい!声優さんってすごい.....。

・生まれて初めて「聖地巡り」をする!

早乙女学園でお馴染み恵比寿ガーデンプレイスや、4期のひまわり畑にいきなり脚を運んで楽しかった!!!

 

1期のオープニング(タイトル前)を再現して遊ぶ



 

2023年8月

・Debutセシルルート攻略!(ブログは下書きのままなのでしばしお待ちを!)

・人生は一度キリだから同人誌出しちゃおう!と決意する。

・プリライ5thを履修する。

・PUMAの情報が出る。

・香水がやってきて幻覚を見るために吸い込む(限界オタクマッチ売りの少女)

腐女子、夢女子、プリ春なんでも来い!の劇薬



 

 

 

そして約1年が経った。

 

 

 

 

書いたブログ記事は計30記事、CDやDVDは積み重ねられ、グッズは既に整理が追い付いていない。

日々の生活を彩るサウンドトラックはプリンス達の声になり、大事な瞬間にはいつも彼らがいる。

どんなゲームも続かない私がシャニライは毎日ログインし、EASYですらままならなかったのが嘘のようにPROでシャンシャンしている。

部屋には、当然のようにSwitchがある。

触れたこともなかった乙女ゲームをし、ドラマCDを聞きながら部屋を掃除する。

うたプリとの出会いが、まったく違う生活へと変えてしまった。

この記事に書くまでもないから省略したけど、大きな看板が出ていると聞けば、仕事の前後でその場所まで行って写真を撮ったり、マルイで開催される物販でお買い物したり、フォロワーさんと鑑賞会をしたり....。何気ない日常の中での「楽しい時間」が積み重ねられている...。

 

 

そして、「非日常」にもたくさん行った。

関東近郊を中心に、一体どれだけの映画館へと行っただろう。

初めて乗る路線、車窓に映る知らない町、初めて降りる駅、しらない町の暮らしと景色と映画館。そこで出会うプリンスたち。どれもかけがえのない、忘れられない景色だ。

タツア以外にも、SSSやLAGなど、プリンス達は私をどんどん知らない世界に連れて行ってくれた。物理的にだけでなく、体験として。

 

さらに、うたプリを通じて新しく友達が出来た。

人との出会いは、世界を広げる。

 

 

うたプリ沼落ちを自覚し、スタツアを見た衝撃を書いたブログを以下のように締めている。

そして、何より、私とST☆RISHの旅は、始まったばかり。

 

 

私がこんな風に「今」ST☆RISHにハマれたのは、「今」の私だからこそ。

10年以上うたプリを支えたすべての方々に感謝をしつつ、私は「今」からうたプリとの、ST☆RISHとの旅を始めたい。

 

 

 

旅の始まりです。

 

 

私にとっての「旅の始まり」から約1年。
(気が付いていなかったけど、ラジオを聞いたときから旅は始まっていた。)

 

この1年間の旅、本当に充実していた。

楽しいことも、ちょっと苦しいことも。キスよりすごい音楽も。

 

 

もう、どこにも踏み出せない、ここでゆっくりと死んでいくのかな...と思うようなエンタメ冬の時代を過ごしていた私の心を、うたプリは攫い、信じられないエネルギーを与え、1年間猛スピードで走らせてくれた。

 

うたの☆プリンスさまっ♪私と出会ってくれてありがとう。

 

でも、まだまだ、私とうたプリの旅は始まったばかり!

 

 

もっともっといろんな世界を、うたプリと一緒に旅するぞ!!

 

 

あなたがたの音楽で、私の世界は変わる。

私の旅は、続いて行く。