Debut四ノ宮那月√の感想です!!!!
ほんと、四ノ宮さんはゲームやらないとわからないことが多すぎるので、やりがいがあったし、やればやるだけグングン解像度が上がる上がる......
そんな四ノ宮さんの物語をDebutまで見届けることができて本当によかった......3作やった甲斐があった......。
例によって、わりと思ったことをなんでもつらつらと書いている感想ですので、なんでもOKな人どうぞ!
【目次】
・自分の人生のけじめは自分でつける強さ
・Top Star Revolution
・Debutでも「うたの」プリンス
・美風ェ......
・これが噂のCERO Z
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・自分の人生のけじめは自分でつける強さ
四ノ宮那月√、何から書き始めていいか迷ったんですが、やっぱりここ。
ヴァイオリンコンクールに出て、砂月を弾いた。
そんなにきっちり片をつけるのか、と。
なぁなぁに......というか、「過去」としてもう置いておくこと、蓋をしておくことだってできた。もうさっちゃんとも統合したし、春歌ちゃんもいる。リピートとAASSで十分に向き合った。それでいいじゃないか......と。
でも、四ノ宮那月は、クラシックにはクラシックの土俵で片を付けて、「卒業」して、「アイドル」へと転身する。
強い。本当に、強い。
そもそも、Debutの那月、信じられない成長っぷりで、すごい。
元々、七人の中でも大人っぽいところはあったけど、不安定で、リピの間は砂月と入れ替わりながらどうにか生きていた。AAでは、独占欲が大暴走したり、砂月の振りをしてやりくりしたり、どうにか成長して強くなろうともがいていた。
その那月が、Debutでは4月の段階から(かつて独占欲を刺激された相手である)セシルが出てきても動じずに春歌ちゃんのことを愛している描写がある。それだけでも、うお~~~AAからの成長!すごい!と思っていたのに、中盤からは怒涛のように美風藍が春歌ちゃんの時間を占めていく。それに、春歌ちゃんだけが藍ちゃんの秘密を知ってしまったために、秘密の存在が春ちゃんと藍ちゃんを結び付け、逆に那月と春ちゃんを疑心暗鬼にさせる。
(金八みたいなこと言うけど笑、「信じる」ことは「人に言う」と書くから、言えないことがあることが「不信」につながるのは当然なんだよね.....。)
大切な春ちゃんを誰かに奪われることは、本来独占欲の強い那月にとっては、かなりのストレスなはずなのに、耐える。
さらに、美風藍パイセンの地雷の踏みっぷりがすごい四ノ宮那月√。そもそも独占欲云々以前に、砂月誕生のきっかけが「信じていた人に裏切られた」である以上、春歌ちゃんという大切な人が、自分ではなく藍ちゃんを選んだかもしれない、という事実は何よりも那月くんのトラウマを刺激するはず。
それでも、那月くんは、自分一人で対処する。
暴走しない。砂月のような声でクマに話してもらったり、あらゆる方法で四ノ宮那月は「強く」あろうとする。
しかも、これが本当に四ノ宮那月さんの強さであり優しさの真骨頂だなぁ...と思うんですが、「春歌ちゃんが裏切ったかもしれない」ことよりも、「自分が春歌ちゃんを信じられない」ことに自己嫌悪する。
「僕はそんな僕が大嫌いでした。大好きな友達や仲間を疑ってしまう自分が許せなくて、辛かった。」
「さっちゃんは、僕を助けるために、疑う心を引き受けてくれたんです。」
もちろん、このなんでも自分の中で抱え込んで耐えようとする「那月」本来の「強さ」が、キャパオーバーを起こして生まれたのが「砂月」ならば、これは「強くなった」のではなくて、実は元から「強かった」のかもしれない。
本当は、人はそんなに強くなくていい。
誰かのせいにしていい。
誰かを恨んでいい。誰かを憎んでいい。
そうやって、人のせいにすることで、そういう「弱さ」故に生きていける。
でも、那月くんは、それを選ばない。優しくあるために、人を恨まないために、自分が「強く」なることで対処をする。
ある程度の「強さ」がなければ、人は他人に優しくできないし、人を赦すことはできない。那月くんの「強さ」は、そういう風に優しく生きるための「強さ」なのだと。
そして、9月には、ヴァイオリンのコンクールに出て、審査員であるトラウマの元になった女性の前で、「砂月」を弾く。
(※ここでも美風藍さんが地雷踏み抜き要員として出てくるのがまた...!なぜ藍さんに砂月を弾かせる!!???しかも、博士がわざわざUSBに入れてヴァイオリン演奏データを運んだことで、間接的に春歌ちゃんにこの地雷踏み抜きの手伝いをさせている所がギルティすぎる。)
ヴァイオリンコンクールで圧倒的な実力を見せつけて優勝したあと、その先生に握手して感謝する。
「極めようとすれば苦しくて、泣きたくなることもありました。それでも、僕は音楽が大好きです。ありがとうございました。」
ねぇ、盗作したあなた、どんな気持ちだった?
「自分の曲」ということに世間ではなっている盗作した曲を、本来の作曲者である教え子が自分の前で完璧に演奏した気分は?
その教え子が、わざわざ感謝し挨拶しに来た気分は?
那月くんは、別に当てこすりのためにやっている訳ではないし、感謝の言葉も皮肉ではないと思う。本当に、心の底から自分の中でけじめをつけるためにやったのだと思う。
それでも.....それでも、盗作するような人間には、自分の才能の無さと人としての格の違いを見せつけられたような、途方もない「敗北」でしかなかったんだろうな。
那月くんの真意はわからないけど、ここに那月くんの圧倒的なやさしさと才能が、「圧倒的」であるが故に最早暴力的ですらある、という事実が顕著に出ているのもまた皮肉だな、と思う。
あのヴァイオリンの先生、コンクールの後も音楽活動続けられたのかな......。まぁ、一度始めた嘘をそう簡単にやめることなんかできないのかな...。
なんにせよ、那月くんがあの女を「赦す」ようなことをした事実が、人を赦せる人間の「強さ」だと思った。
それに、結果として那月くんは「アイドル」を目指す。「アイドル」を選ぶ。
ここまで圧倒的な才能を見せながら、決してクラシックを選ばない。
これもまたクラシック界にとっては「もったいない」ことなのかもしれない。そういう意味では、クラシック界にとっては「損失」であり、ああ、那月くんは自分の納得する方法で、人を赦し、人を愛し、それゆえに徹底的な復讐(那月くんはそんな言葉を絶対に使わないと思うけど)を結果的にしたんだ.........と、本当にゲームの画面を見ながら鳥肌が立ちました。
人を愛し、己の好きなものを「好き」と言うための強さを手に入れる那月くん。
そして、表現を求めて「アイドル」を選ぶ。
・Top Star Revolution
「アイドル」を選ぶんですよ!!!!!!!
AA那月√の時に、一番印象が変わったのが那月くんで、彼はもう音楽を楽しいと思えないかもしれない......と思ったときに、「アイドル」に出会っている。その「アイドル」の表現に、衝撃を受けて、アイドルを目指す。
lovelifeenjoooooy.hatenablog.com
だからこそ、元々HAYATOオタの春ちゃんに負けず劣らず、自分の中の「アイドル」像がしっかりしている。しかも、自分の中で求める音楽のレベルも高い。
すごくすごく高いところを目指している。
「お星さまみたいに、一生懸命自分を燃やして銀河で一番輝きたいのに.....。お星さまのつもりでいたのに......」
大恋愛エンドの春歌ちゃんのモノローグは「歌の力で自ら一番星となり、みんなを導き、ひた走る。これが那月くんの歌の力。」と言っている。
そういう高いレベルを目指している姿が、きっちり描かれている。那月くんは自由度の高い表現と、その結果として「人を応援できる」ようなアイドルになりたいと願っている。そして、Debutを通じて、それへの一歩を踏み出す。
「あなたが僕を導き、夢への道を指し示してくれたように、僕もまた誰かを照らす星になりたい」
それこそ、初めて那月くんのソロアルバムの中でこの曲を聞いたときは「Top Star Revolution」っていうタイトルがピンと来なくて、笑
柔らかくてふわふわした人だから、ガツガツと「トップスター」なんて強い言葉を使うイメージが無かったんだけど、AA⇒Debutとやって、初めて、ああ、なっちゃんの中で「アイドル」ならば「トップスター」でなければならないんだ、と。やっと、「アイドル・四ノ宮那月」を掴めた(気がする)Debutだった。
なんていうか......うまく表現できないのだけど、四ノ宮さん、「己を貫く」という強さを得た、よね。
だから、クラシックを卒業して「Top Star Revolution」を歌える。
「トップスター」という高い目標と理想を掲げるだけじゃなくて、そのために過去を整理し、退路を断ち、そしてわがままなくらい表現を追求する。
ヴァイオリンじゃなくてヴィオラ、ヴィオラでもなくてアイドル、というのを有り余る才能で「なんとなく」やるんじゃなくて、「選択」にする。その背景には、「自由に表現したい」っていう圧倒的な自己があって、それを貫きたくて、それを求める形で表現するわがままさ。
「トップスター」には、そういう、強引なくらいの強さがある。
那月くんが元々持っていたものではあるけど、砂月と統合して「一人」としての「自己」になって、逃げではなく「卒業」と「選択」をして、自分の表現を追い求めた先のDebut。
それが、少し厳しい印象すら与える「トップスター」の語を冠した激しい音楽に込められている。
はぁ~~~~~~本当にかっこいい......。
・「うたの」プリンス
何より、そんなTop Star Revolutionを作る過程が、Debutでもとことん「うたの」プリンスなのが、すごく好きだった。
Debutでは、人によっては、お芝居でもらった役柄が原因でふさぎこんだり、アイドルであるが故にいろんなお仕事をする中での「デビュー」が描かれている人もいたけど、四ノ宮那月√はどこまでも「音楽」の話だったし、「歌」の話だった。
そして、「キスよりすごい音楽」から始まった物語にふさわしく、「音楽」なら、二人で一つになれる、を体現する。
Debutは、「自分の人生のけじめをつけられるのは自分だけ」を地で行くので、乙女ゲームなのに、恋愛パワーで解決できることが少なすぎて春歌ちゃんはただ見ていることしかできないことが多い。さらに、音楽パワーでなんでも乗り越えられるわけでもなく、業界のアレコレに揉まれる。こう...なんていうか、「無敵!」のカードが存在しない。
那月√も例によって、クラシックへのけじめは那月一人でつける。春歌ちゃんに至っては、藍春疑惑が発生してしまい、それをめぐる葛藤もなっちゃん一人でやるしかない。自分の人生は、自分しか背負えない。苦しいね。
友ちゃん「自分の人生なんだから、ちゃんと自分で決めなきゃダメだよ」
だからこそ、春歌ちゃんさえも遠ざける。
「何をしても上手くいかない。理解されない。みんな僕を置いていなくなる。あなたには僕の気持ちは絶対にわからない。」
「口で説明できるくらいなら悩んだりしない。僕自身、僕を理解しきれていないのに他人のあなたに何がわかるって言うんですか」
「これは僕の戦いなんです。僕がひとりで乗り越えなくちゃいけない。」
......しんどい。
どんなに愛しあっても、人と人は「他人」だし、究極のところ「わかる」ことはできない。
一般論でも苦しいけど、砂月という那月の「片割れ」に託された春歌ちゃんには、余計につらい言葉。
たぶん、砂月という「二人で一つ」だった存在に信頼された責任を、きっとどこかで春歌ちゃんは感じていた。
「砂月くんはわたしを信じてもう二度と同じことは起こらないと信じてわたしに那月くんを託してくれたのに......。」
ならば、こんな風に明確に、那月と春歌の間に線が引かれたことはどんなにつらいだろう......と、ここはプレイしていて胸が苦しくなった。
それに、翔√と違って、翔くんがここで那月の理解者として出てくる訳でもない。翔√の那月くんのような立ち回りを、ここで翔くんはしない。
どこまでもどこまでも那月くんは「一人」で「孤独」。
そして、春歌ちゃんも、それに直面する。
「仕事」で曲を作らなくちゃいけないから、締切もあるし、パートナーのことばかり構っていられない時もあるし、守秘義務もある。
あんまり直接に描かれていないけど、春歌ちゃんもまた、パートナーだからと言って「二人で一つ」という訳にはいかない大人の事情を抱えることになる。
何より、コンクールの演奏を見た春歌ちゃんが、那月くんはあんなにすごいのにわたしは曲ができていない!ふがいない!ひとりで頑張らなくちゃ!となる9月後半、完全に似た者カップルだよ......那春......あともうちょっと!という気持ちになりました。
そんな風に「一人」と「一人」になるけれど、四ノ宮那月√では、最後には、「音楽」は二人が一つに溶け合うことができる。
「一人」と「一人」になっていた春歌ちゃんの所に、コンクールを終えて(自分の人生の蹴りを自分でつけて)那月くんがやってくる。
「あのね。ハルちゃん。片思いだったんです。あなたが作ってくれた曲に足りなかったのは僕の歌なんだと思います。だから、片思い」
那月くんが歌詞をつけて、歌うことで生まれる「音楽」。
ここで、二人が一つになって、一人と一人じゃなくて、二人じゃなきゃできないことがある証明としての「音楽」が誕生する。
これが~~~~~本当に~~~~アツい~~~~~~~!!!!!!(じたばた)
大好き~~~~~~!!!!!!!!!!
わたしの曲。那月くんの歌。2つあって初めてわたし達の曲になる。
どれだけDebutがシビアでも、それでも!やっぱりこれが「うたプリ」じゃん!?キスよりすごい音楽じゃん!!?
人生よりも言葉よりも身体よりも、「歌」で交わるラブとロマンスが醍醐味じゃん!?
だから、あの、本当に好きになりました、Top Star Revolution.
「アイドル」に込めた強い想いと高い目標。
自分の過去にけじめをつけた那月だから書ける歌詞。
そうやって一人で戦う強さを身に着けながら「二人」じゃなくちゃたどり着けない音楽。
好きだ~~~~~!!!!!!
もう、「音楽」の才能あふれるなっちゃんが、こうやってずっとずっと「音楽」にこだわって、「音楽」で結ばれたカップルである那春が、どんな試練も「二人」の「音楽」を紡ぎ続ける状況が、本当に好きです。
あと!!!!Top Star Revolutionの激しさに繋がってると思うんですが、那春二人ともすごく強引!!!わがまま!!!お互いのこと絶対に離さない!!!
まず、四ノ宮那月さん。
「もう、優しいだけじゃいられない。どんなことをしても、どんな手段を使ってでも僕はあなたとの未来を掴みたい。」
「そのせいであなたを追い詰めることになっても、僕はあなたとデビューしたい。この気持ちを抑えられないんです。」
「......あなたが好きです。あなたが誰を好きでも、遠い存在になってしまっても、僕はあなたが好き。」
すごく切ない場面ではあるのだけど、たとえ美風を好きになったとしても絶対に僕は春ちゃんのことが好きです、宣言をしてくるのが、たまらなく四ノ宮那月さんで好きです。
そして、彼女の七海春歌さん。
「ごめんなさい。わがままを言っているのはわかっているんです。でも、想いを止められない。那月くんのクラシックへの想いを引き留める権利がないこともわかってる」
「それでも、わたしはあなたとデビューしたい。そう願わずにはいられないんです。」
自分の人生は自分で決める、を逆に言えば、他人の人生に口出しすることはできない。それはわかっているけど、でも絶対に四ノ宮那月さんとデビューしたい!!こっちに来て!!!!と言わんばかりの春歌さん。好きです。
優しくてふわふわな那春だけど、お互いへの強めの想いや、才能、こだわりの激しさは共鳴していて、そんな二人だから作れる音楽なんだろうな......。
・美風ェ......
翔√と印象かなり違う!!!!!
っていうか、翔√よりも性能高いですよね!?多分?翔√の藍ちゃんはピュアピュアだったよ!?
那月√では、那春が交際している(というか熱い言葉を交わし合っている)所の上にいたにも関わらず、エラーにならなかった!!(そこかい)
というのは置いておくとしても、独占欲の強いなっちゃんに対して、春ちゃんとの関係を疑わせるようなムーブをする美風藍、なかなかやりおる.......。
個人的には、めちゃくちゃ美味しい展開だった......だって、「あいちゃん」って呼ぶところからわかるように、藍さん明らかに最初は「ちいさくてかわいい」の枠の中に入っていたのに、四ノ宮さんの中で徐々に「美風ェ....」的な位置に移動していっている所が、めっちゃ刺さった......。
(とはいえ、ゲーム軸では可愛い見た目の藍ちゃんに、アニメ軸では可愛い見た目のナギに一本取られて苦しむことになる那月くん、本当にしんどい.....。なんていうか、大好きな「ちいさくてかわいい」枠の人からその攻撃をくらうの、しんどいなって。)
(その中で翔ちゃんは、本当に特別で信頼できる「ちいさくてかわいい」なんだろうな。それもう小さくてかわいいじゃないじゃん!もっと大きいじゃん!)(参照:友情エンド)
そんな美風パイセンの大活躍により、これまたたまらない四ノ宮さんのジェラシーボイスを聞くことができるってわけ!
くま「だったらどうして確かめない。本当は不安なんだろ?あいつが美風のものになりそうで」
「こんな時でさえ、ふたりで来るんですね。」
ぐぬぬぬぬ......
(四ノ宮さんの気持ちを考えるとしんどいが、個人的には嫉妬と独占欲にどうにかなりそうになりながら堪えている四ノ宮さんのお声たまらん好き...の顔)
那月√の藍ちゃんは「美風ェ...」って感じなんですが、お陰でジェラる四ノ宮さんが見れるので、心の中でこっそり感謝した...。
それに、藍さんもわざとしている訳ではなくて、自身の秘密と春歌ちゃんを守るためにしていること。それが結果的に、秘密を生み出し、那春の間を揺るがすことに。
(「人に言う」と書いて「信じる」なの、くぅ~~~ってなるよね。言えないことがあるって、それだけで「信じる」ことが難しくなる。)(二度目の金八)
で、美風ェ...ムーブを散々かましていた美風先輩ですが、最後の最後で!!!自ら!!!!秘密を!!!!那月くんに言う!!!!!
それ故に、強制停止させられる!!!!!!!!!!
アツい!!!!!!!!!!(握りこぶし)
まずそもそも藍ちゃんが自ら秘密を言うなんて、最大の命令に背くので物凄いシステム負荷がかかりながら、成し遂げている.......。そんな....藍さん.......後輩への愛しかないじゃん........。そんなことできるの、「機械」じゃないじゃん...。「絆」じゃん......。
ここ、すごく残酷で......泣
藍さんは後輩カップルへの愛でしかない、人情味あふれる行動を取っているのに、それ故に停止させられて、動かないことで、藍さんが他人に生殺与奪の権を握られている「モノ」であることを指し示していて。うっ......。
なんていうか、こんな風に簡単に「停止」させられてしまって、それが「死」とは違うカテゴリーに入れられる現象として受け止められることで、私は初めて美風さんのことを”ロボ”だと実感して辛かった....。
那月√、優しさや愛が光る場面で、常にどこか切ない音や残酷な響きが伴っていて、そこがこの物語の美しいところでもある。終盤の藍さんは、藍さんの優しさと聡明さが光りながら、故に残酷になってしまう場面だったな。
もちろん、その後は音楽の力で危機を脱する!
ということで、那月√の美風藍さん、すごく良かった...(噛みしめ)
やっぱり、マスターコースの先輩と後輩は一筋縄ではいかない。「可愛い~」だけじゃない藍ちゃんへのぐちゃぐちゃの感情が、最後はでっかい愛になって奇跡を起こす、みたいな四ノ宮さんと藍さんの関係、素敵だと思いました.......。
先輩エンドでは、まだ序盤なので藍春疑惑は発生していないので、感情がぐちゃついていないとはいえ、トラビの絆、アツい!!!!!
「あいちゃんが迷ったり立ち止まったりした時は僕らが手を取って導いてあげる。大丈夫。きっとできるよ。僕たちを信じて」
「年下の先輩」であり、さらに大きな秘密を抱えていた人と「仲間」になっていく物語がめちゃくちゃ好き。藍さん自身が、短期間でどんどん変わっていくし。
他の部屋にはない、先輩後輩関係を超えた「仲間」の歌が響く激アツ展開が本当に大好きです......!
・これが噂のCERO Z
ところで、最後に四ノ宮那月√えっちすぎるやろ、とツッコませてください。
脱法CERO Zやろ!!!!!!!!!!!!
脱法ハーブみたいな言い方してごめんだけど、規制の抜け穴みたいなことしてて爆笑してしまった...。いや、四ノ宮さんルート、確実に肉体関係があるの、最高です。
七人いて、人によってはかなり奥手な、自分たちのペースで......感ある人たちもいる中で、もはやエンドの盛り上げ場面とかではなく、生活の中でちょこちょこある感じが「四ノ宮さんんんんんん~~」とオタク、歯茎むき出しスマイル!!!!
そもそも藍さんに交際バレするのも、かなりきわどい展開の中でばれるので。
「ドアが気になるの?じゃあ、僕があなたを隠してあげる。」
を始めとして、春歌ちゃんをしっかり追い詰めながら同時に責めてるのが、本当に四ノ宮さん..........!!!!!
交際バレ後、藍さんからの許可があって春歌ちゃんのお部屋に行ったときも、序盤なのに、しっかりそういう描写があって、那春カップルはそういう感じなのね~~~~~(にこにこ)と理解が進んで大変助かりました、いのちが。
「ねぇ知ってる?羽衣を隠された天女は、空へ帰れず地上でお嫁さんになるんですよ」(電気を消されて真っ暗な画面)
エロの豆しばかよ。詩的だし、もう!!大好き!!!!
「僕らはまるで彦星と織姫.....。ようやく出会えた今を大切にしたい。だから、ね、今しか出来ないことをしよう。」
まぁ、二人っきりの部屋でしかできない「今しかできないこと」もありますよね....!!!!
隣の御曹司部屋に聞かれることもないし(このくだり大爆笑した)
そして迎えた大恋愛エンド。
「あなたの一番いい音を見つけてあげる」
ステージで歌った時のように激しく心の奥を貫かれる。
そうして、歌うように優しく、激しく、那月くんはわたしを愛してくれた
ナニで貫くとCERO Z表記が求められるはずですが(?)(多分)、心の奥を歌うように貫くとCERO Cなんですね!!!???
いや、それはもう脱法だろ...。規制の抜け穴しっかりかいくぐってんな!!
いや~~~めっちゃいいです。四ノ宮さん、グイグイ行きます。
だって、翔くんいないとか関係ないですからね。壁が薄いって話が、序盤で出てるんよ!?
翔くんと藍ちゃんがいなくても、隣の御曹司に声聞かれちゃうだろうが!!!!!!!
(ハルと付き合ってない世界線の)聖川さんに刺激が強すぎるし、蘭丸さんもいるよ!!???元クラスメイトの七海と四ノ宮の声が聞こえる可能性がある聖川さんのことを考えるとわたしは........(オタク、盛り上がらないでください。)
グイグイ四ノ宮さんは大好物なんだけど、規制の穴をかいくぐってることとマスターコース寮の壁が薄いことが気になってしまって気になってしまって.....笑
スチルではしっかり服を着ているので(それはそう)、直前の(歌うように)愛撫とか貫くとかのくだりは、背景だけでどちらの姿も映らないのがまた....!!!!!!
四ノ宮さん~~~~~~~~~!!!!(大声を上げることしかできない)
CERO Zたいへん良かったです...!
ということで、最後は脱線してしまったけども笑
Debut四ノ宮那月√、とてもよかった......。
Debutらしく、孤独で残酷で、それでいて「うたプリ」らしい音楽と愛と仲間との絆に溢れていた。
大恋愛エンドでは、「学園祭の.....」を思い出すね、なんて話すのも本当に好き。他の人もだけど、リピから積み重ねてきた時間が効いてくるのは、「3作目」ならではの良さ。
特に那月くんは、リピ⇒AA⇒Debutと物凄い勢いで成長し、変化している。その苦しい時間も、美しい時間も共に過ごして、ラスト。
「僕もさっちゃんもあなたに愛を教わったんです。あなたの愛情が僕たちふたりを結び付けた。
哀しい過去があったから今の僕がある。あの頃の僕も、さっちゃんも、なかったことになんかしない。すべて今の僕に繋がっているんです」
「ええ、あなたの曲を僕とさっちゃんの二人で歌うんです。三人で作り上げた歌で一番星になりましょう。」
こんな風に、過ごした時間が、成長の軌跡が、音楽になる。
時間をかけてじっくりと、那月くんと共に歩んできて(=プレイして)本当によかった!
そんなDebut四ノ宮那月√でした!