今年も12月31日、年末です!
ギリギリですが、ここで今年の現場を振り返って来年の現場に向けて気合いを入れていきたいと思います~!
今年の現場一覧
1月 ジャニーズカウントダウン17-18 蜜蜂と遠雷リーディングコンサート
2月 僕の友達 三文オペラ FUN HOME
3月 アラジン Come from away Kinky Boots
4月 ワンダーランドにようこそ(oresama) Take me out
5月 1984
6月 Love Battle Tour in名古屋 嵐のワクワク学校2018
7月 コインロッカーベイビーズ(×7)
8月 Rent コインロッカーベイビーズ(×1)
9月 Love Battle Tour in大宮
10月 華氏451度 ABC座ジャニーズ伝説2018(×3)、三文オペラ in池袋
11月 マリーアントワネット
12月 ARASHI Anniversary Tour 5×20
下半期もっとたくさん見たかったんですが、コインロッカーベイビーズとえび座でお金が無くなった感じがすごい...。
今年は月3本が目標だったんですが、11月12月はもう少し行きたかったかなぁと。
ただの主観ですが、勝手に今年の現場を振り返っていきたいと思います~~!!
演劇大賞
コイベビ落ちの河合担としてはここは絶対コインロッカーベイビーズだろって情報公開の時からおもってたのですが、、、いやーーーー、1984です。
突然思い立って行ったのでチケットを譲っていただいて行ったのですが、その譲っていただいたチケットがまさかの前から3列目。目の前で拷問を受ける井上芳雄が痛々しいし怖いしでもう震えと涙が止まらない。
ともさかりえもセクシーで。役者のお芝居が素晴らしかった。井上さんといえば帝劇のミュージカルのイメージがあるのですが、割と小さめの劇場でストレートプレイでもめちゃくちゃ引き込むお芝居をするしですっかりファンになってしまいました。
何より脚本というかプロットというか、大著と言われるだけのことはある。自分が昔受けていたゼミの先生の「大学生のうちに読んでおくべき本」の中に入っていた本でした。
今回思い立って見に行ったわけですが、その理由は今年の公文書改謬のニュースを見たからでした。公務員が公文書を変える国。
「1984の世界で主人公は、公文書の中から犯罪者の情報を消し去り「なかったこと」にする仕事をしています。」というツイートを見て、行かなきゃいけないと思った。SFの話が、起こっている日本で行かなきゃいけないと思った。
想像以上でしばらく立ち上がれなかった。クラクラしながら必死に帰ったのを覚えている。頭をハンマーで思いっきり殴られたような衝撃。
だって全然笑えなかった。怖くてしかたなかった。
「もう日本おわりっすね~w」みたいな左翼的な皮肉な笑いをできればよかったものの、そんなもんじゃない。「おかしいこと」に気付き、世の中を変えることを目指していたはずの主人公のセリフは”体制側”と同じことをいつの間にか話し出す。それは効果的に”体制側”に利用されていく。世の中をよくするための”多少の”暴力は、そこに体制側と同じ理論を含んでる時点で崩壊への第一歩なのだ。
究極の皮肉、歪み、ぐるぐると回ってすべては権力の罠にかかり、権力強化のために利用されていく恐怖。
戦争は、平和。
統制された情報、見えない敵に向かって突き進み続け、「自分たち」の結束を強める。その意味で平和なのだ。戦争し続ける、自分たちが勝ち続ける、と思い続ける間、平和なのだ。
無知は力。
だって何も知らなければ、発表された事実だけを信じていれば、それが唯一の真実であると思いこむことができたなら、そこに思いっきり力をつぎ込める。「悪者」には思いっきり殴り込めるもんね。
自由は隷属。
そう、自由は隷属。というかこれは、解釈する言葉じゃない。ニュースピーク。「自由は隷属」といえば「自由は隷属」なのだ。
ニュースピーク、恐ろしかった。語彙が減ることを喜ぶ。語彙委が減ること、人間の思考と理解度の解像度が下がること。そうなった人間を支配する。なんて頭のいい。
年末。レーダー照射の事件が世間を賑わせていますね。
敵を作りだし、そこに向かって、いけばいい。
Big brother is watching you.
今年一番怖くて仕方なくて、自分の身にもつまされて、ショッキングだったお芝居でした。
音楽賞
コインロッカーベイビーズ
未だに歌ってしまいます。お風呂場とか、死にたいときとか。
「私、ワニの国の死者よ~つまらないことなんか~~考えなくって~いいって~~~ワニの神様に許されてるの~~~~~~」
「生きてるの? あんた 生きてるの?
生きているなら 抱いてあげる
死んでいても 抱いてあげる
死んだように生きるなら 私 あんたを 殺してあげる」
「同じだ あいつも同じだ 閉じ込められている」
私はこれからもこの曲を歌い続けると思う。「ダチュラ!」と叫びながら。こんな壁に、閉じ込められてたまるか、と。
ハシとキク、そしてアネモネみたいに「気のすむまでやり尽くす」
やっぱり橋本くんのハシがすごかった。初日から凄まじい勢いで成長し、そして舞台上でハシを生き続ける。ハシは日によって違う。違うハシが傷つき、利用され、ぐちゃぐちゃにされていく。壊れてしまう。
そんなお芝居を見せてくれた橋本くんが来年は堤さんと同じ赤坂Actでお芝居、またまた「精神病患者」の役ということで、本当に楽しみ。
河合くんのキクはあの日恋に落ちたキクより少し柔らかい部分とのメリハリがついて、でも全身凶器みたいな表情で。首を真っ赤にして「覚えてるか!」と啖呵を切り、「見えないよう隠された すべては隠された壁だ。」「目に見えるあらゆるものを粉々に叩き潰し元に戻すしかない」と怒りで震える。
ハシはみんな怖いって言ってたけど、河合くんの底知れぬ怖さとほんの少しリンクしたみたいで怖かった。あの弱々しい笑顔。幼児がキャッキャッ言いながらずーーっと虫を殺しているみたいな怖さ。河合くんがお芝居でこんな引き出しを持っていることがファンとしては嬉しかったです。
橋本くんのハシの繊細な歌声と、河合くんの強い喉、リオちゃんの案外低くて強い声。そのすべてで三人で歌う歌が大好きだった。
あの歌で、世界を壊せると思った。
あとは、終演後のバンドの演奏だよね。
世界が破壊された後の、あのバンド演奏。サイコーだったなぁ...。
あれでスカっとして赤坂を出るっていう。
あんまり音楽賞っぽいコメントじゃなかったけどw
コインロッカーベイビーズの歌には今も力をもらっているし、あのお芝居におけるあの歌はコインロッカーみたいなつまらない世界を破壊したし、バンドの演奏はそのエネルギーの源だった。
「これが僕の新しい歌だ!!!」
ブロードウェイ特別賞
Come from away
これはブロードウェイでみた作品で一番印象的だったもの。
歌詞を聞き取りミスったままブログタイトルにしてて恥ずかしいですが、ここにまとめてその感動を書いたので年末には省略。
lovelifeenjoooooy.hatenablog.com
熱演賞
僕の友達
なんとなーく見に行って、ああそこまででもなかったかなぁ...と思ったけど後半引き込まれた。
俳優役の辰巳くんなんだけど、後半にかけての熱演というか、役をつかむためならなんでもする、絶対にチャンスはつかんでやる、という熱意はもちろん役柄の上でのことなのですが、そこに辰巳くん自身の覚悟をみたような気がして。(外野の人間が言ってるだけなのでファンの方からしたら検討違いかもしれませんが)
ふぉ~ゆ~、いくぞ。これからだぞ。死ぬ気でやるぞ。という覚悟というか、むしろここまで残ったのはあの気迫なのか。
忘れられない気迫です。
セットが面白かったで賞
Take me out
LGBT系のお芝居は今年3本見ましたが、その中で一番のお気に入りはこのTake me outです。大リーグのロッカールームを模したセットを、客席が囲む形です。そもそもDDDで小劇場だから濃密な時間が過ごせるのに、ぐるっと舞台を囲むことで余計に会場全体に緊張した空気が張り詰めました。
ロッカールームを模したセットが演者自身によってぐるぐる動くのも面白くて、見応えたっぷり。
今回、セット賞にしましたが脚本&お芝居、ともによかった。
凄いよかったからこのブログに書こうと思ってて、書きかけになっていた感想があるのでこの機会に乗っけておきます。
☆
チラシを見て以来、
端的に言えばとても感動しました。
そのパンフレットの中に、ああ私が感じたのはこれだ...
「差別は無くならないという現実のなかで生まれるかすかな希望。
本当に救いようのない話なんです。冷静に考えると。
差別は無くならないという話。
劇場の外の世界をデフォルメして簡略にして観客に見せつけてる。
特に悲劇的だとかんじたのは、シェーン。パンフレットには「
生まれからして教育をきちんと受けられなかったことが、
どうしようもない気持ちになる。
キッピーの偽善行為が、
ただただ途方に暮れる。
差別を語るときに最近では「複合差別」
だから勧善懲悪なんかできるはずもなく、どうしようもない。
☆
主人公はゲイで黒人、彼を差別するのは教育を受けていないいじめられた経験を持つ白人。上手くコミュニケーションを取れないスパニッシュを話す南アメリカ出身の選手たち。ふさぎ込む日本人選手。
絶望的に差別し合う彼ら。
そんな中で最後に愛し合う二人は、ささやかな希望でした。
くせになるで賞
2月にKAATで見たものと、10月に池袋西口公園で見たものと、甲乙つけがたいので漠然と三文オペラ。
三文オペラのあの、現代的な問題のプラットフォームとして機能して、いろんな工夫を乗っけられるところが好きなんでしょうね。
2月のKAATでは、早く集合して演技指導を受け、途中乞食の暴動として舞台に上がるという演出。
あれ、楽しかったなぁあああ....(しみじみ)
未だにあの時指導を受けた歌、歌えます。スーダラホイホイ!!
一番お気に入りの演出は、観客を舞台に上げることよりも最後の最後、アンケートの回答がモニターに公開されて「みなさん、ハッピーエンドが好きなんですよねえ?(ニヤニヤ)」
と言わんばかりの皮肉たっぷりのハッピーエンド演出。
はーー好き。
ねぇえええ、みんなハッピーエンド好きだもんねぇええええええ?ていう。
10月は中池袋公園という野外公演。
都会のど真ん中、背景には無味乾燥なビックカメラの看板。野次馬。
こっちは野外でやること、ワンコインでやること、無料ゾーンは冷たい地べたに観客が座っている。皮肉の質がまた一段アップした気がするわ。
「人を殺すことくらい、人を雇うことに比べたらなんだっていうんだい。
金を盗むくらい、銀行を創設することに比べたらなんだっていうんだい。」
三文オペラは今後も定期的にいろんな人の演出で見てみたいなぁ。
忘れられない現場賞
Love Battle Tour in 名古屋
去年はえびのハイタッチ会を入れた気がするけども、今年はこちらのツアーを。なんてったって人生初の一列目。
ジャニオタ歴10年にして初めての最前列。
目の前で歌いおどり跳ぶA.B.C-Z!!!
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ラブコンも大コーフンだったから、、年明けの追加公演が楽しみ♡
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スーパーエンターテインメントで賞
ARASHI Anniversary Tour 5×20
何度も言うけど特に果てない空の演出。
あれはもう技術と嵐の歴史・アイデンティティと予算が詰まったすさまじい演出だったんだろうな、って思います。
日本最高峰のスーパーエンターテインメントを見せてくれる、更新し続けてくれる彼らに大きな感謝です。
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俳優賞
辰巳君と井上さんの話しておいて悪いんですが、えび座の話をしたいのでこの賞を作りました。
今年一番好きな、というか心に残るというか、引っかかるというか、味わい深いお芝居をしたのは戸塚くん演じるジャニーさんかな、と。
なんか、戸塚くんのジャニーさんが忘れられないの。戸塚くんがジャニーさんだったからこそ、一幕の最後、5人で楽しそうに演奏しているシーンであんなにぐっと来てしまう。
戸塚くんが纏っている大きなLOVE。あおいさんが出てきたら泣いてしまうような大きなリスペクト。その思いを全身で表現する戸塚くんが印象に残っています。
「もうめまいがする~~なんて言ってたな。」っていうナレーションが好きでね。
少年たちの切ない物語が輝きを増すのは、戸塚くん演じるジャニーさんが彼らを見守り、夢をともに追いかけたからなのかな。
ジャニーズとは、夢を追うということが本旨なんだなぁと考え始めたのもこのえび座から。夢、の残酷さときらめきをいつまでも悪趣味なほどファンタジーに描くジャニーさんでいてほしい。業の深さそのままに、長生きしてね、おじいちゃん。
ここでのお芝居がよかったから映画「少年たち」でのナレーションのお仕事につながったのかなぁなんて思っています。
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戸塚ジャニーさん、Forever!!!
女優賞
リオちゃんと迷ったけど!!!
コインロッカーベイビーズでアネモネを演じたリオちゃんは好きすぎてLINEのアイコンにしてます。アネモネがLINEのアイコンです!!!L!O!V!E!アネモネ!!!
マリーアントワネットの話をしたかったから!!
コンちゃんの演じるマルグリットが大好きです!!!!!
こんちゃんが帝劇0番で旗振って革命を扇動しているところとかかっこよすぎて一緒に革命に参加したくなりました。
コインロッカーベイビーズでのアネモネがよかったからこんちゃんが好きなのかなって思ってたけど、これ見に行って改めてコンちゃんのお芝居好きだなぁと思ったので、来年もこんちゃんのお芝居を見に行きたい。
レミゼ気になってるけど、、、時期的に行けるかなぁ...要検討。
行きたかったで賞
密やかなる結晶
スカイライト
内容的にも!!!!
来年はイキウメのお芝居行けるように心がけよう...。去年のこの賞選んでる時も思いましたが、逃したお芝居は二度と見に行けないのですから。
☆☆☆☆☆
触れられなかったものもあるけど、今年の勝手に現場大賞はこんなもんで。
テキトーに賞を作って、選考理由をつらつら書いているだけですがいい振り返りになりました。
今年実はいろんな「初めて」をやりまして。
まずORESAMAで初めてのライブハウス。初めてのバンドのライブ、スタンディング。ワンドリンク。
ドキドキしたけどORESAMAのPOPでCUTEなサウンドに踊りだしたら止まらなくってめっちゃ楽しかった。2月にまたLIVEあるみたいなので、、行こうかしら。
「初めて」の名古屋遠征、「初めて」の最前列。
「初めて」のジョイポリス。
えび担としては、赤坂なぞのビラ事件から始まったジョイポリスとのコラボ本当に楽しかったしジョイポリス様様でした~~泣
ジョイポリス行ったことなかったのに、気づけば足しげく通っていたり。特にWILD JUNGLE A.B.C-Zが好きすぎて誰かがやってるワイルドジャングルA.B.C-ZBOTをフォローしてます。
「ふみと!バックバック!!」
「うるせぇ塚ちゃん!ちょっと黙ってろ!!」(イケボ)
A.B.C-Zと冒険できるなんて初めてだしw とんでもないことに巻き込まれるのはなんだかA.B.C-Zらしくて(それはアトラクションの仕様)ほんと屋内遊園地であんなにエンジョイできるとは思わなかった...。
つーか、舞台上ったのも、野外でお芝居みたのも「初めて」だわ!!
来年もワクワクするオタクライフを送りたいです。
今年の観劇の総括としては、政治的な興味に合わせて見に行くと大体ヒットするという自分の傾向がつかめたので、来年も政治的なものは見に行こうかな。
ってか、公文書改謬で1984やら華氏451度やら見に行きましたけど...そもそもそんな国じゃなくなって欲しいぞ、JAPAN。
今年の目標だった宝塚と劇団四季を結局見に行けないまま終わってしまったので来年こそは!バレエもね。結局ロイヤルバレエの来日公演も、新国立の不思議の国のアリスも、クリスマスのK-Balletも行かなかったので苦笑
全部チケットのサイトまで覗いてるんだけどな~~~~
今年はラッキーなことにブロードウェイに行けましたが、来年はそんな予定はないのでNT Liveとか活用しようと思います。なんか新しくブロードウェイも始まるんでしょ?
確か春先にShe loves meの予定があった...はず。えび担だし、見に行きたいね、シーラブ!!
今まで生もの命!という姿勢だったのですが、ゼミの先生に進められて華氏119を見に映画館に行ったら大ヒットだったのと、今年はラスト・ホールドやら検察側の罪人やら、映画もいいじゃないですか!という発見があったので来年は生にこだわりすぎず、むしろ海外のものを見れてラッキーくらいの感覚でNT Liveやら映画やらを見に劇場にいこうかと。
そんなこんなで。
来年見に行きたいものはたくさんあります!すでに「よい子はみんなご褒美がもらえる」と「トリッパー遊園地」のチケットは申し込んでるし!「出口なし」も気になってるし!
でも何よりもオタクは、というか人生は、健康が一番の資本!!
そもそも11月のマリーアントワネットなんか病気明けでヘロヘロになりながら行って大変だったし!!!
健康でそしてガツガツとお芝居を見て、コンサート行って、泣いて、笑って、学んで、、、生きていきます!!
余談ですが
今年一番役立ったのは去年の年末買った高い双眼鏡でした!舞台が多いので私は8倍です。帝劇でもいい感じ。
案外嵐コンでも使えます。倍率上げるとぶれやすいので。
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高いって素晴らしい!!現場の質が上がりました。今年一番役立ったものです笑
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来年もこいつとともに駆け抜けるぞ!
今年の現場、お疲れさまでした~~~~!!!