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Debut来栖翔√感想

 

翔くんに対する大好き!が増し増しになったDebut来栖翔√感想です!

 

ほんと~~~にアイドルの中のアイドルだ...。

ファンを愛し、ファンに愛され、「普通」という「普通じゃない」物語を、大きな翼を背負った背中で語る最高のアイドル、来栖翔......!!!!!

 

 

 

ということで、相変わらずパッションのままに書いております。(要するになんでもOKな人向けです。)

しかも長い。1万字越えてしまった。

 

以下、ざっとこんな感じの内容です。

 

・翔くん、君こそが主人公で、プリンスで、アイドルだ!

・アイドルという「物語」を愛すること

・翔√の愛しき仲間たち(盗作女除く)

 モブ大活躍

 藍さん......!

 四ノ宮さん(※ほんのりメタい感想があります)

 寿さんと音也

・翔春、ほんとにいいカップルだよ

 

 

 

 

 

=====

 

 

 

 

・翔くん、あなたこそが「アイドル」で「プリンス」だ

 

あなたこそが「主人公」だ。

 

 

Debut翔√、本当にすごい。

恋愛エンドの話をさせてくれ。

シナリオとしての完成度というか、叙述トリックのある小説を読んだような最後の展開。つまり、ずっと彼女(春歌)の目線である種の「ドキュメンタリー」のような翔くんのリアルを共に歩む√だと思って進めていると、最後の結末(恋愛エンド)を踏まえれば、実はこの「リアル」こそが「物語」だった、「来栖翔(役)」の努力と成功の映画を見ていた、とも読めるようなオチ。

 

実際は、そんな箇所は存在しないけど、もしも「来栖翔(役)」という「デビュー」の物語があったのなら、きっと歌謡祭に優勝してデビューをつかみ取ったあとに、急に「カット!!!」の声がかかり、観客が「エッ?これドキュメンタリーじゃないの!?」と思っていると、スタッフさんに「お疲れでしたー」とあいさつしたあと、カメラに近づいてきた翔くんが、「俺の物語はまだまだ続くぜ」と言ってニッと笑って暗転、エンドロール、になるような。

 

つ......伝わっている!!??

最後の結末である、ずっと公園に来て翔くんと交流していた近所のおじいさん(源さん)が実は小説家で、翔くんをモデルにした小説を書き、その映像化の話が原作者からの指名で翔くんと春歌ちゃんに舞い込んでデビュー!

これによって、Debut翔√は、ドキュメンタリーであると同時に「物語」になっているという二重構造を持っているし、翔くんのデビュー作は詳細には明かされないけど、まるで自分を演じているように翔くんは台詞を噛みしめる描写があるので、あながちその推測は間違っていないように思う。つまり、デビューのきっかけとなる「映画(=物語)」こそが「来栖翔(本人であり役)」を主人公としている。

 

 

そして、この二重構造の何がニクいって、Debut翔√で翔くんが悩み続けるのは、自分が「普通」であること。

「歌も、演技も、ダンスも、俺より出来る奴は山ほどいる。俺の代わりなんていくらでもいるんだ。俺じゃなきゃいけない何かなんてない。」

 

「俺、普通だし、何の取り柄もねーし。俺みたいな凡人には無理なんだよ、アイドルなんて......。」

 

「アイドルは自分があって、輝いていて、みんなの憧れじゃなくちゃいけないのに......。こんな俺じゃ輝けない。」

 

こうやってどん底に落ち込む翔くん。なんなら序盤では、ピーターパンの海賊といういわば「端役」ですら、掴めるかどうか危うい。

その翔くんの努力と成長の「デビュー譚」が、「物語」(=原作小説)なのだとしたら、「来栖翔」はまさしく「主人公」であるということ。「代わり」なんていない。翔くんこそが、「王子様」で「アイドル」で「主人公」であるということを、エンドそのものが何よりも証拠として示していて、「普通」であることに悩んだDebut翔√のエンドとして、こんなに......こんなに感動的なエンドがあっていいのか!と。

 

 

翔くん自身は、この「普通さ」を「等身大の俺にしかなれない」と腹を決めることで乗り越えてゆきつつ、エンド全体の構造としては、翔√そのものがドキュメンタリーであり、「物語」である以上、まさしく翔くんは、他の誰かじゃ絶対にダメな「主人公」なのであって、全体で翔くんの「非凡さ」を示しているところに痺れました。

 

 

そして、うたプリと言えば、ゲーム攻略し、エンドで流れる曲が感動的過ぎることで有名ですが、今回はイントロからの

 

I can do it !!!!!

がもう....号泣でした。

こんなん、「主人公」でしかない。「俺はできる!」の狼煙を挙げて、いざ行かん来栖翔!!!!!

君こそが、「王子」で「アイドル」で、「主人公」だ。

 

 

 

・アイドルという「物語」を愛すこと

 

さらにこの「翔くん自身が物語」という構造、何が最高って私の考える「アイドルの本質」を掴みつつ、これまでの翔√の流れを汲んでいるところ!

まさに一つの集大成としてのDebut!!!

 

まず、私の考える「アイドルの本質」って彼らが「物語の体現者」であるところ。

例えば、サバイバル番組は、わかりやすく「物語」を番組制作者が演出し、その枠組みの中にアイドル候補生自らが参入していく中で織りなされる「物語」をオタクが鑑賞する(時に、「物語」に干渉する)もの。

サバイバル番組ほどではなくても、デビューしたてのアイドルたちは「いつか東京ドームに立ちたい」「トップになりたい」という夢を語ることで、「デビュー」はCDをメジャー市場にリリースしたという単なる事実ではなく、「物語」の幕開けを意味する。

時に「下積み時代」と呼ばれるような低迷期を過ごしながらも、「夢を掴む」「物語」を、オタクたちは「共に織りなす」ことに、応援の甲斐を感じる、というのが、少なくとも私には一つの「本質」のように感じられる。

本質とまでは言わずとも、アイドルってそういう側面あるよね、といえば納得してくれる人も多いんじゃないだろうか。

 

そしてこの「物語」は「物語」でありながら、脚本はなく、アイドルという他人の人生そのものが「物語」であるところに、いわばギルティプレジャーがある。

これを「消費」と呼んでしまうのは簡単だけど、でも、自分のリアルをさらけ出して物語にされることすら厭わずに大衆の欲望の前に出ていくアイドルに、私は惹かれる。

 

そう考えている私にとって、決して甘くはない、そしてセオリー通りでもない「翔くんの人生」そのものが、「物語」になりうるところに、めちゃくちゃ唸った!そう!それがアイドルだよね!!だから、翔くんはアイドルなんだよ!めっちゃアイドル向いているよ!!

 

しかも、実はこの主題はリピ翔√、SS翔√で既に出てきている。

こういう時、ちゃんとこれまでのプレイをメモってて良かった~と思うけど、たとえばリピ翔√では「翔くんは生き様が売りのアイドルになる」って話をしている。

 

lovelifeenjoooooy.hatenablog.com

日向先生もそうなんだろうけど、「生き様がかっこいい」人なので翔くんは。その「生き様」について行きたくなる、という唯一無二の才能を持っている。

こんな風に他人の現実には非常に複雑なはずの人生を「生き様に惚れました!」と言えるのは、やっぱりある程度その人を「物語」とみなしていないと出てこない感想なはず。

だから、ファンにとっては、他人の人生を「物語」にして勝手に感動することは、アイドルの応援でしか味わえないギルティプレジャーなんだけど、これはプロの俳優やダンサー、楽器の演奏者etc.のファンが、第一に提供されるエンターテイメントの質を愛するところとの違いで、「アイドル」だからこそファンに与えることのできるエンターテイメントなんだよね!!!!(めっちゃ熱く語る私)

 

さらにSSでは、翔くんの人生(難病を乗り越える)をテレビ側が「エンタメ」「感動物語」にしてしまう。それが、SSのシャイニング運動会という名の事実上の24時間テレビ。(しばしば、「感動ポルノ」と揶揄されるそれを、翔くんは成し遂げる。)

 

lovelifeenjoooooy.hatenablog.com

 

この流れの中で、苦しい苦しい時期を共に歩んだDebutすらも、実は「小説のモデル」という形で、「物語」化されてゆくところに、翔くんの宿命とスター性が凝縮されている気がして好きです。

私はこの「他人の物語化」に抵抗を感じつつ、うーん、でも好きな味なんだよなぁ......と思っているオタクなので、翔くんの善性、優しさ、同時にアイドルへの覚悟と爽やかさが、こういうアイドルの「罪の味」的な部分を爽やかなフレーバーに包み込むパワーを持っていて、そこもまた非凡なるアイドル来栖翔の才能だ.....と震えております、笑

アイドル、オタクに頭使わせちゃダメだからね。楽しく「愛してもらう」ための才能が翔くんにはあるもんな......こんな苦しいし、ギルティなのに、こんなにさわやかで愛おしい翔√はすごい。

 

で、さらに、この小説原作者の源さんが、さらっと”一度夢を諦めたけど、翔くんと出会って奮起して、ようやく夢が叶った”と言っているところが最高。

 

何が最高って、そこそこ高齢と思われる源さんに一念発起させるような「生き様」=「物語」を翔くんのリアルライフは提示していたということ。

一念発起するって、「自分でもできる!やれる!」と思わないとできない訳で、それって翔くんが「普通」なところが関係しているのかな、と。

 

私は、来栖翔くん全然普通じゃないし才能とスター性に溢れまくっていると思うけど、その翔くんの悩みが春歌ちゃんのモノローグによれば「変わりたくても変われない。何も特別じゃない。ごく普通の悩み」だと。

本当は才能に溢れている人が「普通」っぽく見せて、「近所のお兄ちゃん」とか、「翔くんが頑張っているのなら、私も頑張ろう!」と思わせるのも、一つの才能なはずで、間違いなく翔くんはそれを持っている。

確かにChanging Our Songは普遍的な悩みを歌っていて「私に向けての」応援歌に感じられる。

 

翔くんの「人生が物語にならずにはいられない」というスター性と、同時にガチの凡人にも”親近感”を感じさせて、その生き様で「かっこいい!」「私も頑張ろう!」と思わせる「普通」の演出ができてるんだ~~~~!!!翔くん~~~~!!!くうううう~~~~~~!!!!と興奮しました。

まぁ、源さんも小説が映像化されているので凡人じゃないけどさ。

 

これが翔君の言う「俺は一人でトップを目指すんじゃなく、ファンのみんなと一緒に成長できるアイドルになりたい」という翔くんのファンファーストな姿勢からにじみ出た「一緒に歩んでいる感」なのかもね。

翔くんのやっていることは、並大抵のことではないのに、ファンにも「翔君頑張れ、私も頑張ろう。私もできる」と思わせるようなアイドル。それを「一緒に成長できる」と言ってくれる人。

 

 

ということで、まずは自分がモデルの小説でデビュー、という構造(恋愛エンド)にめちゃくちゃ興奮したという話でした。

 

 

 

 

 

・翔√の愛おしき仲間たち(盗作女除く)

 

翔くんの人柄の良さ、何より「でも、俺は人の善意を信じたい」と話す翔くんが報われる世界。(序盤は翔くんの努力と無関係にどんどん仕事やチャンスが去っていってしまうけど「それでも、信じる」という翔くんの強さ。)

人の良い所を信じたくなる翔√。

そんな翔√だからこそ、たくさんの仲間たちが出てくる!誕生日を二人っきりじゃなくて同期とお祭り騒ぎしちゃって「ガキっぽいな...」と言い出す可愛い翔春ちゃんたちだけど、なんだかんだで二人が人に恵まれているところがそういう描写にも出てて、翔春、みんなに支えられろ......となりました。

 

モブたち。

 

まずは、モブ。

さっきから書いているが、やはり「源さん」はうたプリ顔なしモブ選手権トップの活躍ぶり!

翔√4月、謎ののんびりとした体操のシーンから始まり、その他箇所でも「どう考えても地元の繋がりより、事務所の美風せんの言うこと聞いたほうがいいだろ...」「それアイドルへの近道なのか?」と思うような時期も、ちょこちょこと公園に顔を出す翔くんと春歌ちゃん。

謎だ~~~地元の子供より、テレビの向こうに顔を売らなきゃ~と思っていた私は、善人じゃないね、笑

その公園通いが、未来を切り開く。背伸びではなく、今周りにいる人、今持っている環境を大切にすることで未来が拓ける翔くんと春歌ちゃん......。いいカップルだ......。

 

 

なお、Debut翔√には、うたプリゲーム史上最邪悪(個人の見解)の盗作モブ女が登場する。

お前の!!!!!せいで!!!!!島流し!!!!!なんだよ!!!!!(爆キレ)

春歌ちゃんのアレンジを「地味ね」と切り捨てた星影セイラが、後々にもその時のプロデューサーが出てくるのでインパクトを残さなくてはならないはずが、モブ女がサイコパス最悪女すぎて、セイラ様の影を薄めてるよ......!!???

トキヤ√で意地悪してくるモブは、まぁ高校生だし...とか、この時期のトキヤ尖ってるし.....、元HAYATOだし......とか色々わからなくもないけど、この春歌ちゃんの曲パクる女は、突然出てきて、仮にも「新人作曲家」なのにパクッて平気な顔してるの、サイコパス過ぎだろ!??

 

翔√、モブの活躍が見れる不思議な√......。

 

個人的には、友情エンドで翔くんとなっちゃんの掛け合いを発掘してくるADさんもナイスモブ!!翔くんは、マジで人の良さが縁を繋いでいる...。

 

 

藍ちゃん。

 

藍ちゃんも一緒に成長するストーリーだったね!!????

 

ちょっと......全文書き写しになってしまいそうだからどこの話をしていいのかわからないくらい、トラビ、すごく良かった.......(語彙消失)

 

年下の後輩(しかもロボ)を託される、というのはやっぱりクラ組じゃなきゃできない。人徳というか、「人生何周目ですか!?」っぷりが学園時代から発揮されている二人だからこそ、藍ちゃんの「担当になれた」感。

もちろん、正式には、藍ちゃんが「クラ組の担当」なんだけど、博士の下調べもあるし、翔くんとなっちゃんが「藍ちゃんの担当」という感もあって、それがトラビの独特な絆の形を示してる。

何より学園時代から、なんだかんだ言って「常識人で大人っぽい」翔くんを、藍ちゃんは突っかかってくるから「生意気なヤツ」って思ってて、翔くんも藍ちゃんのことを先輩だとは知りながらも「なんだあいつ」と思いつつ「仲間だから正面からぶつかる」って選択をしているのが、アツイ!

 

あと、Debutでは先輩にどうやって交際バレするかが個人的には楽しみにしているポイントなのだけど、翔√では「交際バレ」が「ロボバレ」を引き起こす、という天才的な展開......!!!

「交際バレ」よりもずっと大きな衝撃を引き起こす「ロボバレ」.......うたプリの良い所詰まってるよ、美味しいね....(もぐもぐ)トンチキSF風味と愛と恋と友情が走り出す瞬間、たまんない......。

 

 

でも、何よりも、やっぱり、「ロボ」な藍ちゃんが「3人をリストに入れてほしい」と博士に歎願して、「絆」なんて曖昧なものをはっきりと信じるようになる。

自分で書き直したトラビの歌詞は

聞こえる?胸の鼓動が

(藍)今ならわかる気がする...

 

やばすぎる........(語彙全放棄)

 

そう、わかるんだよ、もう、藍ちゃんは................。たぶん、ここを書き直して披露したんだろうな...と。

 

 

そして、それが一番顕著なのは先輩エンド!!!!

エンド迎えずに7月に入れると、博士に交渉して3人はリストに入れてもらうけど、先輩エンドだと、藍ちゃん実力行使。

「わかってる。でも、これじゃ意味がない。どうして......。防衛本能なんかに負けたくない。」

「そんな他人が作ったものなんかにこの歌を壊されてたまるか......。なんだって本番直前にこんな......。」

 

秘密がばれていることを察し、その場合は、すぐにラボに戻り報告し、秘密を知った人間を抹消&藍ちゃんの記憶を消すことがマニュアル。その「防衛本能」に抗う、藍さん。

 

翔「お前がロボだからなんだってんだ!そんなこたぁ関係ねー。お前は、俺たちのチームメイトで、大事な先輩だ!」

那月「あいちゃん、歌は心です。あいちゃんが歌いたいと思う限り、歌はあいちゃんを裏切りません。」

 

トラビ...........号泣

 

 

そして、無事に(?)(リンクを切り、自らを壊しながら)ライブを乗り切った藍ちゃんからのこの一言。

「メモリは消させないよ。博士。それに、この3人にも手出しはさせない!」

 

藍さん.....(号泣)

全人類やって.....先輩エンド.........。

 

そもそもうたプリにおいて「歌は心」なのに、「心」がわからない藍ちゃんがいて、それを翔くんとなっちゃんが教える、最高の「歌」を歌い「絆」が生まれるっていううたプリの王道の良さがぎゅっと詰まっていて.......本当に好き。

それでいて、この先輩エンド、これだけ感動させておいて、最後はロケットパンチwwwwwwww「もうロボだってショウは知ってるからいいの~」って甘えた態度の藍ちゃんの存在そのものが「歌」と「心」と「友情」の証であり、それがトンチキSF風味の笑いと一緒に提供される、うたプリオブうたプリ.......。泣きながら笑いました。

 

翔くんなっちゃんと共に成長する美風藍さん。

藍ちゃん、登場は桜の妖精のようで、その後は厳しいながらも的確な指導。そして最後は「仲間」になる。本当に魅力的な人で、すっかり大好きになってしまった......。

 

 

 

四ノ宮さん。

 

「普通の何が悪いんですか?僕は翔ちゃんが羨ましいです。」

 

言った......!!!!!!

もう、これに尽きる。この一言の覚悟とパワーと愛。

那月√じゃないけど、これだけ自分の人生の「寂しさ」をはっきりと言語化するのってすごく覚悟が必要ははず。自分の傷を直視しないと出せない言葉のはずで、それをなっちゃんが言ったことがまず衝撃的だった。

そして、なっちゃんは聡い人なので、翔くんより先にデビューして、「天才」である自分が、この発言を悩む翔ちゃんに伝えることの危うさを理解しているはず。

もしかしたら、翔くんとの友情がすべてなくなるかもしれない。翔くんとの友情が仮に維持されても、この「天才」の一言で心が折れて翔くんはアイドルを辞めてしまうかもしれない。

そういう可能性に、なっちゃんは気づいているはず。だって、「天才」にこんなこと言われたら、怒るか、絶望しちゃうよ。並みの関係性なら。

 

でも、なっちゃんは、翔くんのことを信じている。そして、誰よりも知っている。

だから、早乙女学園の姉妹校のことを調べているタイミングで、「普通で何が悪いんですか」と言える。

これが、翔くんの背中を押し、翔くんに正しいエールとして受け取られ、翔くんとの友情と、そして共にステージに立つ未来を信じてこの言葉を言える。

これを受け止められる関係性がクラ組のすごいところだと、ひっくり返りそうになった一言。

 

 

さらに、このちょっと前に、翔くんが落ち込みまくり少しやさぐれて、春歌ちゃんですら「どうやって隣にいたらいいんだろう?」と苦しくなっている場面の四ノ宮那月。

 

「翔ちゃん、ごはん作って。」

「落ち込んでるより、怒ってる方がいいね。だからいっぱい怒っていいよ。」

 

ヒロインよりも的確に翔くんの傍に寄り添い始めた.....!!!????

もっとも、翔くんにも春歌ちゃんだからこそ素直になれない部分と、那月だからこそ「しょうがねーなー」の部分はある。

それにしても、ここのなっちゃんは「来栖翔暦が長いな....!!!??」とマウント取られた気分になる見事な四ノ宮那月さんでしたね......。

 

 

なんというか、正直にメタ的にいうと、リピの同室とかは、すごくよくできた「ビジネス戦略」にも見えて(まぁブロッコリーがそこまで考えてた訳じゃなさそうだけど)「はいはい、笑 いろんな解釈に開かれている方が絶対に盛り上がるよね」という感が私にはあったんですが、Debutまで煮込まれてくると、もうそういうメタい考えは遠くに行って、人間には圧倒的に惹かれ合うような関係性の人間と一緒に人生を織りなしていく側面があり、その相手は一人じゃない(ヒロインだけじゃない)。そうやって「生きて」いくんだ、と納得させられた。

ここまで、音也、トキヤ、真斗、翔とやってきて、やっぱり8月~9月の同室とのやり取りはすごく特別。すごく記憶に残る。

恋とか友情とか、きっとその境界は曖昧で、でっかい感情と運命にもまれながら、人生をやっていく。プリンスたちのそういう藻掻きを見せてもらうゲームにおいて、欠かせない存在なんだよなぁ、同室。

 

 

寿さんと博士!(そして、音也)

 

博士......!博士よかったね~~~~~。博士、藍ちゃんよりも先に出て来たからね、笑

博士、ほぼメインサブキャラなのでは?くらい結構喋ってる。

春歌ちゃんの相談相手になったりもしてて、いい味出してた。

個人的には、翔くんとの関係がこじれた時に、公園で「じゃあ俺と付き合う?アイドルじゃなきゃいいんでしょ?」「冗談冗談。君が笑ってくれてよかったよ」的なことを言い出したときに、博士もAll Starで攻略できますか!!???的な気持ちになった、笑

薫くんといい、翔√には、いい感じの攻略できない人が出てくる謎w

(でもASやったら印象変わるかもしれない。)

 

そして、寿さん!

博士と寿さんは、藍ちゃんのママとパパなのか?????博士、美風、寿の間に何があるのかよくわかんないけど、博士と寿さんが仲良しそうでよかった(?)

 

というのも、寿さんが翔くんのこと、気にかけてくれている描写があって、それは寿さん自身の経験もあるんだろうけど、寿さんの面倒見の良さ故でもあるのかなぁと。

藍ちゃんは若いから、きっと翔くんや四ノ宮さんのことを、寿さんは気にかけていたんだろうな、と。ということは、あれだけランラン~!と言ってるので、なんだかんだ真斗とレンも目に入る限りはチェックしてるだろうし、そもそも藍ちゃんだけじゃなくて、ランラン、カミュのことも「年下」って思ってそう......と勝手に推測。

つまり、なんだかんだで10人のことを気にかけているんだろうな~と思ったので、そんな寿さんがケアされる場所が必要だろうから、博士が登場して「ここで愚痴言ってるんだ!?」となった発見。

(が、本当に博士はいい人なのか......?まぁわからないことはASに持ち越し。)

 

何より、寿さんは対翔くんに対しては、「最初から輝けるわけではない」というなかなか渋めのアドバイスを示唆する存在であり、「一発屋になってはいけない」とこれまた渋いことを言う先輩なので、そこが凄い好きだった...。

前回、AASSL翔√の時に「翔くん絶対売れる!」と感想を書いた私だけど、それが「あー一時期バラエティとかたくさん出てた子ね」と一発屋的扱いになってるのが、くぅ~~~シビア~~~と痺れる所で。

そこをフォローしてくれる先輩がいるというのは心強いね。翔くんは、その善性ゆえに色んな人が手を貸したくなっていく、という所がすごい好き....。翔√の愛しき仲間たちよ......(モブ盗作女お前は許さない)(まだ言ってる)

 

あと、音也が出てきて「音也、あいつも天才だった」ってなる場面。

サッカー組ってキャッキャ楽しくサッカーやってる二人~って認識だったので、ここで「天才」の方に入って、翔くんのチャンスを攫って行く男、一十木音也......。めっちゃ味がする。

 

 

 

・翔春、ほんといいカップ

 

........スゥ.......(息を吸い込んで)

 

Changing Our Songは「二人」が入ってる曲!!!!!!!!(大声)

 

「どうせならお前も曲の中に入れちゃおうぜ」

 

 

墓石に刻みてぇ.............。

 

 

拙者、彼女とイチャイチャしながら(語弊)作った曲なのに、来栖翔のキャリア初期曲は「応援歌」の範囲内でラブソングラブソングしていないところが好き侍!!

Changing Our Songも、普遍的な応援歌に聞こえる。

 

もちろん、このキツイ期間の翔くんの努力と成長が詰まっている曲だからそうなんだけど、それにしたってベースが彼女と南の島で作ってるとは思わないじゃん!!!???????

来栖翔くんと七海春歌ちゃんカップル、すごい!!!!

デビュー曲に「二人」を入れ込んだ挙句に、南の島というウキウキシチュエーション(邪魔なし二人きり)で作って、あのメロディ!!!!!!!!!!!

しっとりねっとり熱い夜!みたいにならない!!十代の男子だぞ!!????(いや逆に17歳だから出せる爽やかさなのか!?)

 

 

オタクの手元に届く頃には見事な「応援歌」になっているの..........最高すぎる......”OUR”って翔くんとオタクの意味じゃなくて、翔と春歌じゃん.............最高だよ、翔春。

いや~~~~~めっちゃ興奮した!!!!!!

(私は、アイドルがなんだかんだで「全部」を見せている訳じゃないところに興奮する人間です。)

 

 

翔春、序盤ずっと可愛いから、ずっと可愛いのかと思ったら、後半で翔くんが余裕なくすのも、すごく好き。

なんていうか、翔√の辛さって、前半翔くんが明るいところだと思っていて、トキヤ√はトキヤ自身が追い詰められてヨワヨワになってるのが序盤から続くから逆にわかりやすくて気が楽、というか。一方で、翔くんは島流しになった時でさえも、「時間が作れた!」とポジティブに捉えるし、いつだっていつだって明るく振舞おうとする。大人っぽく自分の気持ちをコントロールしようとする。

 

その翔くんが、余裕をなくす。

「......どんなに努力しても出来ないことはある。子どもの頃から俺は、そうやっていろんなことをあきらめて生きて来た。」

 

「別に。ただちょっとダルいだけ。」

 

これがキツイ。あの翔くんが、スーパー理不尽島流し(お袋危篤つき)にも明るく振舞っていた翔くんが、折れてしまう。その事実が、苦しかった。(ただオタクとしては「あの翔くんがぶっきらぼうに!!!そのタイプの翔春!!!!リピ12月で「だから?」と春歌ちゃんの心配をあえて突き返すような翔春!!!!!あああああああああああああ!!!!」と大興奮しましたが、笑)

この苦しさの一因が、那月と春歌が先にデビューした、所から来てるもの苦しくて。那月だけならわかるけど、春歌ちゃんまで那月の曲を作ることで、藍ちゃんに先にブラザーエンブレムを渡されそうになる。

これ地味にキッツイな....と。

しかも、6月に誕生日でいちゃいちゃしてるときに「同じ目線でいられる今が一番楽しい」と話しているから、その「差」が余計に......。

 

最終的には、目的地が同じならいい、し、なんだかんだで春歌ちゃんの不調をカバーしたり、支え合いの翔春になっていく。

その乗り越えも素敵だし、やっぱりいつでも「頼れる彼氏」である翔くんが、春歌ちゃんの前で、そうじゃない姿を見せたことは、最大の苦しいポイントでありつつ、まさに苦しいときを一緒にいられる関係に進展してるのがわかって、すごく好きでした......。

楽しいときをもっと楽しくするために二人でいることも大事だけど、苦しくて上機嫌でいられないときも一緒にいる二人、という翔春が見れたのがすごい良かった...。

リピの時から、依存と自律の間を、ケアと男気の間を揺れ動くのが翔春で、今回も「頼ること」と「一人で頑張る」の匙加減の狭間で揺れて、足並みが乱れる場面もあったけど、そこを乗り越えた翔春はもっと素敵なカップルになる、という恋物語......。

 

 

 

あとは、私的に多分7人の彼女の中で一番「弱い」春歌ちゃんが翔くんのところの春歌ちゃんなんじゃないかな、と個人的には思っていて、今回も「私地味だから......」的になりそうなところを、翔くんに救われていて、リピ4月のニュートラル春歌ちゃん(誰の彼女でもない)ところから、翔くんと付き合ったことで、翔くんの男気に支えられる部分がある春歌ちゃん、に変化している所も、くぅ~~~~~交際の醍醐味~~~~時間の流れ~~~~と興奮した。一方で、春歌ちゃんは翔くんの誰よりも理解者で藍ちゃんに「一緒に歌えばわかります。翔くんがどんなふうに他人の良さを理解し、吸収していくのかを。」と助言する、スーパーパートナーっぷりも発揮していて、これも交際期間の長さが出てて好きだったな...。

それに翔春、お互いに「至らないところの多い彼女だけど」「頼りねー彼氏だけど」と、「彼氏」「彼女」の認識があるのがたまらなく可愛いので、可愛いです!!!!!!!!!(大声)

 

 

 

 

他にも翔春可愛いポイントを挙げればキリがないので、さしあたりこの辺で......。

 

 

 

ということで、アイドルとしての成長も、恋物語の進展も、仲間との絆も3作積み重ねてきた良さが詰まっていて、うたプリ、好きだぜ......(Big Love)の気持ちで一杯になりました。

何より「普通じゃない」翔くんの「普遍的な」魅力が、アイドルである大前提として「人として」の魅力が詰まっていて、益々翔くんのことが好きになりました!!

 

 

以上、Debut翔√の感想でした!