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勝手に現場大賞2019!

 

今年もこの季節がやってきました!勝手に現場大賞2019です。私が今年一年行った現場を振り返り、印象に残ったものに賞を勝手にあげるという権威も何もない大賞です。そもそも現場好きとは名ばかりで、とくに今年は22現場(16演目)+映画は2本、ライブビューイングが1本といつもより控えめな感じで、全然見たよ!って言えるアレじゃないけども、まぁ勝手に現場大賞というのは私のメモみたいなものなので!

 

 

今年を総括すると「ジャニーズ舞台班制覇」がうっすらテーマとして浮かび上がる。今年は主演がジャニじゃない作品を3本しかみていません!

その分、ずっと行きたいなーこの人のお芝居見てみたいなーと思っていた人のお芝居を見れて満足。しかも主演がジャニでも舞台班が組んでいる外部舞台ってかなりしっかりしたキャスト&スタッフの布陣なのでいろんな種類のお芝居を見て質もよかったなーという印象です。

一方で、今年は「これはもう魂に刻まれた!忘れられない!」みたいな圧倒的一本に出会わなかった感はあります。多分、私自身が演劇に慣れてきて、こう圧倒的な感動に出会いにくくなっている(多少目が肥えた部分もあるし)のが原因だと思う....そういう意味で今年は甲乙つけがたいです。

 

 

【今年の現場一覧】

1月 LOVE BATTLE TOUR in横浜アリーナ追加公演

2月出口なし

3月ソーホーシンダーズ、トリッパー遊園地

4月hymns、良い子はみんなご褒美がもらえる

5月ARASHI LIVE TOUR 5×20 in札幌

6月BACK BEAT、嵐のワクワク学校

7月奇子

8月パリのアメリカ人、Going with Zephyer in幕張

9月WEST SIDE STORY

10月ABC座2019ジャニーズ伝説

11月相対的浮世絵、50Shades!

12月ロカビリー☆ジャック

 

 

それではさっそく勝手に現場大賞をやります!

 

 

 

演劇大賞

良い子はみんなご褒美がもらえる

 

やっぱこの作品は今年みた中で異様だった。異様だし無数に解釈可能性があるから、5月に見てそのあと結構ふとした瞬間に思い出すことが多かった。「オーケストラはある!」って叫びだしたい瞬間というか。

まぁ私の勝手に現場大賞2018が1984で、2017がDefiled、2016がコインロッカーベイビーズだとするとこの世界のディストピア感が多かれ少なかれ強調されている作品が好きなのかもしれない。どうしようもない世界が狂っていくのを見ているしかできないというか....。

 

どう異様かというと「オーケストラと俳優のための戯曲」というのはまさにその通りで、キャストは歌わないから音楽劇ではないけれどふんだんに音楽があり、その音楽に合わせてキャストは踊るんだけど、踊りもミュージカルの踊りではなくて現代舞踊とかバレエの動きで。そうした中で展開されるストーリーは、管理社会を風刺している。驚くべきは冷戦期にソ連をモデルとし、「精神病」を政府に反対する者にラベリングして病院送りにした歴史をモチーフにしているのに現代日本に圧倒的に響くというね!

 

オーケストラは「管理社会」を比喩している。多くの人が、それが「自由」だと思いながら楽譜通り一糸乱れずに弾く。トライアングルをかき鳴らすサーシャは、自分こそがオーケストラを率いているというイワノフ(ハシノフ)は、管理できない危険分子。いや、ハシノフは狂っているからいいのかもしれない。イワノフ(堤さん)こそが西側諸国にソ連のやっていることを伝えようとしている民主主義を信じる「ダメなやつ」なんだけど。そんなダブルイワノフは、滑稽なほどに非を認めない国家によって「管理下」に置かれたように見せかけられて、、、、、、、最後にハシノフは指揮台に立つ。イワノフも。

ハシノフみたいなやつが「支配者」だと言っているのか、そしてそいつはイワノフまでも指揮台に立たせるのか。

 

 

1984ほど明確にこう反乱者の方が批判していたサイドと同じことをやるみたいな構図にはなっていないところもまたこの作品の魅力なのかな、、、

 

未だに私もちょっと意味が分からない部分が多くて、でもなんか妙に心に残っている。

 

もはやあの作品が何を伝えたかったのかはわからないんだけど、でもあの異様さが2019年5月に上演されたことが頭から離れない。

だって5月はBeautiful harmony元年ですよ、みなさん。

偶然なんだろうけど、私はすっごい皮肉だと思っている。オーケストラが管理社会や独裁のモチーフとして使われた作品がこのタイミングで上演されたの。

 

だからなんか逆にさ、狂ったように叫びまわりたい「オーケストラはある!!!!!!」「オーケストラはやっぱりあったんだ!!!!」って満面の笑みで駆け回りたい。

狂ってるのは私じゃなくて、お前らだ、と。

 

「お前の意見がお前の症状だ」と言われようとも。

 

 

 

 

作品・脚本賞

相対的浮世絵

 

「会話劇」という触れ込みで、想像以上に「会話」の脚本にうならされ、さらに作品全体、カンパニーとしてのクオリティが異様に高かったなと感じたのがこの作品。

 

 

こちらも「なぜかわからないけどだらだら泣いている」という感情にさせられた作品で、何がどうよかったのか私にはうまく言葉にできないけどでもとてつもなく心に残っている。

自分の思いや行動と反対のことをいうゲームという高校生が思いつきそうなゲームを巧みに使って、「あいつら迷惑だったなぁ」から、もう死んでしまった方の二人を探しに行く流れが秀逸すぎて。

MONO弁が存在しない方言というのも観劇後に知ったけど、あの方言の味がスパイスになっている会話劇だったので、脚本家ってすげーな....と思い知りました。

 

いや、感想が陳腐。

 

 

主演がやまりょで、やまりょのお芝居は2年前に見てから見てなくて、今年は宇宙Sixいろいろあったしすごいやまりょのお芝居が見たくて、それでチケットを取ったのね。

で、みたらやまりょはすごい舞台俳優さんで、周りのキャストも実力派揃いで、脚本もよくて、やまりょのファンをうらやましいと思った。

単純にうらやましいと思うほどの作品だった。

 

そして観劇に行った日は、ニノが結婚を発表した次の日で前の夜にさんざん友達を慰めた翌日だった。だからこそ余計に、この会話劇の一つの軸になっている友情というか高校時代の関係性というのが余計に泣けた。

下北沢は演劇の街。演劇の街の寒い夜がやたらと沁みた。そんな状態でとぼとぼ帰ったのが忘れられない。

 

あの日の空気、温度、心のざわざわ、そういうものと一緒に鮮明に思い出してしまうお芝居ってすごい上質だと思う。

あの会話劇は、伏線回収が巧みとか、言葉遊びのうまさとかそういう批評は専門家に任せるとしたら、圧倒的に日常を記憶させるような力を持っていたと私は言いたい。

 

クズだけど友達を大切にして墓場で同窓会したいな。

 

 

 

 

音楽賞

ソーホーシンダーズ

 

 

一回しか見に行ってないのに歌詞覚えられるってやばいな、そんだけいい曲だったんだな、と結構驚いているので今年の音楽賞はソーホーシンダーズです。

「今夜は行こう、シンデレラ~舞踏会へ~」とか「僕らはまるでStranger」とか印象に残る歌が多くて、口ずさんでしまう。

翻訳モノなので要するに元ネタの歌がいいってことなんでしょうが、いい作品を日本でやってくれたなー感。

 

主演の林くんがかわいすぎてまじで一時このまま墜ちるんじゃないかとヒヤヒヤしました、笑

そのくらい可愛かった。かわいいしパパ活してるしでまじでオタクの性癖に刺さりすぎてど~うしよう!サファリパークって感じでした。えぇ。

 

ストーリーよしキャストよしだけどなんかセットとか作りがややチープ感が否めなかったというのが私の率直な感想で、なんでなんだろう、でも林くんめっちゃ可愛かったからいっか☆みたいな、そのくらい林くんがかわいい(4億回目)

 

まじここまでやまりょとか林君とか言ってるのであと江田くんにハマると私はTheyを思い出すことになりますね(遠い目)(実際に今年は何回かThey武道で検索しました☆)

 

 

 

歌唱賞

ロカビリー☆ジャック

 

屋良くんってこんなに歌えたんだ!!!的な。失礼な話ではありますが、屋良くん=ダンスのイメージが強すぎて、一曲目の「歌いたいのは...ロカビリー...」で腰ぬかしました。

 

屋良くんだけじゃなくて、昆ちゃんはもちろんのこと平野さん等々みなさんバシッと歌えて、こういうキャストが集まってみんなでミュージカルっぽいナンバーを歌うと迫力が違う!迫力!!やばい!!!ミュージカルはこうだよね!!っていう派手さは地味な実力が下支えしているんだなぁと思い知りました。

 

昆ちゃんの歌もよかった!

秘密のデート、最初はぶりぶりアイドルソングなんだけど抜けだすあたりから、いたずら心と女の子の冒険心と大胆さが見事に表現されていて、あ~~~~昆ちゃんの歌が好きじゃああああああ!となりました。

 

てか改めて初演のコイベビ一回しか行かなかったけど、あの一回はこの声でワニの国だったのか....やばい....と昆モネをもう一回見たくなるところまでワンパッケージ、笑

 

 

 

 

セット賞

hymns

 

Defiledで私の心を打ちぬいたスズカツさんの舞台をまた見たいなぁ~と思って取ったチケットがこちら!

行ってみたかった博品館劇場に、見てみたかった佐藤アツヒロさん主演といろんな「見たい!」が重なって全体的にホクホクした感じで帰宅しました。

 

セットは真ん中に丸いのがあって、その上からワイヤーが張り巡らされている。スズカツさんのTwitterで言うと「スズカツ的能舞台」ということになるらしいこれが、simpleだからこそ、祭壇のようにも機能するし、ゲームの板のようでもあり、「ギャンブルの必勝法は、勝つまでやることだ」という最後のセリフにつながる勝負師の空間としては秀逸な設定だった。

 

途中、大音量のロックをかけながら、セットの真ん中に縛り付けられていたり、陳腐なことばかりいう画商や友達がワイヤーを持ってくるくる回ったり、演劇的な動きを可能にする装置としてアナログなのに面白くって、印象に残るセット。

 

 

スズカツさんの作品は圧倒的に好みだということがわかったので、定期的に見たい。ガンガンに泣いた。しばらくは画商のうすっぺらい声で「大きな画を描いてください、ホテルのロビーに飾れるような、そういう絵が売れますから」というのが大きな画を見るたびに頭の中で再生されて大変だった。

そんな世界で「ギャンブルの必勝法は、勝つまでやること」なんだよね。

自分を奮い立たせるのにも何度も思い出したセリフ。

 

 

ちなみに、ハイテクなセットでいうとロカビリー☆ジャックが捨てがたい。プロジェクションマッピングってうまく使うとこんなにエンターテインメントの可能性を高めるんだ!と新鮮な驚き。気を付けないと安っぽくなる感じが嫌いだったんだけど、全然安っぽくないし、キャストの演劇っぽいお芝居とも相性が良くて、演出も練られてるからプロジェクションマッピングが生きていてあれはいい装置だ....と思いました。

 

 

ベスト装置賞

ジャニーズ伝説2019

5Stars

 

セットのついでに装置の話すると(装置の話)、今年のえび座はひっさびさに5starsがあったのがマジ感動☆でした!

ど新規なので5Starsは生で見るのは初めてで、ファンになったばかりのころにTBSの番組に装置持ち込んでて腰を抜かした記憶があるんだけども。

 

これが生ものの力か~~としか言いようがないのだけど、なぜかやたらと感動する。これこそがA.B.C-Zだよね、これを乗りこなす身体こそがあなた方がステージに立ち続けた証だよね、、、と感動せずにはいられない。

だから2019年だけどあえてやっぱり「5Starsはすげぇぞ」という気持ちを込めてベスト装置ですね。

 

 

 

 

 

ベスト体験賞

50Shades!!~クリスチャングレイの歪んだ性癖~

 

酒とエロはいいね!(クソデカボイス)

酒飲みながら、下ネタ満載の「出し物」を見れるのめっちゃ楽しかったまじやばいんだけど~~(ギャルみ)

生バンド、お酒、下ネタ、新宿、お芝居、、、間違いなくいい夜ですよ!!

 

お芝居は生ものだから、周りのお客さんのケータイの音一つでその体験がぶち壊しになるような繊細な「体験」なんですよ。だから「体験」全体をどうプロデュースするかも重要な点だと思っていて、だからこそ帝劇とかクリエのラグジュアリーな体験は楽しいし、下北沢のあの雰囲気も全力で味わう。で、こういう総合的な「体験」の観点から見たときに50Shades!に敵う体験はなかった、今年。イチバン!

(遠征は旅行としての楽しさだから除くけども)

 

 

レモンサワー飲みながら、文一くんが「セックスじゃなくてファック!!!」とか言ってるのを見るの楽しすぎた。

文一くんは名役者ですね、あそこまで振り切れるのはすごい。ふつーに歌がうまいからふざけていても聞ける。

 

なお、忘れられない体験としましては「手で恥ずかしい三角形作って~~」と言われ三角形を作ると文一くんになめられるという衝撃のファンサ(?)を受けたことです。ぴえ~~~~

 

 

 

「体験」という観点から言うと、自分のその時の体調とかもあるじゃないですか。「奇子」はその時の集中力のピークがその瞬間に持っていけなかったことに加えて、近くで携帯が鳴ったりとか集中力が切れることが多くて残念だった現場です。

眼帯の五関様はやたらかっこよくて、そのパワーはGoing with Zephyerで思い知ることになるし、五関様がおりょうを蹴ってるのまっじたまんねぇな!私のMが目覚めそうだよ!!という感じでしたが、中屋敷マジックもあり終わったあとのスッキリ感というか重く残し過ぎなかったところがいいところでもあり、私的にはもう少し残すような重めの味付けでいいんだよ!というのもあり、ですね。

次郎がほんのり詰めが甘いのが、五関さんみたいな感想を見て、その時も最後あまがみしてたからか「なるほど....」と思ったのを覚えてますね。

 

 

 

 

 

おいしかったで賞

新橋演舞場のお弁当(トリッパー遊園地)

 

 

「新橋花柳界伝統の味を...」って書いてあってそんな大げさなって思ったけど普通にめっちゃ美味しかった笑

トリッパー遊園地の感想自体は別の記事にしたけども。

 

lovelifeenjoooooy.hatenablog.com

 

今年は、実はお芝居と一緒に何か食べたり飲んだりして一回あたりの体験を充実させることが裏目標でした。

良い子はみんなご褒美がもらえるの時にタピオカ飲んだり、hymsの後に飲んだラテがやたらおいしかったり、ジャニーズ伝説の時は帝国ホテルのガルガンチュアという高級パン屋でめっちゃ美味しいスコーンを買ったり、クリエではたまごサンドを食べました。出口なしでは横浜中華街のふかひれスープ、パリのアメリカ人の時は横浜で美味しいスープ、、、観劇にささやかな幸せを+しておりました。

 

中でもトリッパーのお弁当は、私は桟敷席取ってないのでトリッパー特製弁当は食べてないけど、ふっつうに売ってる新橋演舞場のおにぎり弁当がめちゃウマでした!

 

来年もおいしいもの食べたいな.....♡

 

 

 

 

海外旅行番外編

WEST SIDE STORY

 

今年の海外公演は、オーストラリア旅行の折にかの有名なオペラハウスでWEST SIDE STORYを見ました。ちょうど日本でステアラで来日公演してる時で「うわぁー行きたいー!」ってなってるときに、旅行先の劇場の予定みたらWSSで光の速さでチケットをおさえました。

 

世界遺産になっているオペラハウスは、幕間に海を眺めながらお酒が飲めるサイコーな作りになってまして移動のあとで疲れてなかったら飲んだのに....!(飲んだらヤバイと思って飲まなかった)本当にきれいな建物でうおぉおおとなるも、世界遺産=古いのイメージがあるのでピンとこないというのが正直なところでした。

 

WSS自体は、ロングランだけあって見ごたえある。まぁ、ジャニーズ伝説にどっぷりつかったオタクとしましては「これをジャニさんが見たら確かに男の子集めて事務所作りたくなるかもな....」と納得しました。

踊りも大迫力で(予習を兼ねて映画も見ましたが映画もすごい迫力の踊りだったので初代ジャニーズのときめきも納得です)、私はダンスパーティーのシーンが本当に好きですね.......SUKI.....

 

「名作」ってことは伝わったし歌も踊りも大迫力だったんだけど、これはもしかしてニューヨークで見るのが正解だったな!?みたいな気持ちになってしまいました。

 

 

 

 

 

ダンス賞

パリのアメリカ人

 

バレエがきれいだった!劇団四季でこんなバレエへの満足度が高いとは!えびちゃんずーの潜入でバレエをやっていることは知っていましたが、ああやって基礎トレーニングだけじゃなくて公演としてやっても全然問題ないんですね...!

良い子も、出口なしも、WSSも、なんならその他のミュージカルも踊ってはいますが、踊り単体での見せ場と満足度が高かったのは初の自力四季となったパリアメでした。

 

パリアメもWSSも(なんならロカビリー☆ジャックも)恋愛が主題の作品が私に響きにくいので内容はまぁ~よかったね!って感じだったけど、その背景に絡んでくる歴史的な事象やバレリーナの葛藤とか細かなところが面白くてさっすが~四季☆みたいなウキウキ気分で帰宅した記憶が。

あと発声だわ。セリフが歌にのっててもちゃんと聞こえるのもさっすが四季~☆ってなりましたね。

 

長年、「四季行かなきゃ~」的な感じだったのでその念願の四季に行けたという意味でも実りある観劇でした。

 

 

 

 

 

見たかったで賞

終わりのない

 

見てないけど見に行きたかった!のがイキウメの「終わりのない」

同時期に芸術劇場で、野田秀樹もやっててそっちも捨てがたかったけども。なんか去年末も、イキウメ来年は行きたいっすね~前川さんの演出見たいっすね~みたいなこと言っていた気がするんだけど、今年失敗したので来年こそは!

 

あと、年々人気者になっていくので難しそうだけど、ふぉゆ4人のお芝居も見に行きたい!と言いながら行ってません。GACHIからずっと言ってるよね。厨房男子きめたかった~

 

シェイクスピア作品も~とか野望はたくさんあるから来年も一つずつクリアしていきたいところです。

 

 

 

今年の現場大賞はこんなところです!

嵐は嵐で特別な一年だったのでまとめたいし、えびコンのことはもう過去に記事にしたからわざわざ賞にするまでもなく、めっちゃよかったよ....ってそれだけですほんとに。

 

 

 

今年をまとめると、「劇場は優しい」だな。

2月に「出口なし」に行ったときは、嵐の休止会見の後で、あの間はエンターテインメントに没入してその時間を堪能できた。その物語の世界に入っていけた。

11月も今年はいろいろあったわけだけど、相対的浮世絵やフィフティシェイズにいる間は、心の底からそのことに集中して楽しめる。

でも、決して世の中から隔離されているわけではなくて、現実を皮肉っていたり、負けないようにエールをくれるものだったりするわけで。劇場はなにも言わずエンターテインメントで抱きしめて、心を満たして、劇場を出たあとに必要な何かの力をくれる。

いい場所だなぁと思います。

 

来年も、また劇場で。