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生まれて初めてゲームを買ってうたプリをプレイした話

 

 

前略。

うたプリにハマった。

 

 

声優ラジオをきっかけに、アニメで助走をつけ、映画で大コーフンして沼落ちを自覚、という感じにあれよあれよとトップスピードで転がり落ちていったこの1か月間。

 

その新規ハイをブログに書いていたら、ラッキーなことにたくさんの人に読んでいただき、結果として熱量の高い布教という最高のお返しをいただき、さらに沼る、という好循環に入っていった。

 

先輩の皆様は特に「ゲームをやってくれ」とおっしゃられた。

(先輩のみなさんはとても親切なので、いわゆるフツーの「アイドル」として楽しみたいのであれば彼らの初恋などなどを知らなくても大丈夫ですよ、と教えてくれる人もいて、気遣いがありがたかったです。)

 

 

確かに、Wikiにはうたプリは「ゲーム原作」と書かれており、なるほど原作ならばやりたい......だって「原作」なのだから。

しかし、私の手元にはいかなるゲーム機もない。というか生まれてこの方、ゲーム機を所有した経験がない。親の方針ってヤツでゲームボーイやらDSやらが流行っても私は持っておらず、ポケモンどうぶつの森もやってない。小学校高学年にはジャニーズにハマり、ゲームは不要な人生となった。

 

ということで、ゲームのうたプリを始めるには初期投資が結構必要である。

それに今はスタツア搭乗で頭がいっぱい!ならばゲームは後でいいか......少し落ち着いたらいつかやろう、なんて思っていた。

 

 

ところが

 

 

私の心の中のセシルくん「いつかっていつですか?」

 

 

 

今だ!!!!!!!

 

 

解釈を深めてスタツアを浴びたい。

過去に戻ることはできないけど、今できることをやってスタツアの味の違いを楽しみたい!自分の側の情報量が増えるほどに見方が変わっていくなんて映画の楽しみ方、新規の今しかできない!!

 

ということで、電気屋に走りニンテンドースイッチを購入!!

大人でよかった!もうお父さんにゲーム買っちゃダメって言われないぜ!!ちょいと生活を切り崩している感は否めないが、うたプリからしか得られない栄養があるから大丈夫だぜ☆

 

 

そんなこんなで、前置きが長くなってしまった......人生初ゲーム、乙女ゲーどころかスーパーマリオもろくにやったことない人間のワクワクドキドキ☆うたプリRepeat Love のプレイした感想(とそして搭乗した感想)を記録するぞ~~~の記事です。

 

以下、Repeat Loveのネタバレ、および個人的なジャニー喜多川に対する評価(マイナスなものも含む)があります。お気をつけて!

なお、この記事でAクラ3人を書こうと思っていたけど、長くなったので、雑感と音也ルートだけ書いてます~。

 

 

 

 

=====

雑感

 

 

鬼才が作ったゲーム過ぎる!!!!???

 

 

「理解」を越えている。

謎展開に謎ミッション、しかし顔がいい!さらにいうと胸キュンもあるし甘い場面もある。音楽の力が解決してくれることもあるが、大体のことは拳で解決する。

 

私は、本当に狭いコンテンツをずー-っと愛でてきたので、ジャニー喜多川が死んだときに、この人の作り出す鬼才的なエンタメにはもう出会えなくなったんだな...とぼんやり思ったものだが、そんなことはない。世界は広い。

ジャニー喜多川の死後に、こんなトンチキ胸キュン理解不能スーパーエンターテインメントに出会えるとは思わなんだ...!!

ジャニー喜多川が「理解できるものなんて面白くない」って言ったとか言わないとか聞いたことがある気がするけど、まさにその言葉をかみしめたい。

「理解」できるものなんて、面白くないのだッ…!!

 

やたらと顔がいい人たちによる怒涛の展開、ツッコミが追い付かない、なのに胸キュン、そして成長と感動。最後には、なんかわからんけどめっちゃ興奮してるし泣いてる......。

 

これだよ!これ!!!最高!!!Fu~~~~!!!

 

 

特に、私は聖川真斗さんルートから始めたので、メロンパン戦争が始まったくらいのところでスーパーハイになりました。

 

 

 

 

☆音也√

音也ルートの話から始めるのは、私が単純に乙女ゲームとして一番エンジョイし、かつ「うたプリに入ってるやばい粉ってここから抽出されてんの...?」と気づいたルートだったので、音也√から感想を書く。

 

 

端的に言ってめちゃくちゃ楽しかった~~!のだけどさ

卒業オーディションっていうより「この支配からの!卒業!!」って話だったよね...??

 

マジで、TRUST☆MY DREAMではなく、尾崎豊の卒業を歌った方がいいんじゃないの...。

 

「おかしいルールは変えてしまえ」でひた走る音也くん。

 

好きなタイプの若さだ~~~~~~~!

そうだ!校則であれ何であれ理不尽なルールは変えてしまえばいいのである。どーでもいい話だが、いわゆる「ブラック校則」的なものがある学校にいたので、私も「理不尽だ!」と校則を破りまくっていた過去があるので、私は音也くんが自分で考えてたどり着いたこのルールガン無視スタイルがめちゃくちゃ気に入った。

 

多分、「芸能界の慣習だから~~」みたいなパワハラとか見たら、相手が大御所でも「そういうのやめませんか」って真正面から言えそうな感じがする!

たぶん、今頃は業界内に「一十木音也が無くした古い慣習」っていう噂話が回って、若手のスタッフとかに愛されていてほしい。その番外編に早乙女学園の校則、って入ってるはず。

「だって春歌と一緒にいる時間は長い方がいいじゃん」とかいう理由で働き方改革も進めてくれそう。長時間労働も愛の力で変えてほしい。

 

そんな基本姿勢が私の好みだっただけでなく、4月早々「抜けない?」と学校案内を抜け出して屋上で二人で歌ったり、強制イベントが発生せずとも手を繋いだり名前呼びしたりでグイグイ来る!わーい!!乙女ゲームだ~~~!!!クリスマスパーティー前に「俺これからちょっとやらかすから。」も最高である。早乙女学園では頻繁に強制吊り橋効果イベントが発生するが、物理ではなく精神的緊張感でこれ以上の吊り橋効果はないでしょう!!!ここで手を取ってしまう時点で恋愛により通常の判断ができなくなっているのだけど、そんな恋愛もいいよね!!

物理攻撃に対しては(ちょっと待って乙女ゲームの物理攻撃って?)トンチキ地雷原も、踏みまくればいいんだ!と機転を効かせるし、「テープの音なんか聞こえないくらい大声で歌えばいんだよ!」という正面突破も頼もしくてかっこいい...!!早乙女キングダムにも二人っきりで出かけることができるし...。放課後にみんなでテスト勉強、女友達のともちゃんが茶化したりビシっと一言言ったり、「青春」もいっぱいだ~~~~!!わーい!!わーい!!

友達としての聖川真斗さんも最高である。勢いでキスしちゃう系音也さん(しかも目はあけておいて!とのリクエスト)に対して、きっちりお叱りをする。

「一十木、ちょっと来い。話がある。」

聖川真斗さん、友人ポジが光る!!!!!
(なぜなら聖川真斗ルートではご自身も押し倒したりしちゃうからである!!)

青春だ~~~~!

恋愛恋愛だからって、関係が「二人の世界」に閉じていかないで、ゆるくAクラのみんなとつながったまま、それでいて独自路線を突っ走れる一十木音也さん、すごい。

人間力がアクロバティックである。

 

 

そうそうレコーディングテストでトキヤが出てきたときは、まだまだこのゲームのことがよくわかっていなかったので、びっくり。そして、なるほど!と。

タツ影ナレで「ライバル」と呼んでいたものの、実はあんまりピンと来ていなかった私。ゲームで、うおおおおおおおおおうわああああああああああああ(絶叫)となりました。

お互いを意識しつつ、メモリアルを読むと、とにかく「トキヤトキヤ」な音也くん。一番笑ったのは、七海と二人で出かける前の日に服のアドバイスもらおうとして、「トキヤ初恋まだな感じ?」と笑った挙句、じゃあレンに聞くねーってさらっとアドバイスの相手を変えていく音也くん。お部屋に残されたトキヤの気持ちよ...。

 

なお、音也√にもかかわらず、「聖川真斗!!」と殴り込みスタイルの神宮寺レンさんは現れるし、「なっちゃん!」と叫んで世界を救う来栖翔さんも現れるので、音也とトキヤだけに集中している訳にいかないのもこのゲームッッ.....最高だぜ...!!!

 

 

ゲーム後半戦は、恋愛禁止校則なんてぶっ飛ばせが加速していきつつ、そもそもなぜこんな校則があるのかということと音也くんの出生の謎がクロスしていくという熱い、そしてシリアスな展開。

 

何より

「俺の存在をみんなに知ってほしい。」

「俺は全力で俺を歌いたい。」

 

「愛」にピンと来なかった、けど「愛」を知った、「愛」は生きていくことに重要.......。

 

 

みなさん、このゲームをプレイしてからOK, Hello World聞いてるんですか!!!???

 

 

何も知らない私ですら初回は記憶が無かったスタツア、そんなん......古参のみなさんは記憶ないじゃん...というかこの曲リリースされて聞いたときの古参のみなさんの感情......想像を絶するものがある......

 

は?ちょっと待って??OK, Hello World????マジで言ってる??生きてゆくことで愛を知る、って......ふぇえええええええええ.........

 

それであの演出、あの表情。

 

私が家宝にしている雑誌で、櫻井翔さんが32歳の時に17歳の自分への手紙を書くという企画があって、今もその手紙の部分をコピーして部屋に貼ってるんですけど、ST☆RISHのみなさんにもぜひ早乙女学園時代の自分に手紙を書いてほしい。

彼らは、あの頃描いていた夢にいるのか、まだまだ夢には届いてないと思うのか、夢のその先にいると思うのか。

 

 

 

 

そして、なぜ恋愛禁止なのか?を突き詰めると、音也くんの出生についてどうやらシャイニング早乙女がかなり関わっているっぽいことがわかってくる。

 

ここで急にジャニー喜多川の話をしたい。

あの人物が死んだとき、ジャニオタたちは様々な言葉で彼を評したが私が忘れられない誰かのツイートは「天国風味の地獄を作り出す天才」という評価だった。

ジャニー喜多川は、本当に鬼才であり天才演出家であり、アイドルを見出す目は本物だったと思う。と、同時に、たぶんあの人は地獄なんてものがあるなら地獄に落ちたんじゃないかと私は思っている。

 

知っている人は知っているように、昔からセクハラ疑惑の絶えない人であった。

明確にアウトなものだけでない。夢見る子供たちのデビューの権限を握るということは、とんでもないことである。彼がスケスケの衣装を着ろと言えば、思春期の子供がスケスケの衣装を来て全国放送に出ることができるだけの力を持っている。

夢を握られているからこそ、頓珍漢な名前だろうと、Sexyだろうと、それが運命と受け入れて、やっていく。

父親が死んで間もない人に、ステージの上で父親の話をさせて涙を流させることは、本当に演出なのだろうかと思うこともあった。

 

 

もちろん、ジャニー喜多川には感謝してもしきれない。

嵐やA.B.C-Zを生み出したのだから。何より、「理解」を圧倒的に超越したトンチキでありながら、インフルエンザの時に見る夢の連続打撃で見るものを圧倒し、最終的には興奮と感動の渦に巻き込んでいく。そういう演出に慣れたジャニーズアイドル達が見せる「なにがなんでも成立させる圧倒的アイドル力」を目の当たりにするのは、私の至上の喜びといっても過言ではない。

 

 

そして私は実は、あの興奮と幸せの隠し味は暴力だったんじゃないか、と思っている。

綺麗な言い方をすれば「無茶ぶりされたときにしか発揮されないアイドル力」だが、あからさまな言い方をすれば「圧倒的な権力を前にどうしようもできないものが運命の中でもがくときのきらめき」を、私はすすっているという自覚がある。

 

私は、世の中から暴力がなくなってほしい。パワハラもセクハラも消えてほしい。

 

でも、一度覚えた暴力的な罪の味を忘れられない。

 

話をうたプリに戻す。

ゲームをやると、アニメ以上にシャイニング早乙女との絡みが多い。一部カタコトで話すサングラス姿は、まさにジャニー喜多川を彷彿とさせるが、とにかくゲームをやるとシャイニング早乙女の無茶ぶりに答え続けることしか生存の途はない。

 

文字通り、シャイニング早乙女こそが法でありルールなのだから。

 

 

正直、めちゃくちゃ美味しい。罪の味、がする。

 

 

うたプリの隠し味は、これか、と舌を巻いた。

いや、一番の隠し味は、音也√かもしれん。

 

地獄すぎる。

 

 

恋愛禁止を破りながら、即退学にならない音也くんのスペオキ扱い。背景に音也くん自身のアイドルとしてのポテンシャルもさることながら、におわされる血縁関係。

(愛島兄弟についてもネタバレを踏みまくっているので存じているのですが、まだその部分に到達していないので、正直信じないぞ...まだ信じないぞ...の気持ちがあります。)

しかも、彼自身がアイドルを目指す理由から外すことのできない、シャイニング早乙女。

 

 

正直、ほんと、耐えられない。

業が深すぎる。

が、同時に興奮してる自分に気が付いてゾッとした。罪と地獄の気配に興奮してる自分がいる。まじで、ちょっとまって、たまんないんですが??と倫理感のかけらもなく叫び出したい。彼の人生にとっては大事なことなのに。

 

でももう、こんな罪の味、久しぶりに出会った。

ジャニーが死んでから、もう会えないと思ってた。(それが正しいことだと思っている。)

正直、こういうところで、メタい発言だけど、生身の人間じゃなくてよかったと思ってしまった。「物語」として心置きなく地獄を味わえる。

 

 

とにかく、うたプリゲームは、定期的に狂気が差し込まれる仕様であるが、その狂気の隠し味に罪の味があったら、そりゃあ奥さん、たまらないっすよ!!完敗!!としか言いようがない。

うたプリには、オタクを狂わせるやばい粉が入っているとこの1か月感じているが、やばい粉の正体は、この罪の味な気がしてきている。

 

 

私はとんでもない性癖の告白をしている気がするが、とにかくアイドルがより光輝くためにはより濃い影あるといいよね、なんて生身の人間には言えるはずもないが、少なくともうたプリの世界においては、光をより光らせるための闇と罪がほんっっとうにいい味を出していて、それがゲームをやる醍醐味じゃないかとすら思った。

シャイニング早乙女がその元凶でありつつ、各メンバーがそれぞれ抱えている暗部があるからこそ、の光である。

 

 

こういう楽しみ方をしているので、私も一緒に地獄に落ちたいと思う。

ジャニー喜多川とシャイニング早乙女は、私のことを地獄で待っていてほしい。

 

 

 

 

 

そんなこんなで交際宣言をし、恋愛禁止ガン無視で突き進む!

ガン無視どころか、ソングステーション乱入事件など予想を超える勢いで爆走する音也さん...!若さ!いいぞーっ!と言っていた私ですらちょっと引くくらいの若気の至りを爆発させていく。シャイニング早乙女も修行(物理)で対抗してくるので、4月にはシャイニング早乙女の不死身っぷりに引いていた音也くん自身が徐々に不死身に近づいていくという皮肉な展開である...。

 

ただ、本当にさわやかでまっすぐで...!!!

一番笑っちゃったのは、「みんなも間違ってると思うならそう言おうよ」と校則破り運動のオルグを始めるところ。音也くん、時代が時代なら活動家になってた気がするし、社会運動とかめちゃくちゃ向いてそう。

 

 

さらに、恋愛は人を変えるな~と感動したのは、音也√の春歌ちゃん、後半、めちゃくちゃアクティブになる!!!

「絶対負けるヤツが言うセリフだよな」に「そう思います」って返す春ちゃん、強くなってるし、サイコーだったのは「一緒に壁登ります!」と壁登りに意欲を見せたところ。もちろん音也ブロックが入ったわけだけど、もう一緒に壁を上りたいなんて、根暗な君はいないんだな...って感動しちゃった。

 

4月から音楽をきっかけに仲良くなるし、離れていても「心にはいつも同じ歌があるから」の二人の音楽的感性が溶けあうだけじゃなく、二人の性格そのものが溶けあって、境界線がどこだかわからなくなる感じ。あ~~恋愛だ~~~~!!

しかも、春歌ちゃん、最後の方にはキスをだしにして暴走機関車音也をコントロールしようと試みたり、結構果敢に行く。音楽=恋だとしたら、世界=自分を変えてくれるのだ!

 

 

肝心の卒業オーディションは、「俺は校則違反しました!」からスタートして、いやだからそれは「この支配からの卒業!!」なのよ...。

 

最後には、実は入学前から気になっていたんだ、という話が出てきて、あーなるほどアニメ1話のエッセンスはここからきてるのね、と。

それこそアニメ1話では、金持ちの神宮寺レンはなんかコネがありそうだし、校門の中に入っているけど、なぜ一緒に遅刻してきたかのような位置に立っている音也くんが入試に遅刻した春歌ちゃんを擁護できる立場なのか謎だったけど、シャイニング早乙女のスペオキということもゲームをやると理解できるので、助かった。

 

 

ということで、音也ルートは、青春あり胸キュンあり、ストーリーも知らないことがたくさん出てきて発見も多く、あまりに多すぎてツッコまなかったけどビッグフットと戦ったりトンチキもふんだんに盛り込まれ、胃もたれしそうなところを音也くんのさわやかさで全部解決してましたね。(?)

 

 

拾いきれていない小ネタとか、そもそもエンドだって3つあるし、いろいろ言いたいことがあるけど長くなったのでこの辺で。

 

次は、聖川真斗ルートと涙なくしては見れない四ノ宮那月ルートを書くぞ~~!