ARASHI Anniversary Tour 5×20
東京ドーム 2018.12.23
感想レポ
・誰よりも俺ら自身が溺愛
歌わなかったあの曲の歌詞を口ずさみながら帰路についた。
家に帰り、翔さんに言われた通りに並べてみると確かにその「5」は変わっていないのだった。
最後のご挨拶で話した
「5×5からはじまって、、(中略)この5は変わってません」
「嵐はこの5人なんだ。わるいけどそれだけは譲れない。」
今回のアニバコン、本当にメンバーへの感謝をすごくかんじたんだよね。
ファンへの感謝はもちろんだけども、ほんとにほんとに嵐は嵐が大好きなんだなぁと。
どう好きかというと、メンバー個人への好意、優しいとか、というのもだし
戦友である彼らがもう相互依存といってもいいんじゃないかというくらい離れられない状態というか
そんな5人で歩いてきた道の誇りというか
実態としての嵐5人はもはや(1+1+1+1+1=5)なのではなく、”5”という一つの数字なのだと。そこはもはや可分ではない。
そんな風にメンバーが大好きな嵐が私の大好きな嵐で、私は彼らが本当に好きだなぁと。
もう何していいかわからないから俺らが信じるものをやるしかないよね、みたいな話をツアー始まる前にしてたかと思うけど、まさに彼らの信じる彼らの愛する嵐を描き切ったコンサートで、その相思相愛な嵐を嵐が描き出したものがハピネスに溢れていて、それをまなざしている私もなんかぐっと来てしまうという。
病的なまでの(あえてこういう言い方をしますが)ゴコイチ嵐が、愛に溢れていて、輝いていて、眩しかった。大好きな彼らがそこにいた。それをわかっている嵐が凛と立っていた。
なぜ病的なまでの、という言い方をするかというと、だって5人でLINEで写真送りあったりしなくない??30後半で、っていう。
私ですらいくら仲良くてもそんなことしないよ。なんかこうこんなに一緒にいたってまだまだ一緒にいたくなるものがあるんだろうね。すごい。すごいよ、ほんと。
10年前はいざ知らず今更「嵐は仲良しグループ」なんて紹介されることも減ったし、翔くんがかつて心配していたみたいな「仲いい」だけが取り柄のグループとは程遠い最強実力軍団だけれども、でもやっぱりここまでくるとさ
仲いいが武器。
仲いいからこそ出せる内側からの輝きはもちろん、自己分析が得意なんだろうね。5人で一つだから。(ここでリバイアサンを思い出して笑っちゃった。嵐リバイアサン、案外いい得て妙かも)
”5” is treasure number. だもんね。
・愛の嵐で
ファンへの愛がすさまじかった!
言葉よりも大切なもので翔くんが「この時だけは君とともに」で客席を指さし、カメラ越しにウインクしたのよね。
ウインクしたのよ。
うおおおおおおおおかっこいいいいいい
そして気づくと号泣。
指をさして、そしてウインクのファンサまでのせた翔くん。
「この時」今、コンサートの最中、翔くんと一緒にお祝いできている。彼らを囲む聴衆の一人になっている。
それがもう奇跡だな、って思ったら涙が出ちゃって、止まらなくて。
大体冒頭から翔くんいい顔しているんだもん。
東京ドームを見渡して、ぶわぁーっと集まったなぁ...っていい顔してるの。
それは純粋に、喜びの感情もあるんだろうし、私的には「俺がこんだけ人数集めたぜ」というような感情というべきか。
「いい顔」していたなぁ。
ちなみにそこから前半泣き続けました。もはやなんで泣いてるのかわからないけど、アオゾラペダルなんかさ、ほんと涙止まらなかった。
アオゾラペダルは、まだ言葉に出来ないよ。
1週間経とうとしているけれど。
MCでは泣きすぎてつけまが取れていたので、それを急いでしまったのがいい思い出です。
そしてLove so sweet
「こんな好きな人に出会う季節2度とない」って歌いながら、「こんな好きな人」のところで客席を指さすの。
失礼だけどさ、こんなに愛してくれる人だって思っていなかったよ....。
私が中高というか今もだけどLove so sweetのこのフレーズを聞いて思い出すのは翔くんだけだったんだよ。
これからたくさんの人を好きになるだろうけど、こんなに人生に影響を与えまくって(それも人格形成がなされる思春期に)、あんな必死な思いして好きになる人なんかもういないって思ってる。
翔くんがこのフレーズに合わせて客席を指さしていたのは、私にとって、ファンとアイドルという関係の上で相思相愛であることを確認してくれたみたいでとっても嬉しかった。うれしくってまた泣いたw
翔くんからのでっかい愛、でっかいありがとうを受け取りました。
・俺らジャニーズ代表、嵐 is in da house yo
って言ってみたりしていたのが、事実になってから一体何年経ったことでしょう。
相変らずのスーパーエンターテイナー&爆裂予算規模での実行力に腰を抜かしております。
Digitalianあたりからのテクノロジーの駆使はこのアニバコンで爆発させるためだったの?とも思うし、Japonismあたりからある日本の古典的なエンターテインメントの技術をうまく持ってきて、それを最先端テクノロジーと組み合わせる技術がさらにブラッシュアップされていて、こちらもまたもしや20周年のため??というくらいのここ数年の取り組みが実っていました。
チームラボみがすごかった果てない空。
わたしデジタルアートって近くで見ると思ったより綺麗じゃなくて興ざめしちゃう派なのですが、あんだけデカい会場である程度遠くからみるとその真骨頂を楽しめるというか本当に綺麗で、デジタルアートありだなぁという気持ちにさせられた。
果てない空の面白いところは、BWコンのまだ見ぬ世界へ、とか僕風のプロジェクションマッピングとコラボとかもだけど、デジタル的な演出って近未来的な印象の曲や西洋っぽいものと合わせがちなところ
果てない空、というもはやフリ家ではなく復興ソングとなった曲で、日本の国土を連想させるイメージと重ね合わせながら再生の物語をスローテンポな曲で描いたところがこれのすごいところだと思う。
そしてチームラボは日本人だし。そこの国産とか日本の風景にこだわるところが、観光立国大使とか紅白とかやって、もはや「日本的なもの」というアイデンティティをまとってしまった嵐の宿命を見事に演出として昇華していた。
漢字が降り注ぐのはチームラボさんの演出なのか、潤くんのアイデアなのか知らないけど、(個人的には)ちょいださな感じがジャニーズっぽいな、とも思った。
デジタルテクノロジー、復興の物語、日本の国土、嵐のアイデンティティ、ジャニーズっぽさ、といったあらゆる要素が綺麗にひとつになってて名演出。
Breathlessもすごい好きだった。立ち位置と曲のリズムと、花道、映像のすべてがリンクしていた。
あれやるためには、花道まで全部モニターにする予算&あれをプログラミングできる人間が必要なわけであって嵐の財力と演出への熱があれを実現させていると思うとなおさら熱い!!
日本の技術的なことで言うと、日本っぽい(正確には日本じゃないのかもしれないけど)ところどころ掛け軸みたいな細切れの布に映像を照射して、モニターは別の映像を流してそれを重ね合わせて魅せている演出は地味なんだけどすっごい好きだった。
ああいう地味だけど一ひねり、というか使いどころが試される演出めっちゃ潤くんぽくないですか?私はあああああ松本潤んんんん~~~とおもって転げまわってました。
とくにそれが光ってたのがアオゾラペダルだった気がするので余計に翔潤~~ってなったのかな。なりました。翔くんコーナーに演出をつける松本潤。ああああ。
掛け軸とは別に、メインステージに紗幕みたいなの出てきてその内側で踊る演出、私は好きだった!!復活ラブか。(てか斗真の眼が綺麗でしたね)
あれは舞台っぽい演出で、でもあそこまで派手にやるとドームサイズでも映えるんだなぁ、、、としみじみした記憶が。
めちゃくちゃ3塁の端の席だったので正面から見えなかったのが残念。
あれ中にいる嵐は見えにくいだろうから、ジャニオタ的には嫌いな人もいるのかなぁなんて。
・I say "Lucky", You say "Men" !!!!
例年そうだと思いますが、メインモニターの映像の凝りっぷりが一段と高まっていた気がする。ドームだとモニター見る人多いからね。
昔は衣装がダサいことが多々あったのと同時に(ごめん)映像も「ん??」みたいなのがあって(それはそれでこだわりがあったんだと思うごめん個人の感想)、それが最近めっきりなくなったなーと。
今年はもはや好き!メインモニターに流していた映像だけください!いや待って全部ください!!!って感じなんだけど(結局全部かい)
中でもアホみたいにツボだったのはluckymanの映像。ふにゃふにゃした変な動きする嵐が大量発生しててめっちゃ面白かった。シュールだし。めっちゃ好き。やばい。翔さんが遠くで煽っていたというのもあってあのモニターめっちゃ見ちゃった。
ワイルドアットハートはいつもと同じやつだったよね…?(たぶん)
それはそれでたくさんの思い出詰まった映像だからよかった!!
冒頭腰を抜かしたのは
黒相葉降臨。
いやいや貴族様やりたいのは分かったけどアニバコン冒頭で相葉さんが4人を追い詰めて不敵に笑う映像見れるとかここでもうすでにチケ代ペイしてるやんけ、何事!!?
笑うじゃないわ、嗤う、だわ…………。
ひぇえええええ
黒相葉かっこよすぎて、びっくりして、言葉よりでぐじょぐじょになった顔が1回乾いたもんw
しかも相葉くんめちゃくちゃ強いじゃん!影を操ってるとか何事!!?最強じゃん!!!!!(じたばた)
そこから始まるIll be もまたイリュージョンだし……カッコイイが致死量超えて早くも1回死にました!降参……という感じですよ、ほんとに……
何よりも潤くんが「ここは黒相葉の映像で行きましょう。絶対カッコイイから」とかいうことを考えたかもしれないという事実に萌える。震える。死ねる。(三段活用)
ARASHIの前とARASHI本編が秀逸だった。
トラメのジャケ写から街に飛び出し、5×10のバスが通るような大通りがあるのはこの10年間嵐がトップでい続けてきたことを示しているようだったし、
Jスト移籍(というか立ち上げ)辺りのa Dayやナイスのジャケ写と同じデザインのアニメーションの若者たちが走っている。その青春めいた描写にまた涙が込み上げてくる。
ちょっと郊外の(それこそ八塩だよね)若者たちが夢中で駆け抜けて、夢に向かって走って、大きな街について祝福の渦の中にいるようになるまでを逆再生しているみたいで。
それが56枚のシングルと重なりあって、ひとつの物語になって。
グッと来た所で始まるARASHI
同じように撮ったPVが、なんかくすぐったくて、まぶしくて。
ステージ衣装もさ、キラキラし過ぎず、カジュアル過ぎず、今の嵐がARASHIを歌うのにぴったり!って感じだった。
何も描写してなくてレポになってなくて笑っちゃうんだけどそう思いました。
変に神妙になり過ぎず、それでも何百回と歌ってきた重みを乗せて聞こえるARASHIは、またこれからの未来を切り開く新しいARASHIの響きでした。
再び登場love so sweet
ラブソーだってさ!元は花男の曲やん。
もはやそれで収まらなくなって、嵐の、そして幕開け第2章ってか、代表的な曲になって。
ニノの潤くんがいなきゃあ〜じゃないけども、嵐史的にエポックメイキングな曲なわけで。
それに合わせて流れるメイキングよ。
涙
そもそも本編ラストに「代表曲」のラブソーとハピネス入ってるのがにくい演出なのに、さらにそこでここまでの道のりを重ねていくことの重さよ。
これ、来年50公演分続くのかなぁ。楽しみだね。
ふざけたり笑ったり真面目だったりふざけたりしている嵐がギューって詰まって、まさに「泣きながら笑え〜」状態。
はーーーーー好き。
・示す俺らがPOP Star そうさHIPなPOP Star
オーケストラにcool&soulなんて聞いてないよおおおおーーーーー!!(絶叫)
シンプルにやばい。
オーケストラと言えば、アラフェスでも登場し、あの時もその音色の美しさに鳥肌が立ったのを覚えているけど
今回は指揮潤(cf.24時間テレビ)で、マイガールとかやるのかなぁ…と思いきやここでcool&soulですよ…………(息切れ)
噂によれば、当時のジャニオタにはあのガチラップはさすがにハードルが高いのでは!と関係者内で議論したというこの曲で
ツアーで突っ張ったかと思えばアジアツアーからドームコンサートまで連れて行ったこの曲で!!
オーケストラにヒップホップ合わせるのがヒップホップでどのくらい熱いのか知りませんが!!!素人は度肝を抜かれました!!!!!
がっごいい泣
はーーーーー……ほんとにかっこよかった……(しみじみ)
・「共に過ごした20年サイコーだよ」
シンプルな歌詞の重さに思いを馳せてみる。
想像も出来ない。
メンバー5人の挨拶で、誰もが嘘をつかずに「辛くて大変だったこともあったけれど」と言った。
「サイコー」って言える20年が来て、よかったね、本当によかった。本当に。
翔さんは、おそらくご両親が来ているだろう客席に、「たくさんのことを飲み込んで見守ってくれた両親」の話をした。
翔さんはずっとずっと、両親が飲み込んでいるのを知っていて。
そういう環境にいて。
私は、考えすぎかもしれないけど、ずっと2014年のHで言ってた「悪くは無いかなってところまで来られるよ、来られたよ」って言葉がすこーし引っかかってて。
これは応援する側のエゴなんだけど、「悪くは無いどころじゃなくて想像以上だよ!」って言ってくれたらいいのに、と思ってて。
20周年をひっじょうに「いい顔」で迎えている翔さんを見ると、割とそのくらいのところまで行けたのではないかなぁ……と。
今や、誰がどう見ても日本ではこれ以上ないポジションにいる嵐のメンバーでいて、この景色をご両親や関係者、ファンに見せてくれていることが何よりもの恩返しで
少しファンとしてわがままを言えば、「サイコーだよ」って翔さんが言ってくれているならば
それはもう、私にとってもサイコーです。
・明日に向かって生きていくのさ
ここからはレポでもなんでもない感想なのですが、このコンサート行って、人生頑張ろうって思いました。
潤くんは「まだまだ見たい景色がある」っていうし、とても貪欲。
嵐の皆さん、夢に向かって貪欲じゃないですか。だから私もファンとして、夢に向かって貪欲でありたいと思った。
這いつくばって気合い入れて、夢に向かって走り出せ!!
勝てるかはわからないけど、でも、わたし、あんなアラフォーになりたいと思った。
あんな風に20年を振り返ることができる大人になりたいと思った。
またいっちょギア入れて、頑張りますかね!
・どんな時も支えてくれた笑い、泣いた仲間へ
これは余談ですが、今回、中学で初めて出来た友達=嵐友達と一緒に入ったんですよね。
中高大と人との出会いと別れがある中で、こうやって昔の友達とまだ一緒にい続けられること、本当に奇跡だなぁと。
嵐が嵐でいたことも、お互いが嵐ファンで居続けたことも、どこまでも奇跡で、2人で東京ドームに居られてよかった。
初めてのワクワク学校で、一生のうちで親友と呼べる人は5人くらいしか現れないという話が大野くんからあったとおもうけども、彼女とはそういう友人になれるのかなぁ……なんてね。
嵐の曲がかかる度にたくさんの思い出が蘇った。
文化祭で踊ったなぁとか。
留学中に聞いたなぁとか。これは大学の友達が好きそうだなぁ、とか。
嵐が無数の人に支えられていたように、私もたくさんの人に囲まれて、たくさんの人と触れ合って、嵐ファンをアイデンティティの一部にする生活をしてきたんだ、、としみじみ。
ニノが「ありがとうを言っていい制限はないけど、言わなきゃいけない回数は決まってて」「ありがとうのタイミングは難しいようで、いつでもいいから今日家に帰ったら言えばいい」
なんて言っていたけれど。本当に、私はたくさんの友人達にありがとうを伝えたい。
嵐、私の友人、両親、
ありがとうございます!
そしてこれからもよろしくお願いします!